取引明細書送付サイクルの使用方法
取引明細書送付サイクルを使用して、取引明細書を顧客にいつ送信するかを決定します。取引明細書送付サイクルを顧客およびサイト・レベルのプロファイルに割り当てます。
特定の顧客の取引明細書を印刷する場合は、次のようになります。
-
顧客の取引明細書サイトを定義した場合、Receivablesでは、顧客アカウント・プロファイルに定義されている取引明細書送付サイクルが、印刷に使用するデフォルトの取引明細書送付サイクルとして使用されます。
-
取引明細書サイトを定義しなかった場合は、印刷実行に含まれる該当する請求先サイトごとに、顧客サイト・プロファイルに定義されている取引明細書送付サイクルが使用されます。
顧客を選択しない場合、印刷実行用に入力した取引明細書送付サイクルと一致する取引明細書送付サイクルを持つすべての顧客の取引明細書が印刷されます。
取引明細書送付サイクルを作成する場合、サイクルに使用する間隔(週次、月次、四半期)と、サイクルで取引明細書を印刷する日付を定義します。また、特定の取引明細書日付をスキップするかどうかも指定できます。
Receivablesでは、顧客の取引明細書送付サイクルが1つ以上の取引明細書日付で印刷をスキップするように設定されている場合でも、この顧客の取引明細書を最後に印刷した時点から現在の取引明細書日付までのすべての活動が含まれます。Receivablesでは、取引明細書の前期間からの未回収借方品目も含まれます。
シナリオ
次の条件について考えてみます。
-
システム日付: 2011年9月3日
-
取引明細書日付: 2011年9月1日
-
前の取引明細書の日付: 2011年6月1日(スキップ)
-
取引明細書送付サイクル: 四半期
この取引明細書に含まれる活動の範囲は、取引明細書が最後に印刷された日付(2011年3月1日)から現在の取引明細書日付(2011年9月1日)にわたります。前の2011年6月1日の取引明細書はスキップされたため、その期間の活動は現在の取引明細書に表示されます。
この図は、この取引明細書に含まれる活動を示しています。
![次の図には、トランザクション活動と取引明細書日付を
示す2本の線があり、例に示された条件に従って取引明細書を
印刷した結果を表しています。](images/ar_subm_scyc_02_20039139.png)
この表は、トランザクション日に基づいて取引明細書の特定のトランザクションを含めるために使用されるロジックの説明を示しています。
請求書作成日 |
取引明細書に含まれるか |
---|---|
請求書日付: 2011年2月28日 |
いいえ。2011年3月1日と2011年8月31日の間に請求書が未処理であるか、クローズされた場合を除きます。 |
請求書日付: 2011年8月30日 |
はい。請求書日付が、取引明細書の最終印刷日と取引明細書日付の間にあるためです。 |
請求書日付: 2011年9月2日 |
いいえ。請求書日付が取引明細書日付より後であるためです。 |