12承認
この章の内容は次のとおりです。
学習の承認
承認を使用して、学習者が特定の学習アイテムの使用を開始する前に、マネージャやHR担当者などの他の個人によるサインオフを要求します。たとえば、特定のコースを受講する前に、学習者にマネージャの承認を取得させる場合があります。
Oracle Learning Cloudには、人材管理の承認トランザクションが3つあります。
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学習アイテム貢献承認 - このトランザクションを使用すると、学習者がセルフサービス学習アイテムをカタログ(ビデオやチュートリアルなど)に貢献する場合に、承認が要求されます。これにより、カタログで他の学習者が利用できるようになる前に、アイテムを承認できます。
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学習要求承認 - このトランザクションをアクセス・コントロール機能と組み合せて使用すると、要求された学習アイテムの使用を学習者が開始する前に、承認が要求されます。
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学習割当取下げ承認 - このトランザクションを使用すると、学習者がコース、講義および専門の割当を取り下げる前に、承認が要求されます。
これらのトランザクションの承認ポリシーを作成する場合は、最初にワークフロー条件を定義します。これは、承認ルーティング・パスを選択する前に満たされる必要があるルールです。次に、承認ルーティング・パスを定義します。これは、要求を承認または拒否する個人のリストです。1人または複数の個人を定義できます。たとえば、マネージャが要求を承認すると、その要求は管理階層内で2つ上のレベルに移動し、次にHRマネージャまたはビジネス階層内で上位にある特定のユーザーに移動します。
トランザクションに対して複数のルールを作成することもできます。実行される承認ルーティング・パスは、満たされたルール条件によって異なります。たとえば、コース要求フォームに入力された金額を調査するルールを構成し、通貨または価格に基づいて承認を異なる個人にルーティングできます。$500未満のコースの承認を学習者が要求した場合、承認は単純なワークフローに対して定義されたルールに従い、学習者のマネージャの承認のみを必要とします。コースが$500を超える場合、承認は別のワークフローのルールに従います。この場合、学習者のマネージャ、HR担当者および部長を含む複数の個人からサインオフを取得することが含まれます。「人材管理の承認トランザクションの管理」タスクおよび「人材管理のタスク構成の管理」タスクを使用して、承認ポリシーを定義できます。
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割当てのワークフローおよびステータス定義の詳細が示された割当てステータスの図について、support.oracle.comの文書ID 2518274.1を参照してください。