11評価

この章の内容は次のとおりです。

学習評価

評価を使用して、学習者から完了した講義に関するフィードバックを受け取ります。評価は、自己ペース講義、インストラクタ指導講義および混合講義で使用できます。

評価は、質問リストの形で学習者に表示されます。学習者は、講義が完了すると、評価質問リストに自動的に移動します。インストラクタ指導トレーニングの場合、学習者は講義を完了とマークしたときに評価質問リストに入力できます。

講義で評価を使用するには、まず、評価質問リストを作成する必要があります。学習評価質問リストを作成するには、次のタスクを実行します。

  • 評価質問リストに表示する質問を作成します。

  • 評価質問リスト・テンプレートを作成します。一貫性を維持するために、すべての質問リストはテンプレートに基づいています。

  • 評価質問リストを作成します。

  • デフォルトの評価質問リストを設定します。

  • 講義の評価を作成します。

講義の評価を有効にする場合、次の2つのオプションがあります。

  • デフォルト評価を使用: 同じ評価質問リストが、その提供タイプのすべての学習コンテンツに使用されます。

  • 別の評価を使用: デフォルトの評価質問リストを上書きして、別の質問リストを関連付けることができます。

評価は、必須またはオプションとして構成できます。

  • 必須の評価の場合、学習者が評価質問リストを完了しないと講義が完了したとみなされません。

  • オプションの評価の場合、学習者は、評価質問リストを完了していなくても講義コンテンツを完了した後に完了とマークされます。

講義に評価があるかどうかを確認し、結果を確認できます。

  • 「学習カタログ」の「講義」タブでは、リストをフィルタして評価がある講義を表示できます。「表示」→「列」をクリックして、「評価あり」フィルタを選択します。

  • 「学習カタログ」の「講義」タブで講義を選択する場合は、「学習者」情報タイルに移動します。「アクティビティの管理」をクリックします。評価の横にある情報アイコンをクリックして、完了情報を確認します。ポップアップ・ウィンドウで、「表示」を選択して学習者の結果を表示します。

学習評価の質問の作成

質問は評価の質問リストに表示され、完了した講義に関するフィードバックが学習者から取得されます。

学習評価で使用する質問を整理するためにフォルダを作成することをお薦めします。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • 講義: ワークフォース開発

    • 機能領域: 質問リスト

    • タスク: 質問ライブラリの管理

  2. 「質問の管理」ページの「サブスクライバ」フィールドで「学習評価」を選択します。

  3. プラス・ボタンをクリックしてフォルダを作成し、学習評価の質問を整理します。

  4. 「作成」をクリックします。「質問の作成」ページが開きます。

  5. 質問を入力します。

  6. 質問タイプを選択します。有効な選択肢は次のとおりです。

    • テキスト: 学習者は、テキスト・フィールドに応答を入力します。

    • 単一選択: 学習者は、複数の応答から1つを選択します。

    • 複数選択: 学習者は、1つ以上の回答を入力できます。

    • 応答なし: この質問タイプは、応答が不要な場合に使用します。インストラクションや情報をセクションに追加するために使用できます

  7. 応答のスコアを使用して、スコア付けされるように構成された質問リストのスコアを計算するには、「スコア質問」を選択します。このオプションは、単一選択質問および複数選択質問にのみ使用できます。

  8. 「応答」セクションで、応答の表示を指定します。選択肢は、質問タイプによって異なります。

    • テキスト質問の応答: 応答がプレーン・テキストであるかリッチ・テキストであるかを指定します。学習者が太字や下線などの書式を使用できるようにするには、リッチ・テキストを選択します。応答最小文字数および最大文字数を指定します。

    • 単一選択質問に対する応答: 応答をリストで表示するかラジオ・ボタンとして表示するかを指定します。評点モデルを応答タイプに関連付けることができます。単一選択質問に応答フィードバックを追加できます。

    • 複数選択質問の応答: 応答をチェック・ボックスとして表示するか選択リストとして表示するかを指定します。必須の応答の最小数および最大数を設定できます。単一選択の質問と同様に、評点モデルを応答タイプに関連付けることができます。複数選択質問に応答フィードバックを追加できます。

