15 学習オブジェクトのロード
この章の内容は次のとおりです。
クラスルーム・リソースのロード: 例
クラスルーム・リソースは、オンサイトのインストラクタ指導アクティビティの場所です。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してクラスルーム・リソース・オブジェクトをロードする方法について説明します。
クラスルーム・リソースの作成
次のClassroomResource.datファイルの例では、ソース・キーを使用してクラスルーム・リソース・オブジェクトを作成する方法を示します。
COMMENT Create a Classroom Resource object using source keys
METADATA|ClassroomResource|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ClassroomResourceNumber|Title|Description|Capacity|ContactId(SourceSystemId)|LocationId(SourceSystemId)|OwnedByPersonId(SourceSystemId)
MERGE|ClassroomResource|VISION|201803081352|RSC-201803081352-HDL|Title:RSC 201803081352 HDL|Desc:RSC 201803081352 HDL|30|300213211235|SSLoc_DDT_US_Allenton _St Louis_MO|300213211235
次のClassroomResource.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してクラスルーム・リソース・オブジェクトを作成する方法を示します。
COMMENT Create a Classroom Resource object using user keys
METADATA|ClassroomResource|ClassroomResourceNumber|Title|Description|Capacity|ContactNumber|LocationCode|SetCode|OwnedByPersonNumber
MERGE|ClassroomResource|RSC-201803081355-HDL|Title:RSC 201803081355 HDL|Desc:RSC 201803081355 HDL|30|8153757|DDT_US_Allenton _St Louis_MO|COMMON|8153757
コース講義価格設定デフォルトのロード: 例
コース講義価格設定デフォルト・オブジェクトは、コース講義のデフォルトの価格設定ルール値です。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してコース講義価格設定デフォルト・オブジェクトをロードする方法について説明します。
コース講義価格設定デフォルトの作成
次のCourseOfferingPricingDefaults.datファイルの例では、コース講義価格設定デフォルト・オブジェクトをユーザー・キーで識別します。
METADATA|CourseOfferingPricingDefaults|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PricingRuleNumber|CurrencyCode|OfferingType|CourseNumber
MERGE|CourseOfferingPricingDefaults|2018/02/04||PR-201802041720-HDL|USD|ORA_SP|COURSE-201802041711-HDL
OfferingType属性の有効な値は、ORA_WLF_LEARN_DELIVERY_MODE参照タイプで定義されます。次のいずれかの値を指定します。
講義タイプ値 | 意味 |
---|---|
ORA_BLENDED |
混合 |
ORA_ILT |
インストラクタ指導 |
ORA_ONSITE_IL |
インストラクタ指導オンサイト |
ORA_ONLINE_IL |
インストラクタ指導オンライン |
ORA_SP |
自己ペース |
ORA_OFFLINE_SP |
自己ペース・オフライン |
ORA_ONLINE_SP |
自己ペース・オンライン |
コース講義価格設定コンポーネントの作成
1つのコース講義価格設定デフォルト・オブジェクトに対して、1つ以上のコース講義価格設定コンポーネントを作成できます。次のCourseOfferingPricingDefaults.datファイルの例では、ユーザー・キーで識別される2つのコース講義価格設定コンポーネントを作成します。
METADATA|CourseOfferingPricingComponent|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PricingComponentNumber|PricingComponentType|Price|IncludeInSelfServicePricing|Required|PricingRuleNumber
MERGE|CourseOfferingPricingComponent|2018/02/04||PC-201802041721-HDL|ORA_LIST_PRICE|100|N|N|PR-201802041720-HDL
MERGE|CourseOfferingPricingComponent|2018/02/04||PC-201802041722-HDL|ORA_LIST_PRICE_ADJ|200|N|N|PR-201802041720-HDL
PricingComponentType属性の有効な値は、ORA_WLF_PRICING_TYPE参照タイプで定義されます。次の値が事前に定義されています。
値 | 意味 |
---|---|
ORA_LIST_PRICE |
