33レート定義
この章の内容は次のとおりです。
レート定義の概要
レート定義を作成して、報酬レート、有給休暇レート、エレメント・エントリ値、または基準で定義された値を計算できます。レートが複数のバランスまたはエレメント・エントリに基づいている場合、または他のレート定義を参照している場合は、複数のレート・コントリビュータを指定できます。
グローバル給与アプリケーションでは、様々な基準と条件に基づいてレートが計算されます。また、50000年次、7.25毎時など、指定した周期のレート値を返します。また、周期ではなく、1つの単位の値を戻すレートもサポートしています。
レート値をライブで計算するか、「HCMレートの生成」プロセスの結果に基づいて取得するかを制御できます。たとえば、「HCMレートの生成」プロセスを使用して、レポート目的で報酬レートを計算します。この場合、給与計算で報酬レートを再計算して、そのときの給与が正しく処理されるようにする必要があります。
ユニット別に定義されたレートの例を次に示します。
-
作成したウィジェットごとに就業者が1.50を取得する出来高払い。
-
移動したマイル数および車両のタイプに基づいて支給レートが異なる、食事手当レートまたは旅費レート。
「給与計算」作業領域の「レート定義」タスクを使用して、レート定義を定義および管理します。
カテゴリ
新規レートを作成するには、この表からカテゴリを選択します。
カテゴリ | 説明 |
---|---|
導出およびレート |
値は、エレメント・エントリ値を取得するレートを含め、1つ以上の給与バランスまたはその他のレート定義から取得されます。このオプションは、1つ以上のレート・コントリビュータから値を取得するレートを作成する場合に使用します。 |
エレメント |
値はエレメント入力値から取得されるか、エレメント入力値に転記されます。エレメント入力パラメータには、特別な目的として「プライマリ入力パラメータ」か「係数」のいずれかを設定する必要があります。
|
基準別の値 |
値は単一の基準別の値の定義から取得されます。基準別の値の定義では、特定の値またはレートを決定する1つ以上の評価条件を指定します。条件は、評価順序を定義するツリー構造として指定できます。 たとえば、従業員のジョブに基づいて車両手当および住宅手当の値を取得するために、基準別の値を定義できます。車両手当レートを取得するレート定義と、住宅手当レートを取得するための別のレート定義を定義します。両方のレート定義は同じ基準別の値を参照し、ジョブの基準を使用して従業員の適切なレート値を取得します。 |
Formula |
就業者のアサイメント、条件および給与関係属性に基づいてルールを取得します。 |
等級レート |
従業員の等級詳細に基づいて値を取得します。 |
Formula |
レート定義Formulaから値を取得します。「HCMレートの生成」プロセスでは、ほとんどのFormulaベース・レートの計算がサポートされます。ただし、複雑な給与計算Formulaコンテキストを含むレートや、給与計算内で計算されたバランスを使用するレートは、給与計算によって計算されます。 |
レート定義の構成のオプション
レート定義を構成して希望のレートを取得するには、様々なレート定義オプションの使用方法を理解しておく必要があります。単一のエレメント・エントリ値に基づくレートの場合は、上書きルールおよびデフォルト・ルールを適用することもできます。
この表では、「導出レート」、「エレメント」および「基準別の値」カテゴリ・タイプについて構成できるフィールドについて説明します。
フィールド | カテゴリ | 説明 |
---|---|---|
ストレージ・タイプ |
エレメント |
「エレメント」カテゴリを選択してレートを定義する場合は、ストレージ・タイプとして「数(額)」または「パーセント」を選択する必要があります。たとえば、給与エレメントを使用してレート定義を構成できます。給与を通貨額として保持する場合は、「数(額)」を選択します。給与を別の値(バランスなど)の係数にする場合は、「パーセント」を選択します。 注意: 「エレメント」以外のすべてのレート定義カテゴリでは、このフィールドは非表示です。
|
エレメント名 |
エレメント 導出レート |
「エレメント」カテゴリの場合、このフィールドは、ストレージ・タイプを選択した場合にのみ使用可能になります。 「エレメント」カテゴリを選択してレートを定義する場合は、エレメント名を選択する必要があります。これは、プライマリ・レートを構成する場合には必須です。これは、給与などの単一エレメントから値を取得するレートです。 「導出レート」カテゴリの場合、ページにアクセスすると、フィールドが有効になります。 |
雇用レベル |
導出レート 基準別の値 |
「給与関係」、「条件」または「アサイメント」のいずれかを選択します。このフィールドは、すべての導出レートおよび基準別の値のレート定義で必須です。これは、レート・プロセスでレートをコールするときに使用される雇用IDを制御します。 従業員に複数のアサイメントがある場合、レート・プロセスでは、アサイメントIDを使用して、従業員の正しいアサイメント・レコードを識別します。 コントリビュータ値が、レートに定義されている雇用レベルと異なるレベルで保持されている場合があります。このような場合、レート・プロセスは雇用IDを使用して正しいレコードを見つけます。 |
Status |
エレメント 導出レート 基準別の値 |
レートのステータスを「アクティブ」または「非アクティブ」に設定します。従業員に非アクティブなレートを割り当てることはできません。ステータスが非アクティブに変更されても、レートがアクティブであった間に割り当てられた従業員は影響を受けません。 |
ベース・レート |
エレメント |
