ISO 20022 SEPAおよびCGIのクレジット振替メッセージのグループ化方法

クレジット振替メッセージは、開始パーティから転送エージェントまたは債務者エージェントに送信される支払開始のメッセージ・フォーマットです。これは、債務者の口座から債権者への資金の移動を要求する場合に使用されます。

CustomerCreditTransferInitiationV05 (pain.001.001.05)と呼ばれるこのメッセージ・フォーマットは、国際標準化機構(ISO)によって承認されています。ISO 20022は、すべての金融メッセージの開発におけるグローバル標準です。

Oracle Fusion Paymentsでは、SEPAとCGIという、2つのクレジット振替メッセージ・フォーマットのバージョンが提供されています。単一ユーロ支払地域(SEPA)はクレジット振替の標準プロセスを提供するシステムであり、欧州の国または地域内の個人および会社が低コストでトランザクションを作成できます。共通グローバル実装(CGI)は、ISO 20022が企業と銀行の間で使用される一般的なXML標準として広く受け入れられるよう推進するフォーラムを提供する組織です。

ISO 20022のクレジット振替メッセージ・フォーマットは、次の表で説明するように、3つのレベルのXMLメッセージ構造を持ちます。

レベル

レベル名

レベルの内容

1

グループ・ヘッダー

メッセージ内に含まれるすべての個別のトランザクションで共有される情報

2

支払情報

クレジット振替開始に含まれる支払トランザクションの借方サイドに適用されるデータ

3

補足データ

構造化された要素などの特定のブロックに取得できない追加情報

必須のグループ化オプション

「支払プロセス・プロファイルの作成」ページおよび「支払プロセス・プロファイルの編集」ページの「グループ化」タブには、支払ファイル内のトランザクションのグループ化方法をPaymentsに通知するクレジット振替メッセージ・フォーマットの両方のバージョン(SEPAとCGI)に対する、必須のISO 20022グループ化オプションが含まれます。

次の表は、Paymentsのグループ化オプションと、クレジット振替メッセージ・フォーマットのSEPAとCGIのバージョンのISO 20022要素とのマッピングについて説明しています。

「支払プロセス・プロファイルの作成」ページおよび「支払プロセス・プロファイルの編集」ページの「グループ化」タブの必須のグループ化オプション

ISO 20022要素へのマッピング

支払日

要求された実行日

支払銀行口座

  • 債務者の口座

  • 債務者

  • 債務者エージェント

オプションのグループ化オプション

「支払プロセス・プロファイルの作成」ページおよび「支払プロセス・プロファイルの編集」ページの「グループ化」タブには、支払ファイル内のトランザクションをオプションでグループ化する方法をPaymentsに通知するクレジット振替メッセージ・フォーマットの両方のバージョン(SEPAとCGI)に対する、オプションのISO 20022グループ化オプションが含まれます。

次の表は、Paymentsのグループ化オプションと、クレジット振替メッセージ・フォーマットのSEPAとCGIのバージョンのISO 20022要素とのマッピングについて説明しています。

「支払プロセス・プロファイルの作成」ページおよび「支払プロセス・プロファイルの編集」ページの「グループ化」タブのオプションのグループ化オプション

ISO 20022要素へのマッピング

決済優先度

指示優先度

サービス・レベルおよび決済チャネル

サービス・レベルおよびローカル支払手段

最終債務者

最終債務者

手数料負担者

手数料負担者

カテゴリ目的

カテゴリ目的