5実装ユーザーに対するロールの割当
この章の内容は次のとおりです。
HCM実装データ・ロールのためのロール・マッピングの作成
ロール・マッピングを作成して、HCMUserのような実装ユーザーに実装データ・ロールをプロビジョニングできるようにします。このトピックでは、ロール・マッピングの作成方法について説明します。
ロール・マッピングの作成
TechAdminユーザーとしてサインインします。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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機能領域: ユーザーおよびセキュリティ
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タスク: ロール・プロビジョニング・ルールの管理
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「ロール・マッピングの管理」ページの「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。
「ロール・マッピングの作成」ページが開きます。
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「マッピング名」フィールドに「要求可能ロール」と入力します。
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「条件」セクションで、HRアサイメント・ステータスを「アクティブ」に設定します。
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「関連ロール」セクションで、行を追加します。
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「ロール名」フィールドで、HRAnalyst_ViewAll HCMデータ・ロールを検索して選択します。
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「要求可能」オプションを選択します。
「自己要求可能」オプションと「自動プロビジョニング」オプションが選択されていないことを確認してください。
ノート: 「自動プロビジョニング」が自動的に選択されている場合は、選択を解除してください。 -
これらのロールに対してステップ6およびステップ7を繰り返します。
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HCMApplicationAdministrator_ViewAll
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HRSpecialist_ViewAll
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次のいずれかのロールを作成していた場合は、それぞれに対してステップ6およびステップ7を繰り返します。
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CompensationAdmin_ViewAll
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CompensationMgr_ViewAll
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PayrollAdmin_ViewAll
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PayrollMgr_ViewAll
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「保存してクローズ」をクリックします。「ロール・マッピングの管理」ページで、「完了」をクリックします。
抽象およびデータ・ロールのHCMUserへの割当
実装ユーザーHCMUserには、ユーザーが作成されたときに割り当てられたいくつかのジョブ・ロールがあります。このトピックでは、抽象ロールおよびHCMデータ・ロールを割り当てて、HCMUserが機能実装を完了できるようにする方法を説明します。
HCMUserの編集
次のステップを実行します。
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TechAdminユーザーとしてサインインします。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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機能領域: 初期ユーザー
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タスク: 実装ユーザーの作成
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セキュリティ・コンソールの「ユーザー・アカウント」ページで、HCMUser実装ユーザーを検索します。
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検索結果で、ユーザー名をクリックし、「ユーザー・アカウント詳細」ページを開きます。
これらのロールが、HCMUserにすでに割り当てられているロールのリストに表示されます。
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すべてのユーザー
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アプリケーション管理者
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アプリケーション実装コンサルタント
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アプリケーション診断一般ユーザー
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アプリケーション診断ビューア
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「編集」をクリックします。
HCMUserへのロールの割当
次のステップを実行します。
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「ユーザー・アカウント詳細」ページの「ロール」セクションで、「ロールの追加」をクリックします。
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「ロール・メンバーシップの追加」ダイアログ・ボックスで、事前定義された「従業員」抽象ロールを検索して選択します。
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検索結果でそのロールを選択し、「ロール・メンバーシップの追加」をクリックします。
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「OK」をクリックして「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。
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ステップ2から繰り返して、これらの抽象ロールおよびHCMデータ・ロールをHCMUserに追加します。
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派遣就業者
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ライン・マネージャ
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HRSpecialist_ViewAll
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HRAnalyst_ViewAll
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HCMApplicationAdministrator_ViewAll
関連するクラウド・サービスのライセンスを所有しており、これらのHCMデータ・ロールを作成している場合は、それらをHCMUserに追加します。
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CompensationAdmin_ViewAll
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CompensationMgr_ViewAll
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PayrollAdmin_ViewAll
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PayrollMgr_ViewAll
HCMUserには11~15のロールがあることになります(ライセンスを所有しているクラウド・サービスによる)。
ヒント: 誤ってロールを追加した場合、そのロールを選択して「削除」をクリックします。 -
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「保存してクローズ」をクリックします。
HCMUserアクセスの検証
このトピックでは、HCMUser実装ユーザーが割り当てられたロールによって有効となった機能にアクセスできることを検証する方法を説明します。
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HCMUserユーザー名とパスワードを使用してサインインします。
このユーザー名を初めて使用するため、パスワードを変更するように求められます。HCMUserは、その後新しいパスワードを使用してサインインします。
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「ナビゲータ」を開きます。「ナビゲータ」で、次を検証します。
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「タレント管理」を使用する場合、「キャリア開発」、「目標」、および「パフォーマンス」などのエントリが、「自分のクライアント・グループ」に表示されます。
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「報酬管理」を使用する場合、「自分のクライアント・グループ」の下に「報酬」のエントリが表示されます。
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「グローバル給与」を使用する場合、「給与」の下に「給与」のエントリが表示されます。
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サインアウトします。
これでHCMUserはOracle HCM Cloudの機能実装を完了できます。
クラウド・サービス管理者サインインの詳細のリセット
実装ユーザーを設定したら、Oracle Applications Cloudサービスのサービス管理者サインインの詳細をリセットできます。これらの詳細をリセットして、後に従業員としてサービスにロードされるときに問題を回避します。このトピックでは、サービス管理者サインインの詳細をリセットする方法を説明します。
TechAdminユーザー名とパスワードを使用してOracle Applications Cloudサービスにサインインし、次のステップを実行します。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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機能領域: 初期ユーザー
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タスク: 実装ユーザーの作成
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セキュリティ・コンソールの「ユーザー・アカウント」ページで、サービス管理者ユーザー名を検索します。通常はEメールです。サービスのアクティブ化メールにこの値が含まれています。
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検索結果で、サービス管理者ユーザー名をクリックし、「ユーザー・アカウント詳細」ページを開きます。
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「編集」をクリックします。
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「ユーザー名」の値を「ServiceAdmin」に変更します。
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「名」フィールドの値を削除します。
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「姓」フィールドの値を「ServiceAdmin」に変更します。
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「Eメール」フィールドの値を削除します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
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Oracle Applications Cloudサービスからサインアウトします。
これらの変更の後、サービス管理者としてサインインするときはユーザー名「ServiceAdmin」を使用します。