ロックボックス伝送フォーマット
ロックボックス入金処理では、管理ファイル(.ctl)とも呼ばれる伝送フォーマットを使用して、Receivablesインタフェース表にインポートするために銀行ファイル内のデータを編成する方法を指定します。
管理ファイルは、ロックボックス入金を転送するために多数の銀行で使用される業界標準に基づいています。
ロックボックス入金処理中:
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「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスは、銀行ファイル名のプリフィクスに基づいて、使用する管理ファイルを識別します。たとえば、Arlockboximportbai2_mmddyyyy.datファイルはarlockboximportbai2で始まるため、このプロセスではこの伝送フォーマットを使用します。
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ロックボックス検証プロセスでは、伝送フォーマットの構造を使用して、データが銀行ファイルから表に正しく転送されることを確認します。
伝送フォーマット
次のリストは、事前定義済の売掛/未収金伝送フォーマットを示しています。BAI管理ファイルおよびEDI823管理ファイルは、固定長のテキストベースのデータ・ファイルです。
BAI管理ファイルおよびEDI823管理ファイルが特定の顧客の特定の要件を満たすことができない場合、Receivablesでは、カンマ区切りのFBDI管理ファイル(arlockboximportc.ctl)および対応するスプレッドシートも提供されます。
BAI (arlockboximportbai.ctl)
Bank Administration Instituteによって作成されたオリジナル・フォーマット。
BAI 2.0 (arlockboximportbai2.ctl)
Bank Administration Instituteによって作成された更新済フォーマット。
BAI2拡張(arlockboximportextbai2.ctl)
拡張フィールド長を提供する更新済フォーマット。
ORA_BAI2-EXTENDED_GENERIC (arlockboximportgenbai2.ctl)
比較可能なデータを保持するデータベース表のフィールド長に類似したフィールド長を持つ、BAI2拡張フォーマットに類似した更新済フォーマット。
EDI823 (arlockboximportedi823.ctl)
電子データ交換(EDI)環境で使用されるフォーマット。
売掛/未収金標準入金のインポート(FBDI) (arlockboximportc.ctl)
CloudのFBDIプロセス管理ファイルに類似したフォーマット。これらのファイルは、カンマ区切りデータ・ファイルに対応するマクロ対応スプレッドシート・テンプレートを提供します。
日本全銀フォーマット(ORA_ZENGIN_LOCKBOX) (arlockboximportzenginr.ctl)
支払人カナ名を使用して日本の顧客を識別する全銀データのフォーマット。
VANが設定された日本全銀フォーマット(ORA_ZENGIN_LOCKBOX_VAN) (arlockboximportzenginvan.ctl)
日本の顧客を識別するための仮想口座番号(VAN)がサポートされた全銀データのフォーマット。