価格のリスト |
ORA_LIST_PRICE_ADJ |
価格修正のリスト |
コースのロード: 説明
コースは、特定の結果を伴う単一の主題に関する授業です。コースには、コースの結果を達成するために学習者が受けられる講義があります。コース・オブジェクトは、コースに関する管理情報を提供します。ここには、1つ以上の講義コンポーネントが含まれ、それぞれで単一の講義に関する管理情報が提供されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してコースを正常にロードするために理解する必要があるコース・オブジェクトの側面について説明します。
講義コンポーネント
HCMデータ・ローダーを使用してロードする講義コンポーネントには、次のルールが適用されます。
-
OfferingType属性の有効な値は、ORA_WLF_LEARN_DELIVERY_MODE参照タイプで定義されます。次のいずれかの値を指定します。
講義タイプ値 意味 ORA_BLENDED
混合
ORA_ILT
インストラクタ指導
ORA_ONSITE_IL
インストラクタ指導オンサイト
ORA_ONLINE_IL
インストラクタ指導オンライン
ORA_SP
自己ペース
ORA_OFFLINE_SP
自己ペース・オフライン
ORA_ONLINE_SP
自己ペース・オンライン
注意: 既存の講義の講義タイプは更新できません。 -
講義コンポーネントでは、QuestionnaireCode属性を使用して、質問リスト・オブジェクトを参照します。デフォルトの質問リストを識別するには、属性を-1.に設定します。
インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネント
VirtualClassroomURL属性またはClassroomResourceNumber属性のいずれかの値を指定する必要があります。次の値を指定します。
-
VirtualClassroomURLの値。この場合、現在のアクティビティはオンライン・アクティビティになります
-
ClassroomResourceNumberの値。この場合、現在のアクティビティはオンサイト・アクティビティになります
-
VirtualClassroomURLとClassroomResourceNumberの両方の値。この場合、現在のアクティビティはオンサイト・アクティビティになります
インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントには、アクティビティに必要なリソースを識別する子コンポーネントがあります。
-
インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネント自体に対して単一のクラスルーム・リソースを識別できます。追加のクラスルーム・リソースを識別するには、クラスルーム予約コンポーネントを使用します。クラスルーム予約コンポーネントから参照されるクラスルーム・リソース・オブジェクトが存在する必要があります。
-
インストラクタを追加するには、インストラクタ予約コンポーネントを使用します。インストラクタ予約コンポーネントから参照されるインストラクタ・リソース・オブジェクトが存在する必要があります
自己ペース・アクティビティ・コンポーネント
ContentNumber属性の値を指定すると、アクティビティは自己ペース・オンライン・アクティビティとして分類されます。それ以外の場合、アクティビティは自己ペース・オフライン・アクティビティとして分類されます。
コースのロード: 例
このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してコース・オブジェクトとそのコンポーネントをロードする方法について、例を示して説明します。
コース・オブジェクトのロード
次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してコース・オブジェクトをロードする方法を示します。
METADATA|Course|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|CourseNumber|Title|ShortDescription|PublishStartDate|PublishEndDate|MinimumExpectedEffort|MaximumExpectedEffort|CurrencyCode|MinimumPrice|MaximumPrice|TrailerLiNumber|OwnedByPersonNumber|SourceType|SourceId|SourceInfo
MERGE|Course|2018/02/04||COURSE-201802041711-HDL|Title:COURSE 201802041711|ShortDesc:COURSE201802041711|2018/02/04|2019/02/03|0|1|USD|0|0|OLC103778|8153757|FUSION_HCM_LEARNING|201802041711|HCM Learning Source Info for 201802041711 HDL Update
講義コンポーネントのロード
次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して講義コンポーネントをロードする方法を示します。
METADATA|Offering|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|OfferingNumber|Title|OfferingType|PublishStartDate|PublishEndDate|LanguageCode|MinimumCapacity|MaximumCapacity|QuestionnaireCode|QstnrRequiredForCompletion|CourseNumber|OwnedByPersonNumber|SourceType|SourceId|SourceInfo
