母語電子署名の構成
電子署名タイプのタスクを作成して、従業員が文書を読んで電子署名できるようにします。署名済文書を、将来の参照のために従業員の文書レコードで使用できるようにします。母語電子署名チェックリスト・タスクで拡張機能を使用して、ビジネス要件にあわせて名前およびパスワード検証パターンを構成します。
開始する前に
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「文書タイプ」タスクを使用して、文書タイプとして雇用合意を作成します。署名済文書は、この文書タイプの文書レコードへの添付として作成されます。
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この文書タイプには属性「文書名」および「発行日」を「関連」として構成する必要があります。また、他のすべての文書タイプ属性を「不要」として構成する必要があります。
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「文書レコード・プリファレンス」で「更新の制限」を「はい」に設定します。デフォルトでは、「削除の制限」も「はい」に設定されています。
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電子署名が必要な文書用のBusiness Intelligence (BI) Publisherテンプレートを作成します。
電子署名検証の構成
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「設定および保守」作業領域で、「チェックリスト統合」タスクに移動します。
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「チェックリスト統合の構成」ページで、「追加」をクリックします。
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次の表に示されているサンプル値を入力します。その他のフィールドでは(指定しない場合)、デフォルト値を使用します。
フィールド
サンプル値
統合カテゴリ
電子署名検証
統合タイプ
母語電子署名
統合コード
これは、この統合のユーザー定義名であり、母語電子署名タスクの設定中に使用されます。
国
アメリカ合衆国
国別識別子タイプ
社会保障番号
電子署名検証タイプ
名前およびパスワード
ノート: 選択したオプションに基づいて、それらの属性がタスク・ページで必須になります。名前検証
氏名
パスワード検証パターン
FFF111DDMMYY
これにより、パスワードを次の形式で入力することが求められます。
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Fは名の最初の数文字を表します。たとえば、指定されたパターンがFFFであり、名がMarshalである場合、Marと入力します。
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1は国別識別子タイプの最初の数文字を表します。たとえば、指定されたパターンが111である場合、国別識別子A12B7645からA12を入力します。
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DDは生年月日の日を表します。たとえば、生年月日が1970年10月05日である場合、05と入力します。
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MMは生年月日の月を表します。たとえば、生年月日が1970年10月05日である場合、10と入力します。
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YYまたはYYYYは生年月日の年を表します。たとえば、生年月日が1970年10月05日である場合、70または1970と入力します。
電子署名検証使用可能
選択
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「検証」をクリックして、構成の詳細を確認します。
電子署名タスクの詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の文書『Checklists - Electronic Signature and Transfer to Document Records』(2611795.1)を参照してください。
電子署名タイプのタスクの作成
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「自分のクライアント・グループ」→「クイック処理」→「雇用」→「チェックリスト・テンプレート」にナビゲートします。
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「チェックリスト・テンプレートの作成」ページで、「一般」タブに詳細を入力します。
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「保存」をクリックし、「タスク」タブをクリックします。
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「追加」をクリックし、ここに示すようにタスクの詳細を入力します。その他のフィールドでは、デフォルト値を使用します。
フィールド
値
名前
契約の読取りと署名
摘要
オプション
ステータス
アクティブ
先行タスク
空白のまま
必須
はい
ターゲット期間
1日間
タスク実行者
従業員
所有者
職責範囲、HR担当者
タスク・タイプ
電子署名
署名タイプ
電子署名
検証タイプ
オプションで、前のステップで構成した検証タイプを選択します。
レポート・パス
/Custom/Human Capital Management/Onboarding/EsignDocumentReport.xdo?P_SIGN_DATE={SignDate} &P_SIGNER_NAME={SignerName}&P_SIGNER_ADDRESS={SignerAddress} &P_SIGNER_EMAIL={SignerEmail}&P_ALLOCATED_TASK_ID={AllocatedTaskId}&_xf=pdf
ノート: レポート・パスを指定する場合、文書タイプは必須です。また、PDF形式のみサポートされます。文書タイプ
雇用合意
添付の対象者
実行者
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「保存」をクリックします。
このタスクを新規採用に割り当てると、新規採用はタスク・ページに移動し、文書を読んで電子署名できます。タスクは、名前を入力したときにのみ完了するよう設定できます。就業者が入力した名前は、アプリケーションに格納されている氏名に照らして検証されます。就業者が入力したパスワードは、指定されたパスワード検証パターンに照らして検証されます。この手順が完了すると、署名済文書は指定した文書タイプの文書レコードとして使用可能になります。電子署名された文書は、指定された文書タイプの就業者の文書レコードにPDF形式の添付として格納されます。BI Publisherレポートの詳細は、『Oracle Human Capital Management Cloud HCM向け分析とレポートの管理』ガイドの第6章「レポートの変更」を参照してください。