地理データのインポート
インポート管理を使用して、地理レコードを作成できます。また、インポートを使用して既存の地理にカナ名またはコードを追加することもできます。詳細は、「関連トピック」の項の「地理データのインポートの例」を参照してください。
地理レコードをインポートするには、次のタスクを実行します。
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ソース・データをOracle Applications Cloudオブジェクト属性にマップします。
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インポート用のソース・カンマ区切り値(CSV)ファイルを作成します。
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インポート・アクティビティを作成します。
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インポート結果をレビューします。
ソース・データのオブジェクト属性へのマップ方法
地理データをOracle Applications Cloudにインポートするには、.csvファイルにソース・データを入力し、そのソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする必要があります。
データ・インポート用のCSVファイルを作成する前に、次の手順を実行する必要があります。
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ソース・データ属性がOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする方法を確認します。
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地理データをインポートする前に、国体系を作成します。国体系を作成する方法の詳細は、「関連トピック」の項の「国体系のインポート」および「国体系のインポートの例」を参照してください。
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下の「地理オブジェクトの必須属性および検証」の表の説明に従って、正常にインポートするためにCSVファイルに必要なターゲット・オブジェクト属性を識別します。
開始する前に
インポートを開始する前に、いくつかの基本チェックを行う必要があります。たとえば、次のことを確認してください。
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国体系の作成など、ソース・データの各属性をインポートするための前提条件がすべて完了している。
地理オブジェクトの必須属性および検証
Oracle Applications Cloudにデータを正常にインポートするには、CSVファイルに必須属性が含まれている必要があります。属性の値が指定されていることを確認します。次の表に、新規地理レコードのインポートの必須属性、属性の前提条件の設定タスクおよび地理インポートの特定の検証(存在する場合)をリストします。
属性 |
説明 |
前提条件の設定タスクやインポート検証 |
地理レコードの作成 |
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CountryCode |
地理の所属先となる国のコード。 |
これは、この国の構成が定義されているかどうかをチェックするために、国体系に対して検証されます。 |
必須 |
PrimaryGeographyName |
地理のプライマリ名。 |
地理タイプが「国」であるか、LevelNumberが1である場合、これは国の名前に照らして検証されます。 |
必須 |
RecordTypeCode |
インポート・データの目的を表すレコード・タイプ・コード。値は次のとおりです。
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検証なし |
必須 |
LevelNumber |
階層内の地理のレベル番号。たとえば、国はレベル1、州(カリフォルニア)はレベル2です。 |
国体系にレベルが存在する必要があります。 |
必須 |
SourceID |
地理のソースIDは、親ソースIDとともに、ソース・ファイル・データ内およびインタフェース表のデータ内の地理の親子関係を識別するために使用されます。 |
なし |
必須 |
ParentSourceID |
地理の親ソースIDは、ソースIDとともに、ソース・ファイル・データ内のレコードとの地理の親子関係を識別するために使用します。国は階層の最上位にあるため、国レコードの場合はnullになります。 |
なし |
必須 |
地理オブジェクトおよび属性は、「インポート管理」フローの「インポート・オブジェクトの管理」ページに表示できます。タイプ、長さ、説明などの属性情報をこの「インポート・オブジェクトの管理」ページで確認できます。
ソースCSVファイルの作成
CX Sales and B2B ServiceにインポートするデータをソースCSVファイルに含めます。
「インポート・オブジェクト」UIページで使用可能なテンプレートを使用して、ソースCSVファイルを作成できます。テンプレートをダウンロードするには:
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に移動します。
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表で「地理」オブジェクトを選択し、「ダウンロード」をクリックします。
これで、ダウンロードされたファイルを編集し、必要な属性に有効な値を指定できます。
インポート・アクティビティの作成
CSVファイルの準備が完了したら、インポート・アクティビティを作成して情報をインポートします。インポート・アクティビティを作成するには:
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に移動します。
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「インポートの管理」ページで「インポート・アクティビティの作成」をクリックします。
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「インポート・オプションの入力」ページで、インポート・アクティビティの名前を指定し、「オブジェクト」ドロップダウン・リストから「地理」を選択します。
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「ファイル名」フィールドでCSVファイルを選択し、「次」をクリックします。
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ソース属性とターゲット属性が「フィールドのマップ」ページに自動的にマップされます。必要に応じてマッピングをレビューおよび編集します。
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「データの検証」をクリックして、マップされていない列、またはデータ形式の問題があるかどうかについてファイルを確認します。「次」をクリックします。
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「レビューおよび発行」ページでインポート詳細をレビューし、準備ができたら「発行」をクリックします。
インポート結果のレビュー
「インポートの管理」ページでインポートが成功したかどうかを確認します。このページには、すべてのアクティブなインポート、完了したインポートおよび失敗したインポートのステータスが表示されます。インポート・アクティビティのステータスをチェックするには:
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に移動します。
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「すべてのインポート」をクリックし、以前に作成したインポート・アクティビティを検索します。
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インポート・アクティビティの「ステータス」列をチェックします。ステータスが「完了」と表示された場合、インポートは成功です。インポート・アクティビティをドリルダウンして、インポート・アクティビティのステータス詳細を示す「インポート・ステータス」ページに移動できます。