売掛/未収金XMLトランザクションを送信するためのOracle B2Bの設定

Oracle B2B Serverは、当該会社と取引先の間のやり取りを管理するOracle SOA Suiteコンポーネントです。Oracle Receivablesでは、Oracle B2B Serverを使用してトランザクションをXMLフォーマットで顧客取引先に送信するためのアウトバウンドOracle B2Bフローをサポートしています。

ReceivablesのOracle B2Bフローの設定では、次の既存の要素が使用されます。

  • XMLスキーマ文書のガイドライン

  • OAG-7.2.1-PROCESS_INVOICE_002-OAG_DEF文書定義

  • ホスト取引先MyCompany

売掛/未収金トランザクションをXMLで送信するためにOracle B2Bを設定するには:

  • ホスト取引先とリモート取引先の構成

  • ホスト取引先とリモート取引先の間の契約の構成

取引先の構成

自社をホスト取引先として構成し、XML文書を受信するすべての顧客をリモート取引先として構成します。

取引先を構成するには:

  1. Oracle B2Bサーバーにログインします。

  2. 「管理」ページにナビゲートします。

  3. 「文書」タブをクリックします。

  4. OAG-7.2.1-PROCESS_INVOICE_002-OAG_DEF文書定義ファイルをロードします。

  5. 「タイプ」タブをクリックします。

  6. 「B2B取引パートナ・コード」という名前の新しい内部識別子を追加します。

    この名前は、顧客アカウント・プロファイルのフィールド名と一致します。

  7. 「パートナ」ページにナビゲートします。

  8. 「パートナ」セクションで、デフォルトのホスト・パートナ「MyCompany」を選択します。

  9. 必要に応じて、デフォルトのホスト・パートナ名を、実際の企業を反映した名前に更新します。

  10. 「ドキュメント」タブをクリックします。

  11. OAG-7.2.1-PROCESS_INVOICE_002-OAG_DEF文書定義がホスト取引先に割り当てられていることを確認します。

  12. 「送信者」オプションが有効になっていることを確認します。

  13. 「パートナ」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

  14. リモート取引先の名前を入力します。

  15. 以前に作成した内部識別子タイプのB2B取引先コードを選択して、識別子の値を入力します。

    この値が、このリモート取引先の顧客アカウント・プロファイルの「B2B取引パートナ・コード」フィールドに入力する値です。

  16. 「ドキュメント」タブをクリックします。

  17. 「追加」アイコンをクリックして、OAG-7.2.1-PROCESS_INVOICE_002-OAG_DEF文書定義をリモート取引先に関連付けます。

  18. 「受け側」オプションを有効にします。

  19. 「チャネル」タブをクリックします。

  20. リモート取引先のチャネルを定義します。

    このチャネルにより、XMLトランザクションをB2Bからリモート取引先に送信する方法(直接、Oracle Supplier Network (OSN)を使用、またはサード・パーティ・サービスを使用)が決まります。

    Oracle Supplier Network (OSN)を使用して通信している場合は、一般識別子を選択してOSNのIPアドレスを入力します。

  21. 各リモート取引先について、ステップ13から20を繰り返します。

契約の構成

取引先契約では、2つの取引先(送り側と受け側)がビジネス文書を交換できるようにするための条件が定義されています。この契約に、取引先、取引先識別子、文書定義およびチャネルが示されます。

契約は、ホスト取引先および1つのリモート取引先の2つの取引先で構成され、これらの取引先間におけるビジネス・トランザクションの1つのタイプを表します。たとえば、ホスト取引先MyCompanyとリモート取引先ABC Solutionsが購買オーダーと請求書の両方を定期的に交換する場合、各文書定義に対して2つの個別契約が必要になります。

ホスト取引先とリモート取引先の間の契約を構成するには:

  1. Oracle B2Bサーバーにログインします。

  2. 「パートナ」ページにナビゲートします。

  3. 「契約」セクションで、「追加」アイコンをクリックして、ホスト取引先MyCompanyの新しい契約を開きます。

  4. 契約のIDと名前を入力します。

  5. 契約パラメータを入力します。

  6. この契約の文書定義「OAG-7.2.1-PROCESS_INVOICE_002-OAG_DEF」を選択します。

  7. この契約に含めるリモート取引先を選択します。

  8. リモート取引先のチャネルを選択します。

  9. リモート取引先の識別子を追加します。

  10. 「保存」をクリックして、契約を保存します。

  11. 「検証」をクリックして、契約を検証します。

  12. 「デプロイ」をクリックして、契約をデプロイします。

    デプロイメントは、契約を設計時リポジトリから実行時リポジトリにアクティブ化するプロセスです。

  13. ホスト取引先とこのリモート取引先の間の各契約について、ステップ3から12を繰り返します。