このレートが別のレートで計算に使用されているベース・レートを表す場合は、このオプションを選択します。たとえば、日勤シフトの従業員と夜勤シフトの従業員に、異なる基本給レートを使用する場合があります。 従業員の各セットが、ベース・レートに対する割合である手当を受け取る場合は、1つの手当レートを定義します。また、このレートは、「ベース・レート」オプションが選択されている2つのレートに基づいて計算されます。 |
総合給与 |
エレメント 導出レート |
「給与」ページで使用するレートを定義する場合は、「導出レート」カテゴリを使用して、総合給与を定義します。これを行うには、給与エレメントをレートに関連付ける必要があります。この目的で総合給与情報エレメントを定義します。 |
レポート必須 |
エレメント 導出レート 基準別の値 |
計算されたレート値をレポート目的でレート表に格納するかどうかを指定するには、このオプションを選択します。 「給与」ページで使用するレートを定義する場合は、このオプションを選択する必要があります。 このオプションが選択されているレート定義は、「HCMレートの生成」バッチ・プロセスの実行時に含められます。この機能は、導出レートではなくプライマリ・レートに関するレポートに使用します。HCM抽出では、このレポートを使用してサード・パーティにデータを送信します。 |
基準別の値の名前 |
基準別の値 |
「基準別の値」カテゴリを選択してレートを定義する場合は、基準別の値の名前を選択する必要があります。基準別の値の定義では、特定の値またはレートを決定する1つ以上の評価条件を指定します。 |
戻りレートの詳細
戻りレートの周期性、係数ルール、通貨、小数表示、端数処理ルール、最小値ルールおよび最大値ルールを指定できます。最小値と最大値の範囲外のレートがプロセスによって返された場合、次の処理のいずれかを実行できます。
-
ルールを強制する処理を設定し、警告を表示します
-
ユーザーにエラーの修正を強制します
「FTEレートを戻す」チェック・ボックスを選択して、レート定義プロセスに対して、従業員のFTEをレート値に適用してパートタイム値を返すように指示できます。
周期性
戻りレートおよび各レート・コントリビュータに対して、毎時や週次などの周期性を指定する必要があります。ただし、Formula内でレートを使用すると、デフォルトの周期性を上書きできます。
レート計算では、各コントリビュータが、レート・コントリビュータに指定されている周期性に換算されます。その後、各レート・コントリビュータは、周期性が異なっていても、加算または減算されます。ほとんどの場合は同じになります。レート・コントリビュータが合計されると、レート計算でそれが戻り周期性および通貨に換算されます。
たとえば、周期性が週次のレートで「年間標準レート」換算Formulaを使用する場合、レート計算では次の処理が行われます。
-
寄与する各支給項目および控除項目の値および周期性から、年次の数値が計算されます。
-
年次の数値が週次の数値に換算されます。
デフォルトでは、レートは次の事前定義済レート換算Formulaを使用して換算されます。
-
年間標準レート
-
日次標準レート
-
年間標準勤務時間レート
-
年間アサイメント勤務時間レート
-
年間定期勤務スケジュール・レート
事前定義済換算ルールの値が要件を満たさない場合は、独自の値を定義できます。
係数ルール
係数または乗数を計算レートや個別レート・コントリビュータに適用できます。係数ルールを適用するには、次のステップを実行します。
-
係数ルールとしての値を選択します
-
「係数」フィールドに、レートに乗算する数値を入力します
-
コントリビュータを追加します
係数ルールは、レート定義またはレート・コントリビュータ(あるいはその両方)に適用できます。たとえば、給与や賞与に基づいて時間値を計算するためのレート・コントリビュータを定義できます。その後、1.0または100パーセントの係数を給与バランス・コントリビュータに適用し、0.5または50パーセントの係数を賞与バランス・コントリビュータに適用できます。係数ルールは、周期性換算が適用される前にレートに適用されます。
最小値および最大値
戻りレートの最小値と最大値、および個別レート・コントリビュータの最小値と最大値を定義できます。
「違反処理の制限」フィールドを使用して、エラーまたは警告が表示されるようにするか、入力した最小値または最大値がアプリケーションによって強制的に使用されるように設定します。たとえば、最小値として500を入力して、「ルールを強制」を選択できます。戻り値が400の場合、アプリケーションは値として500を使用します。
この表は、最小および最大のレート値のオプションについて説明しています。
値 | コメント |
---|---|
Null |
最小値も最大値もありません |
指定した値 |
例: 2000 |
別のレートに基づく |
選択したレート定義の計算値が使用されます。 ループを作成しないように注意してください。たとえば、レートAの最小値がレートBに基づいていて、レートBの最小値がレートAに基づいている場合などです。この場合は、ランタイム・エラーが発生します。 |
基準別の値 |
基準別の値の定義に基づく最小値または最大値。 |
上書きルールおよびデフォルト・ルール
上書きルールおよびデフォルト・ルールは、レート定義の定義時にカテゴリとして「エレメント」を選択した場合にのみ設定できます。レート定義に関連付けられたエレメントの上書きルールを設定します。「上書き許可」チェック・ボックスを選択した場合は、「給与」ページでレート値を入力できます。
エレメント入力検証Formulaがレート・コントリビュータの入力パラメータに対して定義されている場合は、「上書きルールおよびデフォルト・ルール」セクションで確認できます。
たとえば、「HCMレートのデフォルト値」Formulaタイプを使用して、組織における1年の勤務日数を定義できます。
workday = 250
periodicity = YEAR
return workday, periodicity, currency
