I-9雇用適格検証のためのチェックリストとHireRightの統合

この例では、組織オラクル米国とHireRight(サード・パーティのI-9フォーム検証サービス・プロバイダ)との統合を可能にする設定を構成します。I-9フォーム検証は米国の従業員に必須であるため、この統合により、米国を拠点とする就業者の新規採用チェックリストにI-9検証タスクを含めることができます。

開始する前に

  • ライセンスを取得してHireRightに登録します。これは1回かぎりのアクティビティです。

  • HireRightから取得したアカウント・コードをノートにとります。

チェックリスト統合タスクの構成

  1. 「設定および保守」作業領域で、「チェックリスト統合」タスクに移動します。

  2. 「チェックリスト統合」ページで、「追加」をクリックします。

  3. 表に示されている値を入力します。一部の値はHireRightによって提供されます。その他のフィールドでは(指定しない場合)、デフォルト値を使用します。

    フィールド

    統合カテゴリ

    I-9

    統合タイプ

    HireRight

    統合コード

    統合のユーザー定義名。ここで入力したコードは、I-9タスクを構成するときに値リストで使用可能になります。

    アカウント・コード

    この値はHireRightから取得する必要があります。これは会社のアカウント・コードです。

    WebサービスURL

    アプリケーションのデフォルトURLをhttps://api2.hireright.com:443/ws_gateway/HireRightAPI/v/1/2で上書きします

    管理者ユーザー参照

    I-9プロセスの開始、従業員Webリンクの生成および検証ステータスの確認を行う管理者権限を持つHireRightの有効なユーザー・アカウント。この値はHireRightから取得する必要があります。

    外部サービス・プロバイダとの統合および情報の送信の有効化

    選択されている場合は、HCMの属性がHireRightと共有されることを示します

  4. 「保存」をクリックします。

統合の検証

  1. 「検証」をクリックして、統合が機能することを確認します。

  2. 「保存」をクリックします。エラーが表示されない場合、統合は成功です。

HireRightに送信する属性の構成

これらの属性は、HCMからHireRightに送信されます。「チェックリスト統合」ページで、どの属性を送信しないかを指定できます。

  • 就業者の名
  • 就業者の姓
  • 就業者Eメール・アドレス(構成可能ではなく、常に送信される)
  • 就業者住所
  • 就業者社会保障番号
  • 就業者生年月日
  • 採用マネージャの名
  • 採用マネージャの姓
  • 採用マネージャEメール・アドレス
  • 就業者事業所コード
  • 就業者事業所名
  • 就業者開始日
ノート:
  • 同じチェックリストのI-9タスクはすべて、同じHireRight統合アカウントを使用する必要があります
  • ORA_PER_CHECKLIST_DEFER_I9_CREATIONプロファイル・オプションがYに設定されている場合、従業員がタスクにアクセスするまで、HireRightでのI-9文書の作成を延期できます。I-9統合を構成するときは、デフォルトの従業員Eメール・タイプは勤務先Eメールですが、これを変更できます。どのEメール・タイプを使用する場合でも、I-9プロセスが完了するまで、就業者も同じEメール・タイプを持つようにする必要があります。つまり、I-9 Eメール・タイプとして自宅Eメールを指定する場合、就業者には自宅Eメールも必要であり、I-9プロセスが進行中の場合は、これを変更しないでください。

HireRight統合の詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の文書『Onboarding Checklists - Integration with HireRight』(2583133.1)を参照してください。