MERGE|Offering|2018/02/04||OFFERING-201802041712-HDL|Title:Offering 201802041712|ORA_BLENDED|2018/02/04|2019/02/03|US|5|30|-1|N|COURSE-201802041711-HDL|8153757|FUSION_HCM_LEARNING|201802041712|HCM Learning Source Info for 201802041712
インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントのロード
次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してインストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントをロードする方法を示します。
METADATA|InstructorLedActivity|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ActivityNumber|Title|ActivityDate|ActivityStartTime|ActivityEndTime|TimeZone|ExpectedEffort|SelfCompleteFlag|OfferingNumber|VirtualClassroomUrl|ClassroomResourceNumber|SourceType|SourceId|SourceInfo
MERGE|InstructorLedActivity|2018/02/04||ILT-ACT-201802041713-HDL|Title:ILT ACT 201802041713|2018/02/04|10:00:00|19:00:00|America/Los_Angeles|30|Y|OFFERING-201802041712-HDL|http://www.example.com|RSC-201802041710-HDL|FUSION_HCM_LEARNING|201802041713|HCM Learning Source Info for 201802041713
COMMENT Load two Ad Hoc Resource components
METADATA|AdhocResource|AdhocResourceNumber|Name|Description|Quantity|ActivityNumber
MERGE|AdhocResource|ADHOC-201802041714-HDL|SS-ADHOC-RESOURCE-1|SS-ADHOC-RESOURCE-1 DESC|30|ILT-ACT-201802041713-HDL
MERGE|AdhocResource|ADHOC-201802041715-HDL|SS-ADHOC-RESOURCE-2|SS-ADHOC-RESOURCE-2 DESC|30|ILT-ACT-201802041713-HDL
COMMENT Load one Classroom Reservation component
METADATA|ClassroomReservation|ClassroomReservationNumber|ClassroomResourceNumber|ActivityNumber
MERGE|ClassroomReservation|CRSV-201802041716-HDL|OLC136311|ILT-ACT-201802041713-HDL
COMMENT Load two Instructor Reservation components
METADATA|InstructorReservation|InstructorReservationNumber|InstructorResourceNumber|ActivityNumber
MERGE|InstructorReservation|INSTR-201802041717-HDL|8153762|ILT-ACT-201802041713-HDL
MERGE|InstructorReservation|INSTR-201802041718-HDL|8153771|ILT-ACT-201802041713-HDL
自己ペース・アクティビティ・コンポーネントのロード
次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して自己ペース・アクティビティ・コンポーネントをロードする方法を示します。
METADATA|SelfPacedActivity|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ActivityNumber|ActivityPosition|Title|ExpectedEffort|SelfCompleteFlag|ContentNumber|OfferingNumber|SourceType|SourceId|SourceInfo
MERGE|SelfPacedActivity|2018/02/04||SP-ACT-201802041719-HDL|1|Title:SP ACT 201802041719|8|N|OLC103580|OFFERING-201802041712-HDL|FUSION_HCM_LEARNING|201802041719|HCM Learning Source Info for 201802041719
レガシー学習アイテムのロード: 例
レガシー学習アイテムは、学習者の学習履歴に含める完了したコースまたは講義を表します。レガシー学習アイテムにはサポート・コンテンツはなく、これらを他の学習者に割り当てることはできません。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してレガシー学習アイテム・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。