また、基準別の値の定義をデフォルト・タイプとして使用することもできます。ここでは、最初に作成されたレコードの値がプロセスによって使用され、手動で上書きしないかぎり、その値が後続の各レコードでも使用されます。レート・エンジンは、後続の各レコードに対して基準別の値の方法により作成されたレートを再評価します。そのため、このレートは変更される可能性があります。たとえば、基準別の値の定義を使用して、すべての適格な従業員を対象とする賞与に10パーセントのデフォルト値を有効にすることができます。
コントリビュータ・ルール
コントリビュータの合計の周期性を指定できます。コントリビュータ合計をフルタイム相当金額として処理するには、「コントリビュータ合計をFTE金額として処理」フィールドで「はい」を選択します。最終レート値は、このステータスから戻りレートFTEステータスに変換されます。
情報
このセクションでは、レートの目的、レートの計算方法またはレートの詳細を説明するテキストを入力します。このセクションは、「基準別の値」カテゴリを使用するレート定義には使用できません。
導出レートのレート・コントリビュータ
レート定義に、4つの異なるタイプのレート・コントリビュータを追加できます。レート・コントリビュータには、「バランス」、「ベース・レート」、「総合給与」および「レート定義」が含まれます。「導出レート」カテゴリを使用してレートを定義する場合は、レート・コントリビュータを追加できます。また、ストレージ・タイプが「係数」の場合は、「エレメント」カテゴリのレート・コントリビュータを手動で追加することもできます。
たとえば、平均支給項目の0.1 (10パーセント)である賞与レートを定義する場合は、次のステップを実行します。
-
エレメントの係数として0.1を入力します。
-
平均支給項目バランスに基づいてレート・コントリビュータを定義します。
レート・コントリビュータ・タイプ
この表は、レート・コントリビュータのタイプ、説明、および各タイプで表示される追加フィールドを示しています。
タイプ | その内容 | 追加のフィールド |
---|---|---|
バランス |
次の給与プロセスによって計算される値。
|
バランス名 バランス・ディメンション 除算バランス |
ベース・レート |
従業員のベース・レートからの値 |
雇用レベル |
総合給与 |
従業員の総合給与レートからの値 注意: レート定義が総合給与レートの場合、「コントリビュータ・タイプ」として「総合給与」を選択できません。
|
雇用レベル |
レート定義 |
作成するレート定義に寄与するその他のレート定義。 たとえば、通常給与、車両手当および賞与支払のレート・コントリビュータをまとめて追加して、総合給与定義を作成できます。 |
レート名 |
参照日
アプリケーションがレート計算でレート・コントリビュータ情報を取得するために使用する日付として、参照日を選択できます。参照日は、バランス・ディメンションのコンテキストを指定します。
たとえば、休暇欠勤の実績開始時点でのレートを取得する場合は、「休暇欠勤開始日」を選択します。特定期間の時点でのレートを取得する場合は、特定期間を選択します。
「参照日」フィールドには、次のタイプの時間定義のみが表示されます。
-
時間スパン - 期間(3か月など)
-
検索日付 - データベース・アイテムに基づく時間定義のタイプ
「参照日」フィールドの値の選択は、オプションです。
単一または複数のレート・コントリビュータ
レート定義が複数の値に基づている場合は、次の表の説明に従って、複数のレート・コントリビュータを作成する必要があることがあります。
レート | レート・コントリビュータの数 |
---|---|
単一の支給項目または控除項目(給与など) |
1つ |
支給項目の組合せ(給与支払と車両手当支払の合計など) |
給与と車両手当が別々のレート定義として格納されている場合は、複数 |
例: 複数のレート・コントリビュータを使用して、休日支払の時給レートが、前年度末に支払われた次の値の合計に基づくようにできます。
-
給与
-
インセンティブ賞与
-
年功賞与
-
その他の変更可能な報酬コンポーネント
レート定義を使用するためのエレメントの構成
エレメント入力値を参照するレート定義を作成する場合は、定額や係数など、各種計算ルール用にそれを構成する必要があります。これにより、レートによって計算された値と、給与計算によって処理された値との一貫性が確保されます。
レート機能を使用する場合は、次のエレメント構成ステップを実行します。
-
タイプが「固定処理」または「アサイメント・レベル」のエレメントを作成します。
-
複数エントリ許可チェック・ボックスは選択しません。
-
エレメント入力パラメータごとに特別な目的を選択します。
-
数(額)値の場合は、「プライマリ入力パラメータ」。
-
係数値の場合は、「係数」。
-
周期性値の場合は、「周期性」。
注意: レート定義で使用するエレメントを作成するときは、「定期」を選択しないでください。レート定義プロセスでは、周期性が「定期」であるレートを別の周期性(年次、週次、日次など)に換算できません。 -
-
「定額」が常勤換算値である場合、「常勤換算」入力値の「デフォルト」フィールドで「はい」を選択する必要があります。
-
エレメント適格を作成します。
定額計算用のレート定義を作成するためのエレメントの構成
-
「給与計算」作業領域から、「エレメントの管理」タスクを選択します。
-
「作成」をクリックします。
-
次の値を入力します。
フィールド 値 国別仕様データ・グループ
国別仕様データ・グループを選択します
プライマリ分類
標準支給項目
カテゴリ
標準
-
「続行」をクリックします。
-
名前、レポート名および説明を入力します。
-
有効日を入力します。
-
「期間」および「標準ルール」セクションの質問に答えます。
注意: 複数の入力は許可されません。 -
「このエレメントはどの雇用レベルで添付する必要がありますか?」という質問に対して、「アサイメント・レベル」を選択します。
