HRヘルプ・デスク・サービス・リクエストのBUの設定

HRヘルプ・デスク要求のBUは次のように設定されます。

  • SRがエージェントによって作成される: SRのBUが、サインイン・ユーザーのリソース組織に関連付けられたBUとして設定され、複数のBUがユーザーのリソース組織に関連付けられている場合は、プライマリが使用されます。

  • SRが従業員によって作成される: 従業員がリソースではなく、従業員にリソース組織がない場合、SRのBUはデフォルトのBUとして設定されます。

  • SRがEメールによって作成される: SRがEメールによって作成される場合、SRのBUはEメール・チャネルのBUに基づいて決定します。

  • どの従業員がサインインしたかに基づいて異なるBUを設定する必要がある場合は、サインインした従業員に基づいて異なるBUを動的に設定するGroovyスクリプトを作成する必要があります。

リソースとして設定され、リソース組織に関連付けられるのはエージェントのみです。HRヘルプ・デスク・ユーザー従業員はリソースではないため、HRヘルプ・デスク・サービス・リクエストのビジネス・ユニットはプロファイル・オプションHZ_DEFAULT_BU_CRMの値に設定されます。SRのBUをデフォルトではなく従業員のBUに設定するには、次を構成する必要があります。

SRのBUを更新するための作成の後トリガーの追加

アプリケーション・コンポーザで次のステップを実行します。

  1. アプリケーション・コンポーザで、「サービス・リクエスト」の下のサーバー・スクリプトにナビゲートします。

  2. 「トリガー」タブに移動します。

  3. 次を指定して、新しいトリガーを作成します。

    • トリガー = 作成の後

    • 適切な名前を入力します

    • トリガーのスクリプト・セクションに、次のコードをペーストします。

if(StripeCd == "ORA_SVC_HCM")  
{
     def hcmPersonListVL = hcmPersonList
     while(hcmPersonListVL.hasNext())
       {
           def hcmPersonListRow = hcmPersonListVL.next();
           def actualTerminationDate = hcmPersonListRow?.ActualTerminationDate;
           if(actualTerminationDate == null)
            {
               def EmpBuName = hcmPersonListRow?.BusinessUnitName;
               if (EmpBuName != null)
               {
                  def buID;
                  def buVO = getAttribute("BusinessUnitsLOV");
                  buVO.reset()
                  while (buVO.hasNext()) 
                    {
                     // access the next row in the row iterator
                       def curBU = buVO.next()
                       if(curBU.getAttribute("Name") == EmpBuName) 
                          {
                               buID= curBU.getAttribute("BusinessUnitId");
                               println('buID:'+buID);
                               setAttribute("BUOrgId", buID);
                               break;
                           }
                     }
                }
 
            }
       }
}

SRのBUを更新するためのプライマリ担当者IDへのフィールドの後トリガーの追加

エージェントが従業員のかわりにSRを作成した場合、SRオブジェクトの作成の後トリガーでは、プライマリ連絡先のBUがデフォルト設定されません。これを行うには、プライマリ担当者IDに「フィールドの変更の後」フィールド・トリガーを追加する必要があります。

アプリケーション・コンポーザで次のステップを実行します。

  1. アプリケーション・コンポーザで、「サービス・リクエスト」の下のサーバー・スクリプトにナビゲートします。

  2. 「トリガー」タブに移動します。

  3. 次を指定して、新しいフィールド・トリガーを作成します。

    • トリガー = フィールドの変更の後

    • フィールド名 = プライマリ担当者ID

    • 適切な名前を入力します

    • トリガーのスクリプト・セクションに、次のコードをペーストします。

if(StripeCd == "ORA_SVC_HCM")  
{
     def hcmPersonListVL = hcmPersonList
     while(hcmPersonListVL.hasNext())
       {
           def hcmPersonListRow = hcmPersonListVL.next();
           def actualTerminationDate = hcmPersonListRow?.ActualTerminationDate;
           if(actualTerminationDate == null)
            {
               def EmpBuName = hcmPersonListRow?.BusinessUnitName;
               if (EmpBuName != null)
               {
                  def buID;
                  def buVO = getAttribute("BusinessUnitsLOV");
                  buVO.reset()
                  while (buVO.hasNext()) 
                    {
                     // access the next row in the row iterator
                       def curBU = buVO.next()
                       if(curBU.getAttribute("Name") == EmpBuName) 
                          {
                               buID= curBU.getAttribute("BusinessUnitId");
                               println('buID:'+buID);
                               setAttribute("BUOrgId", buID);
                               break;
                           }
                     }
                }
 
            }
       }
}

ノート: このトリガーを追加する場合、SRでビジネス・ユニットIDフィールドを公開できません。これは、フィールドの変更の後トリガーを使用してBUを更新した場合は、UIがトリガーの値セットで更新されないためです。エージェントがBUを変更できるようにする場合は、フィールドの変更の後トリガーを使用しないでください。または、このトリガーを使用できますが、「サービス・リクエスト」ページでBUを公開しないでください。

SRのBUを更新するための従業員権限の付与

すべての従業員がセキュリティ・コンソールでのサービス・リクエスト・ビジネス・ユニットの更新権限を持っていることを確認します。

これは、2つの方法で実行できます。

  1. オプション1:

    • 新しいジョブ・ロールを作成して追加し、サービス・リクエスト・ビジネス・ユニットの更新権限をロールに関連付けます。

    • このロールをすべての従業員に関連付けます。

  2. オプション2:

    • すべての従業員がカスタム・ロールにすでに関連付けられている場合は、そのカスタム・ロールにサービス・リクエスト・ビジネス・ユニットの更新権限を追加できます。