    ノート: 学習クラウドでは、評価応答のフィードバックを表示できるのは管理者のみです。学習者は、評価の実行中に、応答のフィードバックを表示できません。
  9. 添付ファイルを応答の一部として提供できるかどうかを指定します。

  10. 単一選択および複数選択の質問の場合は、「追加」をクリックして質問の応答を追加します。

  11. 「プレビュー」をクリックして、評価の質問リストに質問がどのように表示されるかを確認します。

  12. 「ステータス」フィールドで、「アクティブ」を選択します。質問リストの作成時に選択できるようにするには、質問をアクティブとして保存しておく必要があります。

  13. 「保存してクローズ」をクリックします。作成した質問は、選択したフォルダの下にあるリストに表示されます。

学習評価の質問リスト・テンプレートの作成

評価質問リストを作成するには、評価質問リスト・テンプレートが必要です。一貫性を維持するために、すべての質問リストはテンプレートに基づいています。

質問リストに対して必要な制御レベルによっては、一般的な、ほとんど空白のテンプレートを作成することによって、質問リストの作成時に質問リストのプロパティと内容を完全に制御できるようになります。より詳細な制御が必要な場合は、質問リスト・レベルで使用可能な、構成オプションが制限されたテンプレートを作成できます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • 講義: ワークフォース開発

    • 機能領域: 質問リスト

    • タスク: 質問リスト・テンプレートの管理

  2. 「質問リスト・テンプレートの管理」ページの「サブスクライバ」フィールドで「学習評価」を選択します。

  3. 「検索」をクリックして、評価の既存の質問リスト・テンプレートを表示します。テンプレートをコピーして、そのコンテンツを編集できます。

  4. 「作成」をクリックして、新しい質問リスト・テンプレートを作成します。「質問リスト・テンプレートの作成」ページが開きます。

  5. テンプレートの名前と摘要を入力します。

  6. 必要に応じて、指示テキストとヘルプ資料(添付ファイル)を入力します。

  7. 評価を要求した個人が、追加のインストラクションまたはノートを学習者に提供できるようにする場合は、オプション「インストラクションの変更の許可」を選択します。これらは質問リストに表示されます。

  8. 「次」をクリックします。

  9. 質問リストのプロパティを定義します。

    • セクション順序: 「順次」を選択すると、指定した順序でセクションが表示されます。質問リストがアクセスされるたびにセクションの順序を変更するには、「ランダム」を選択します。

    • セクション表示: このオプションは、質問リストでのセクションの使用方法を制御します。「セクションなし」を選択すると、すべての質問が1つの必須セクション内に表示されます。「リージョンのスタック」を選択すると、1ページにすべてのセクションが表示されます。

    • ページ・レイアウト: 質問リストを1列で表示するか2列で表示するかを選択します。

    • ページ当たりの最大質問数: 1ページに表示される質問の最大数を入力します。

    • 許可される応答タイプ: このオプションは、テンプレートから作成される質問リストで表示可能な応答タイプを指定します。質問リストには、選択した応答タイプの質問のみが表示可能です。

  10. セクションを構成します。

    • 追加質問の許可: このオプションは、承認済ユーザーがテンプレートから質問リストを作成するときに質問を追加できるかどうかを制御します。

    • 質問順序: このオプションは、セクション内の質問のデフォルトの順序を制御します。質問が指定された順序で表示されるようにするには、「縦」を選択します。ユーザーが質問リストにアクセスしたときに質問順序をランダムに変更するには、「ランダム」を選択します。

    • 応答順序: このオプションは、セクション内の応答のデフォルトの順序を制御します。応答が指定された順序で表示されるようにするには、「縦」を選択します。ユーザーが質問リストにアクセスしたときに応答順序をランダムに変更するには、「ランダム」を選択します。