-
「このエレメントは給与期間ごとに繰り返しますか、または明示的に入力する必要がありますか?」という質問に対して、「固定処理」を選択します。
-
「次」をクリックします。
-
「計算ルール」セクションで、「定額」を選択し、「次」をクリックします。
-
「送信」をクリックします。
-
「エレメント要約」ページで、「入力パラメータ」フォルダの下の「常勤換算」を選択します。
-
次の値が存在することを確認してください。
フィールド 値またはチェック・ボックスのステータス 名前
常勤換算
特別な目的
常勤換算
単位
文字
表示
選択
ユーザー入力の許可
選択
必須
選択解除
データベース・アイテムの作成
選択
デフォルト
いいえ
参照タイプ
PAY_TMPLT_YES_NO
係数計算用のレート定義を作成するためのエレメントの構成
-
最初の手順の1から9までを繰り返します。
-
「計算ルール」セクションで、「係数」を選択し、「次」をクリックします。
-
「送信」をクリックします。
-
「エレメント要約」ページで、「入力パラメータ」フォルダの下の「支払値」を選択します。
-
次の値が存在することを確認してください。
フィールド 値またはチェック・ボックスのステータス 名前
支払値
特別な目的
プライマリ出力パラメータ
単位
金額
表示
選択
ユーザー入力の許可
選択
必須
選択解除
データベース・アイテムの作成
選択
-
「エレメント要約」ページで、「入力パラメータ」フォルダの下の「係数」を選択します。
-
次のフィールドと値が存在することを確認します。
フィールド 値またはチェック・ボックスのステータス 名前
要因
特別な目的
要因
単位
数値
表示
選択
ユーザー入力の許可
選択
必須
選択解除
データベース・アイテムの作成
選択
エレメント構成のテスト
完了までもう少しです。エレメント構成をテストするには、次のステップに従います。
ステップ | ページ | この処理の実行 |
---|---|---|
1 |
給与ダッシュボード |
テスト目的で使用できる給与および従業員を見つけます。 |
2 |
エレメントの管理 |
定額エレメントの場合は、「支払値」バランス挿入を使用して、「パーセント」エレメントの適格報酬バランスを入力します。 |
3 |
エレメント・エントリの管理 |
定額エレメントおよびパーセント・エレメントをエレメント・エントリとして従業員に追加し、入力値を入力します。 |
4 |
プロセスまたはレポートの送信 |
ステップ1で選択した給与に適切な期間を入力します。 |
5 |
プロセスまたはレポートの送信 |
給与を実行します。 |
6 |
給与プロセス結果の表示 |
給与計算結果が正しいかどうかを確認します。 |
休暇のレート定義の作成
この例では、特定の日付時点の従業員の休暇欠勤レートを計算します。このレートには、平均給与と車両手当の組合せが含められます。従業員の年間累計給与は26,000です。この従業員には、年間車両手当支払として2,000も支給されます。休暇欠勤レートは、26,000 + 2,000 = 28,000です。日次休暇欠勤レートを指定するには、このレートを日次レートに変換します。
次の表に、例で使用する重要な情報の概要を示します。
考慮する必要がある事項 | この例の場合 |
---|---|
レートの定義前にどのようなエレメントを作成する必要があるか。 |
|
どのバランスに寄与値を保持するか。 |
|
コントリビュータ合計を常勤換算金額として処理する必要があるか。 |
はい |
レート定義の作成
-
「給与計算」作業領域にナビゲートします。「タスク」ペインで、「レート定義」タスクを選択します。
-
「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。
-
次の値を入力します。
フィールド 選択内容 カテゴリ
導出レート
有効開始日
参照するオブジェクトの作成日より後の日付
国別仕様データ・グループ
国別仕様データ・グループ
-
「OK」をクリックします。
-
「基本詳細」セクションで、次の値を入力します。
フィールド 値 名前
休暇欠勤 - 給与および車両手当
短縮名
ABS RATE - SAL/CAR ALLOW
-
「戻りレートの詳細」セクションの「周期性」フィールドで、「日次」を選択します。
-
「コントリビュータ・ルール」タブをクリックし、「コントリビュータ合計をFTE金額として処理」で「はい」を選択します。
参照されるバランスには、バランス・ディメンションの対象期間に対する給与計算を使用して移入する必要があり、そのようにしないと、レート定義によって意味のある値が生成されません。
レート・コントリビュータの作成
-
「レート・コントリビュータ」セクションで、「作成」をクリックします。
-
「コントリビュータ・タイプ」フィールドで、「バランス」を選択し、「OK」をクリックします。
-
「レート・コントリビュータの作成」ページで、次の値を入力します。
フィールド 入力内容 加算または減算
加算
バランス名
通常給与
バランス・ディメンション
アサイメント状態期間累計
周期
日次
-
「保存して続行」をクリックします。
-
「レート・コントリビュータ」セクションで、「作成」をクリックします。
-
「コントリビュータ・タイプ」フィールドで、「バランス」を選択し、「OK」をクリックします。
-
「レート・コントリビュータの作成」ページで、次の値を入力します。
フィールド 入力内容 加算または減算
加算
バランス名
車両手当
バランス・ディメンション
アサイメント状態期間累計
周期
日次
-
「保存して続行」をクリックします。
-
「送信」をクリックします。
-
休暇欠勤エレメント・エントリを従業員のアサイメントに割り当てます。その後、休暇欠勤インタフェースを使用して、休暇欠勤エントリを給与に渡す必要があります。
基本給のレート定義の作成