レガシー学習アイテムの作成
次のLegacyLearningItem.datファイルの例では、学習者の学習履歴に表示されるレガシー学習アイテムを作成します。この例では、ソース・キーによってレガシー学習アイテムが識別されます。
COMMENT: Data for Business Object LegacyLearningItem
METADATA|LegacyLearningItem|EffectiveStartDate|LearningItemNumber|Title|ShortDescription|OwnedByPersonNumber|SourceType|SourceId|SourceInfo|SourceSystemOwner|SourceSystemId
MERGE|LegacyLearningItem|2017/07/26|LEGACY-201710161121-HDL|Title:Legacy LI 201710161121|DescShort:LEGACY-201710161121|8153756|FUSION_HCM_LEARNING|201710161121|HCM Learn 201710161121 Source Info|VISION|201710161121
HCMデータ・ローダーを使用してレガシー学習アイテム・オブジェクトを作成する場合は、次のルールが適用されます。
-
OwnedbyPersonNumber属性によって識別された個人が、ターゲット環境に存在する必要があります。
-
LearningItemNumberは必須です(このレコードを一意に識別する英数字の値)。この先頭をOLCという文字にしないでください。これらの文字は、Oracle Learning Cloudカタログ・アイテム用に予約されています。
-
有効開始日は、レガシー学習アイテム・レコードを参照する、学習レコードなどの有効日レコードの開始日以前にする必要があります。デフォルトでは、有効終了日は終了時間です。既存のレガシー学習アイテム・オブジェクトの有効開始日と有効終了日は変更できません。
レガシー学習アイテムの翻訳された名前および摘要のロード
レガシー学習アイテムの名前とその摘要を翻訳できます。レガシー学習アイテムがターゲット環境に存在するようになったら、翻訳データをLegacyLearningItemTranslation.datファイルに指定します。次のLegacyLearningItemTranslation.datファイルの例では、既存のレガシー学習アイテム・オブジェクトの名前および摘要の翻訳を提供します。ここでは、ソース・キーによってオブジェクトが参照されます。
COMMENT: Data for Business Object LegacyLearningItemTranslation
METADATA|LegacyLearningItemTranslation|EffectiveStartDate|Language|LearningItemNumber|Title|ShortDescription|SourceSystemOwner|SourceSystemId
MERGE|LegacyLearningItemTranslation|2017/07/26|FR|LEGACY-201710161121-HDL|French Title:Legacy LI 201710161121|French ShortDesc:LEGACY-201710161121|VISION|201710161121
講義カスタム価格設定オブジェクトのロード: 例
講義カスタム価格設定オブジェクトは、コース講義のカスタムの価格設定ルールです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して講義カスタム価格設定オブジェクトをロードする方法について説明します。
講義カスタム価格設定オブジェクトの作成
次のOfferingCustomPricing.datファイルの例では、講義カスタム価格設定オブジェクトをユーザー・キーで識別します。
METADATA|OfferingCustomPricing|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PricingRuleNumber|CurrencyCode|OfferingNumber
MERGE|OfferingCustomPricing|2018/02/04||PR-201802041723-HDL|USD|OFFERING-201802041712-HDL
講義カスタム価格設定コンポーネントの作成
次のOfferingCustomPricing.datファイルの例では、ユーザー・キーで識別される2つの講義カスタム価格設定コンポーネントをロードします。
METADATA|OfferingCustomPricingComponent|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PricingComponentNumber|PricingComponentType|Price|IncludeInSelfServicePricing|PricingRuleId|PricingRuleNumber
MERGE|OfferingCustomPricingComponent|2018/02/04||PC-201802041724-HDL|ORA_LIST_PRICE|100|N|PR-201802041723-HDL
MERGE|OfferingCustomPricingComponent|2018/02/04||PC-201802041725-HDL|ORA_LIST_PRICE_ADJ|200|N|PR-201802041723-HDL
有効なPricingComponentTypeの値は、ORA_WLF_PRICING_TYPE参照タイプで定義されます。次の値が事前に定義されています。
値 | 意味 |
---|---|
ORA_LIST_PRICE |
価格のリスト |
ORA_LIST_PRICE_ADJ |
価格修正のリスト |