キーボードを使用した請求書の訂正
正しいテキストを買掛管理のフィールドに直接入力して、未完了の請求書を修正することもできます。
未完了の請求書は「スキャン」情報タイルに表示されます。編集用に請求書を開き、IDRで認識されなかったフィールドを選択します。正しい値を入力すると、対話型ビューアによって、入力したテキストと一致するデータの出現箇所がすべて検出され、それらが黄色で強調表示されます。選択した値は紫で強調表示されます。対話型ビューアでは、番号ベースのフィールドに2文字(金額、数量、価格など)を入力するとすぐに一致の検索が開始されます。同様に、「購買オーダー番号」、「請求書番号」、「日付」などの数字と文字の両方をサポートするフィールドでは、3文字以上入力すると一致の検索が開始されます。
対話型ビューアで一致候補が黄色と紫で強調表示されたら、右矢印キーと左矢印キーを使用して強調表示された属性間を移動できます。入力を開始すると、一致するテキストが強調表示されます。たとえば、数値フィールドに「inv」と入力すると、対話型ビューア上のinvがすべて強調表示されます。
文字を入力せずに属性全体を取得するには、[Ctrl]キーと[Space]キーを使用します。これらを同時に押すと、対話型ビューア上の紫で強調表示された値が、「請求書の編集」ページで選択したフィールドに直接コピーされます。コピー操作がおよぶ範囲は次の空白文字までです。
invのみではなく属性の値全体を入力し、[Enter]キーを押すと、強調表示された値が、買掛管理UIで選択したフィールドにコピーされます。値が紫色で強調表示されます。その場所が値のある唯一の場所である場合、他の値は強調表示されません。入力した値全体に一致する値が他にもある場合は、それらが黄色で強調表示されます。その場合は右または左矢印キーを使用して、正しい値が紫で強調表示されたことを確認する必要があります。請求書が保存されると、サプライヤに対する適応学習も保存されます。
対話型ビューアでのキーボードを使用した請求書の訂正の例
この例では、電力会社Promegaからの請求書について考えます。この会社では請求書番号のフィールド・ラベルまたは識別子として参照番号を使用しています。処理中に、IDRはそれを有効な請求書番号識別子として認識しませんでした。その結果、請求書は「スキャン」情報タイルに「未完了」として表示され、請求書番号フィールドは空白になります。
対話型ビューアを使用して請求書を修正するには、次のステップに従います。
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「請求書の編集」ページで、更新する必要があるフィールドを選択します。
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正しい情報の入力を開始します。この例では、最初の数文字を入力すると、一致候補が強調表示されます。左右の矢印キーを使用して、強調表示された値間を移動します。
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[Ctrl]キーと[Space]キーを同時に押して、現在選択している強調表示されたフィールドを選択します。このキーの組合せでは、強調表示されている文字だけでなく、空白文字に達するまでの残りの文字も選択されます。請求書番号が移入されました。
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請求書を保存します。
これにより、ステータスが「未完了」から「未検証」に変わります。IDRで今後のPromega社の請求書から請求書番号を抽出する方法について学習しました。ステータスが「検証済」に変わった後は、請求書は「スキャン」情報タイルに表示されません。請求書は「最近」情報タイルに移動します。