この例では、基本給与のプライマリ・レートを作成します。レート・エンジンを実行すると、「エレメント・エントリ - 個人詳細」ページに適格な従業員の値が表示されます。
開始する前に、アサイメント・レベルで給与エレメントを作成します。このエレメントには、レート定義によって取得される給与情報が含まれます。これは、定額計算ルールまたは係数計算ルールを使用して作成できます。
-
「給与管理」作業領域で、「レート定義」タスクをクリックします。
-
「作成」をクリックします。
-
次の値を入力します。
フィールド 値 カテゴリ
エレメント
有効開始日
現在の日付を入力します。
国別仕様データ・グループ
国別仕様データ・グループを入力します。
ストレージ・タイプ
数(額)
エレメント名
通常給与
-
「OK」をクリックします。
-
「戻りレートの詳細」セクションで、次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド 値 周期
年次
周期性換算Formula
年間標準レート
通貨
国別仕様データ・グループ通貨
-
「送信」をクリックします。
総合給与のレート定義の作成
この例では、複数のレート・コントリビュータを含む総合給与のレート定義を作成します。
次の処理を行います。
-
総合給与レート定義の作成
-
通常給与レート・コントリビュータの追加
-
車両手当レート・コントリビュータの追加
次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。
検討事項 | この例の場合 |
---|---|
どのような支払コンポーネントを従業員の総合給与に含める必要があるか。 |
|
車両手当の全支払を総合給与に含める必要があるか。 |
いいえ、車両手当として支払われる金額の50パーセントのみを含めます。 |
総合給与レート定義の作成
-
「給与管理」作業領域で、「レート定義」タスクをクリックします。
-
「作成」をクリックします。
-
次の値を入力します。
フィールド 値 カテゴリ
導出レート
有効開始日
現在の日付を入力します。
国別仕様データ・グループ
国別仕様データ・グループを選択します。
-
「OK」をクリックします。
-
次の値を入力します。
フィールド 値 名前
総合給与
短縮名
OVERALL_SAL
エレメント名
給与
-
「戻りレートの詳細」セクションで、次の値を入力します。
フィールド 値 周期
週次
周期性換算Formula
年間標準レート
通貨
国別仕様データ・グループ通貨
通常給与レート・コントリビュータの追加
-
「計算」セクションで、「作成」をクリックします。
-
「レート・コントリビュータの作成」ダイアログ・ボックスの「コントリビュータ・タイプ」フィールドで、「ベース・レート」を選択します。
-
次の値を入力します。
フィールド 値 加算または減算
加算
雇用レベル
給与アサイメント
周期
週次
-
「保存して続行」をクリックします。
車両手当レート・コントリビュータの追加
-
「計算」セクションで、「作成」をクリックします。
-
「レート・コントリビュータの作成」ダイアログ・ボックスの「コントリビュータ・タイプ」」フィールドで、「レート定義」を選択し、「OK」をクリックします。
-
次の値を入力します。
フィールド 値 加算または減算
加算
レート名
車両手当
周期
週次
係数ルール
値
係数値
0.5
-
「保存して続行」をクリックします。
-
「送信」をクリックします。
HCMレートの生成
「HCMレートの生成」プロセスを送信して、ほとんどのタイプのレート定義を計算して格納します。また、給与計算のレポートに格納されたレート値を使用できます。格納されているレート値の正確性を確保するために、このバッチ・プロセスは頻繁に実行してください。このプロセスを実行した後、抽出を使用してレートについてレポートできます。ユーザー・エンティティには、レポートで使用できるデータベース・アイテムが含まれています。
このフローを使用して、ほとんどのタイプのレート定義を計算し、格納します。
-
エレメントに関連付けられたレート。たとえば、給与レート定義は給与エレメントに関連付けられます。このプロセスでは、給与エレメント・エントリのあるすべての就業者について給与レート値が計算されます。
-
値定義に関連付けられたレート。時間エレメントなどの特定タイプのエレメントでは、給与計算情報ルールおよび定義が使用されます。たとえば、超過勤務エレメントに対して値定義が生成され、これが超過勤務レート定義に関連付けられます。このプロセスでは、超過勤務エレメント・エントリを持つすべての就業者の超過勤務レート値が計算されます。
-
アサイメント・レベルの基準(就業者の等級や事業所など)に対して定義された基準別の値に基づくレート。
-
Formulaに基づくレート。ただし、このようなレートは給与計算で計算されます。
-
導出されたレート。たとえば、車両手当レートと住宅手当レートの合計に基づいて導出されたレートです。この場合、「HCMレートの生成」プロセスでは、車両手当レート、住宅手当レートおよび導出レートが計算されます。
格納されたレート値は、給与計算目的でレポートまたは取得するために使用できます。
アプリケーションでは、レート・バッチ・プロセスをサポートするデータベース・アイテムが提供されます。これらの配列データベース・アイテムは、特定の日付現在で給与関係レコードに関連付けられているすべてのレートを返します。
「HCMレートの生成」プロセスでは、次の表に示すデータベース・アイテムがサポートされています。
データベース・アイテム | 説明 |
---|---|
REPORTING_RATE_NAMES |
レートの名前 |
REPORTING_RATE_VALUES |
レートの値 |
REPORTING_RATE_PERIODICITIES |
レートの周期性 |
REPORTING_RATE_FTE_FLAGS |
レートのフルタイム・ステータス |
REPORTING_RATE_TERM_NUMBERS |