    • 必須: このオプションは、応答者にセクション内のすべての質問に回答することを要求する場合に選択します。

    • 新規ページ: 新規ページでセクションを開始する場合は、このオプションを選択します。「ページ当たりの最大質問数」フィールドに指定した質問数に応じて、1つのセクションに複数のページが含まれる場合があります。

  11. 質問ライブラリから質問を追加するか、新しい質問を作成します。質問プロパティは、テンプレート作成ページから変更できます。応答タイプを変更したり、質問を必須または非必須に設定した場合、これは作成中のテンプレートにのみ適用されます。その他の質問プロパティ(質問テキストや応答など)を変更する場合は、新しいバージョンの質問を作成することも、既存のバージョンを編集することもできます。

  12. 「次」をクリックして、テンプレートのプロパティと内容を確認します。

  13. 「プレビュー」をクリックして、質問リストが学習者にどのように表示されるかを確認します。

  14. 「ステータス」フィールドで、「アクティブ」を選択します。質問リストの作成時に選択できるようにするには、質問リスト・テンプレートをアクティブとして保存しておく必要があります。

  15. 「保存してクローズ」をクリックします。質問リスト・テンプレートは、選択したサブスクライバのテンプレートのリストに表示されます。

講義のデフォルトの評価質問リストの設定

講義のタイプ(混合、インストラクタ指導、自己ペース)ごとに、デフォルトの評価質問リストを設定できます。

  1. 「自分のクライアント・グループ」作業領域で、「学習」をクリックします。

  2. 「設定」をクリックします。

  3. 「設定」ページで、「評価」タブをクリックします。

  4. 「編集」をクリックします。

  5. 「評価使用可能」オプションを選択します。

  6. 「評価の追加」をクリックします。

  7. 評価質問リストを検索して選択し、「適用」をクリックします。

  8. 「プレビュー」をクリックして、評価質問リストを表示します。

  9. 学習者が講義の評価質問リストを完了しないと講義が完了とマークされないようにするには、「完了に必須」フィールドで「はい」を選択します。学習者が評価質問リストを完了した場合にのみ、講義が完了とマークされます。

  10. 「保存してクローズ」をクリックします。

講義でのデフォルトの評価質問リストの使用

講義には、デフォルトの評価質問リストを使用できます。

  1. 「自分のクライアント・グループ」作業領域で、「学習」をクリックします。

  2. 「学習カタログ」をクリックします。

  3. 「学習カタログ」ページで、「講義」タブをクリックします。

  4. 講義を検索して選択します。

  5. 「講義詳細」ページで「定義」タイルを選択し、「編集」をクリックします。

  6. 「アクティビティ」タブをクリックします。

  7. 「評価使用可能」オプションを選択します。

  8. 「デフォルト評価を使用」オプションを選択します。

  9. 「プレビュー」をクリックして、評価質問リストを表示します。

  10. 「保存してクローズ」をクリックします。

講義への評価質問リストの追加

前提条件: 学習評価の質問リストが作成されている必要があります。

  1. 「自分のクライアント・グループ」作業領域で、「学習」をクリックします。

  2. 「学習カタログ」をクリックします。

  3. 「学習カタログ」ページで、「講義」タブをクリックします。

  4. 講義を検索して選択します。

  5. 「講義詳細」ページで「定義」タイルを選択し、「編集」をクリックします。

  6. 「アクティビティ」タブをクリックします。

  7. 「評価使用可能」オプションを選択します。

  8. 「別の評価を使用」オプションを選択します。

  9. 「評価の追加」をクリックします。

  10. 評価質問リストを検索して選択し、「適用」をクリックします。

  11. 「プレビュー」をクリックして、評価質問リストを表示します。

  12. 学習者が講義の評価質問リストを完了しないと講義が完了とマークされないようにするには、「完了に必須」フィールドで「はい」を選択します。学習者が評価質問リストを完了した場合にのみ、講義が完了とマークされます。

  13. 「保存してクローズ」をクリックします。

評価とアセスメントの違いは何ですか。

評価とは、完了した講義について学習者からフィードバックを受け取るために使用される質問リストです。

アセスメントとは、コース教材に対する学習者の理解をテストするために使用する質問リストです。