伝送プロトコル

コンピュータは、伝送プロトコルを使用してネットワーク上で相互に通信します。Oracle Fusion Paymentsから支払システムに支払ファイルなどのデータを伝送するために、実装担当者は、支払システムが受信できるプロトコルを定義します。

Paymentsには、FTP、HTTP、HTTPSなど、事前に定義された業界標準の伝送プロトコルが用意されています。これらは、次のもので構成されています。

  • 支払システム・サーブレットが伝送を行うために使用するコード入力ポイント

  • 伝送構成で値を指定する必要がある、ネットワーク・アドレスやポートなどのパラメータのリスト

  • 支払サーブレットに依存せず、Paymentsエンジンからコールできる伝送プロトコル入力ポイント

伝送プロトコルでは通信に必要なパラメータが定義され、伝送構成では各パラメータに指定する値が定義されます。伝送構成と支払システムは、資金取得については資金取得プロセス・プロファイルで、支出については支払プロセス・プロファイルで関連付けられます。

ノート: このノートは、オンプレミスのお客様にのみ適用され、Oracle Cloudのお客様には適用されません。推奨されるファイルベース伝送プロトコルは、セキュア・ファイル転送プロトコル(SFTP)です。ファイル転送プロトコル(FTP)は保護されていないため、従来のサード・パーティ要件を満たすためにのみ使用してください。FTPは、仮想プライベート・ネットワークや、データ・リンク・レベルの暗号化が有効になっている専用回線などのセキュア・リンク上で使用する必要があります。