レート値に関連付けられた条件番号 |
REPORTING_RATE_ASG_NUMBERS |
レート値に関連付けられたアサイメント番号 |
REPORTING_RATE_WEEKLY |
週次レート値 |
REPORTING_RATE_MONTHLY |
月次レート値 |
REPORTING_RATE_QUARTERLY |
四半期レート値。 |
REPORTING_RATE_YEARLY |
年次レート値 |
REPORTING_RATE_PT_WEEKLY |
パートタイム週次レート値 |
REPORTING_RATE_PT_MONTHLY |
パートタイム月次レート値 |
REPORTING_RATE_PT_QUARTERLY |
パートタイム四半期レート値 |
REPORTING_RATE_PT_YEARLY |
パートタイム年次レート値 |
REPORTING_RATE_FT_WEEKLY |
フルタイム週次レート値 |
REPORTING_RATE_FT_MONTHLY |
フルタイム月次レート値 |
REPORTING_RATE_FT_QUARTERLY |
フルタイム四半期レート値 |
REPORTING_RATE_FT_YEARLY |
フルタイム年次レート値 |
次の条件に該当する場合に、プロセスを実行します。
-
レートにより参照されるデータが変更され、それにエレメント・エントリ、等級レート、および基準で定義された値が含まれる可能性がある場合。このプロセスでは、レート値のみがレポートされます。基礎となるオブジェクトが更新、削除または作成されたり、影響を受けることはありません。
-
新しいレート・コントリビュータが追加または削除されたり、レートが非アクティブになったなど、レート定義が更新された場合。
-
ジョブや等級の変更など、給与レートに影響する従業員レコードが変更された場合。
プロセスを実行するステップを見てみましょう。
-
「給与管理」作業領域で、「プロセスまたはレポートの送信」タスクを選択します。
-
国別仕様データ・グループを選択します。
-
「HCMレートの生成」フロー・パターンを選択します。
-
「プロセス・モード」フィールドに次の値を入力します。
モード 説明 正確性 間隔
レート値の計算には、指定した開始日と終了日が使用されます。両方の日付でレート値が同じ場合は、期間全体にわたってレート値が同じであると判断されます。開始値と終了値が異なる場合は、どこで変更が発生したかを調べるために、中間の値が決定されて開始値および終了値と比較されます。変更の日付が見つかるまで、このプロセスが繰り返されます。このことは二分探索アルゴリズムと呼ばれます。
これは、レート値の計算方法として最速であるものの、最も正確でなくなります。レート値が上昇し、その後再び下降して開始日と終了日に計算された同じ値に戻った場合、変更はすべて見落とされます。
完全
開始日と終了日の間のすべての日付のレートが計算されます。
最も遅いものの、最も正確な方法となります。
定期
この方法は「高速」と同様に動作しますが、開始日と終了日の間で、プロセスによってレートが計算される日数を指定できます。
この方法の正確性は、「高速」と「完全」の中間となります。
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「次」をクリックします。
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フロー送信を選択します。
注意: 「スケジュールの使用」を選択した場合は、周期性(「1回」、「週次」、「日次」など)も選択する必要があります。 -
「次」をクリックし、「送信」をクリックします。
Formulaにより定義されたレート
FastFormulaに基づいてレートを定義できます。従業員が通常のジョブよりも高い等級のジョブに勤務できる例を考えてみます。その従業員に支払われるレートは様々な基準に基づいており、ルールも含まれています(最小レートは少なくとも1.00とするなど)。Formulaを使用して等級を次のレベルに設定し、その上位の等級に割り当てられたレートを返すことができます。
「レート定義」ページの「計算Formula」フィールドで、「HCMレートの値の計算」Formulaタイプを選択します。Formulaタイプでは、アサイメント、給与関係、ジョブなどのコンテキストがサポートされます。すべての標準データベース・アイテムからレート定義の正しいFormulaを選択および作成できます。
Formulaの記述
Formulaタイプが「HCMレートの値の計算」の場合、独自のFormulaを記述できます。
Formulaには特定の入力値と戻り値がありますが、レートは常に次の値を返します。
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金額
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通貨
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周期
例
このFormulaでは、戻り値は65.23に設定されていますが、レート戻り値の計算に必要なロジックを追加できます。
Default for value_name is EMPTY_TEXT_NUMBER
default for value_value is EMPTY_TEXT_NUMBER
default for value_datatype is EMPTY_TEXT_NUMBER
inputs are
value_name (text_number),
value_value (text_number),
value_datatype (text_number),
AMOUNT = 65.23
CURRENCY = 'USD'
PERIODICITY = 'YEAR'
