税率の設定に関する考慮事項

税金ステータスおよび税管轄区域に対して税率を設定します。税金ステータスについては、税金ステータスによって識別される適用可能な税率ごとに、税率レコードを設定します。

税管轄区域については、様々な税管轄区域内の特定の税金の税率差異を指定した税率レコードを設定します。たとえば、州の市区町村売上税には、同じ税に対してそれぞれ特定の税率が設定された個別の市区町村税管轄区域が含まれる場合があります。

トランザクション時に、設定に応じて、計算された税金明細の税率を上書きできます。

数量ベースの税率

税率は、パーセントまたは単位当たりの値として定義できます。単位を入力すると、税率を適用するための検証に合格する必要があります。これには、次のものが含まれます。

  • 一致する単位がトランザクションに必要です。トランザクションの単位が異なる場合は、税率単位とトランザクション単位の単位換算を定義する必要があります。

  • 1つの税率期間に対して存在できるアクティブな税率は1つのみです。単一の税率コード内で使用される可能性がある単位ごとに1つの税率を作成することはできません。

税金明細の税率の上書き

構成オプションには、税金明細の計算済税率の上書きを許可するオプションが含まれています。設定時には、次の管理を考慮してください。

  • 計算済税金明細の上書きの許可: 税金明細を手動で上書きする必要がある場合は、構成所有者とイベント区分の組合せに対してこのオプションを選択します。このオプションは、構成所有者およびイベント区分の「構成所有者税金オプションの作成」ページにあります。構成所有者税金オプションが存在しない場合は、事前定義済のイベント区分設定の値が使用されます。

  • 計算済税金明細の上書きの許可: 計算済税金明細の値を上書きできるようにするには、関連する税金レコードでこのオプションを選択します。

  • 税率上書きの許可: 計算済税金明細の税率を上書きできるようにするには、関連する税金ステータス・レコードでこのオプションを選択します。

  • アドホック税率の許可: 事前定義された税率に制限されずに、計算済税金明細のユーザーが税率を柔軟に入力できるようにする場合は、税率レコードでこのオプションを選択します。

    アドホック税率を許可する場合は、税額に対する調整で課税標準や税率を更新するかどうかを指定する必要があります。

ノート: 「トランザクション税金明細上書き」プロファイル・オプションを設定して、異なる税金ステータスや税率の選択など、トランザクション明細を変更できるユーザーを管理できます。