return AMOUNT, CURRENCY, PERIODICITY
Formulaがジョブに基づいてレートを返す別の例を考えてみましょう。このFormulaを使用して、従業員が通常のジョブよりも高い等級のジョブで勤務する際のレート値を計算できます。
default for value_name is EMPTY_TEXT_NUMBER
default for value_value is EMPTY_TEXT_NUMBER
default for value_datatype is EMPTY_TEXT_NUMBER
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_CURRENCY is 'UNKNOW'
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_END_DATE is '0001/01/01 00:00:00' (date)
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_FREQUECY is 'YEARLY'
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_FROM_DATE is '0001/01/01 00:00:00' (date)
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_JOB_CODE is 'UNKNOW'
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_JOB_ID is 0
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_JOB_NAME is 'UNKNOWN'
default for PER_ASG_ELIG_JOBS_MANUAL_RATE is 0
default for PER_ASG_JOB_ID is 0
inputs are
value_name (text_number),
value_value (text_number),
value_datatype (text_number)
AMOUNT = 0
PERIODICITY = 'YEARLY'
CURRENCY = 'USD'
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - count is : ' || to_char(value_name.count))
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - count2 is : ' || to_char(value_value.count))
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - count3 is : ' || to_char(value_datatype.count))
l_job_id = PER_ASG_JOB_ID
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_job_id is : ' || to_char(l_job_id))
i = 0
while (i < value_name.count) loop
(
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - name is : ' || value_name[i])
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - value is : ' || value_value[i])
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - datatype is : ' || value_datatype[i])
if(value_name[i] = 'PER_ASG_JOB_ID') then
(
l_job_id = to_num(value_value[i])
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_job_id has been set with : ' || to_char(l_job_id))
)
i = i + 1
)
CHANGE_CONTEXTS(JOB_ID = l_job_id)
(
l_t_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_CURRENCY
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_t_dummy is : ' || l_t_dummy)
if(l_t_dummy != 'UNKNOW') then
(
CURRENCY = l_t_dummy
)
l_dt_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_END_DATE
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_dt_dummy is : ' || to_char(l_dt_dummy))
l_t_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_FREQUECY
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_t_dummy is : ' || l_t_dummy)
if(l_t_dummy != 'UNKNOW') then
(
PERIODICITY = l_t_dummy
)
l_dt_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_FROM_DATE
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_dt_dummy is : ' || to_char(l_dt_dummy))
l_t_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_JOB_CODE
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_t_dummy is : ' || l_t_dummy)
l_n_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_JOB_ID
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_n_dummy is : '||to_char(l_n_dummy))
l_t_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_JOB_NAME
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_t_dummy is : ' || l_t_dummy)
l_n_dummy = PER_ASG_ELIG_JOBS_MANUAL_RATE
l_log = PAY_INTERNAL_LOG_WRITE('[RATE_FML] - l_n_dummy is : '||to_char(l_n_dummy))
if(l_n_dummy > 0) then
(
AMOUNT = l_n_dummy
)
)
return AMOUNT, PERIODICITY, CURRENCY
給与で休暇欠勤を計算するために使用するレート
休暇欠勤プランまたは休暇欠勤エレメントで休暇欠勤の計算に使用するレートを指定できます。給与計算で休暇欠勤エントリを処理するとき、休暇欠勤エレメントに関連付けられたFormulaは、レート・コンバータのグローバルFormulaを使用してレートを換算します。Formulaは、次の順序でレートをチェックします。
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休暇欠勤プラン
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休暇欠勤エレメント
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報酬給与エレメント
休暇欠勤プラン
Oracle Fusion Absence Managementで、「休暇欠勤プランの作成」ページの「エントリおよびバランス」タブで、レート・ルールを選択できます。休暇欠勤を記録すると、レート・ルールによって、給与に渡されるユニットが計算されます。休暇欠勤支払、最終買取、裁量買取および債務バランス計算に対するレート・ルールを選択できます。
サードパーティ休暇欠勤プロバイダの場合、アプリケーションはレート情報を転送し、「休暇欠勤バッチのロード」プロセスに添付されているXMLファイルのレートを上書きします。
休暇欠勤エレメント
休暇欠勤プラン内にレートを指定しない場合は、休暇欠勤エレメントを作成するときにレートを指定できます。休暇欠勤情報のタイプによって、選択できるレートが決まります。たとえば、有給休暇バランスおよび休暇欠勤を転送するプランの場合、これらの計算に異なるレートを選択できます。
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休暇欠勤支払
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裁量買取
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最終買取
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債務バランス・レート
ベスト・プラクティスとして、プランかエレメントのどちらか一方でレートを指定してください。両方で指定する場合は、エレメントのレートが、対応するプラン内で選択したレートと同じであることを確認してください。
報酬給与エレメント
Formulaがプランまたはエレメント内に指定されているレートを見つけられない場合は、報酬給与エレメントが使用されます。
給与エレメントを給与ベースに関連付ける際、就業者のエレメント・エントリの基本給を保持する入力パラメータを指定します。エレメント・エントリに記録される金額またはレートは、アサイメントに保持される就業者の給与情報内の給与値です。レートを指定した場合、Formulaは、休暇欠勤プランまたは休暇欠勤エレメント内に定義されたレートが見つからないと、このレートを使用します。
レート定義に関するFAQ
周期性が異なる複数のコントリビュータが存在する場合、周期性換算はどのように動作しますか。
場合によっては、年次の数値である基本給を13か月目の給与に追加する必要があります。この13か月目の給与は、年次の基本給から計算される月次の数値です。この例では、基本給はエレメント・エントリに年間金額(24,000)として保持されています。13か月目の給与は、2,000 (24000 / 12)です。これらの各コントリビュータを全部加算すると、コントリビュータの合計は26,000 (24,000) + 2,000となります。
この時点で、年次の数値を月次の数値に追加しましたが、合計の周期性は示されていません。「レート定義の作成」ページで、「コントリビュータ合計の周期性」フィールドで「年次」を選択すると、コントリビュータの合計は26,000になります。「月次」を選択した場合、コントリビュータは312,000 (26,000 * 12)に換算されます(これで年次の数値になります)。