コンテキスト依存ノートの構成に関する考慮事項

ページ・コンポーザを使用して、ノート・リソース・カタログ・コンポーネントをアプリケーション・ページに追加できます。オブジェクト・タイプに基づいて、コンポーネントの次の側面を構成するためのパラメータを定義する必要があります。

  • コンテキスト

  • ユーザー・インタフェース

  • 表示設定

個人ノートのコンテキスト

個人ノートの様々なシナリオを実装する際には、次のパラメータを指定して、ノートのコンテキストまたはスコープを構成します。

パラメータ

説明

オブジェクト・タイプ

文字列PER_PERSONを使用して、個人ノートを実装します。

オブジェクトID

有効な式を使用して、ノートを特定のオブジェクトに関連付けます。この式では、個人ノート・ケースを実装するための有効な個人ID値を生成する必要があります(例: #{bindings.PersonId.inputValue})。

コンテキスト・タイプ

特定のコンテキストを表す文字列値を使用します。フィードバックの場合、次のいずれかの値を選択します。

  • 空白値

  • ORA_TALENT_REVIEW_TYPE

    このコンテキスト・タイプを選択すると、フィードバックのすべてのインスタンスにノート・コンポーネントが表示されます。これは例外です。

コンテキストID

#{bindings.MeetingId.inputValue}のような有効な式を使用して、ノートを特定のコンテキスト・オブジェクトに関連付けます。随時フィードバックの場合、「コンテキスト・タイプ」が空白値であれば、「コンテキストID」は空白値に設定されます。

追加のコンテキストを指定せずに個人ノートを個人に関連付けた場合は、フィードバック・コンポーネントのすべてのインスタンスにノート・コンポーネントが表示されます。フィードバック・ノートに対して追加のコンテキスト・パラメータを指定した場合は、構成済の個人ノートとして扱われます。すべてのコンテキスト・パラメータによって適切に定義したコンテキストにノートを関連付けた場合は、どのフィードバック・インスタンスにも表示されず、同じコンテキストのすべてのインスタンスに表示されます。

オブジェクト・ノートのコンテキスト

オブジェクト・ノートの様々なシナリオを実装する際には、次のパラメータを指定して、ノートのコンテキストまたはスコープを構成します。

パラメータ

説明

オブジェクト・タイプ

オブジェクト・タイプを表すORA_REVIEW_PERIODのような文字列を使用して、オブジェクト・ノートを関連付けます。

オブジェクトID

有効な式を使用して、ノートを特定のコンテキスト・オブジェクトに関連付けます。たとえば、#{bindings.ReviewPeriod.inputValue}のようにします。

コンテキスト・タイプ

コンテキスト・タイプに関連付けられた意味を示します。ORA_PERFORMANCE_GOALなどがあります

コンテキストID

#{bindings.MeetingId.inputValue}のような有効な式を使用して、ノートを特定のコンテキスト・オブジェクトに関連付けます。

オブジェクト・ノートの構成では、ユーザーが作成したノートは、追加のコンテキストなしに指定のオブジェクトに関連付けられます。

ユーザー・インタフェース

アプリケーション・ページにおけるノート・コンポーネントの外観を定義できます。リソース・カタログ・コンポーネントの標準機能に加えて、次の機能を使用できます。

パラメータ

説明

次のもので使用

オブジェクト・タイトル

デフォルトでは、タイトル・テキストは「ノート」として表示されます。文字列式を指定した場合、オブジェクトのタイトル・テキストは「ノート: <PARAMETER VALUE>」として表示されます

オブジェクト・ノート

個人ノートの場合、オブジェクト・タイトルは変更できません。

詳細ページの表示

デフォルトでは、ノート・コンポーネントは処理リンクとして表示され、このリンクをクリックすると、ノートの個別ビューが開きます。このオプションを設定した場合、ノート・コンポーネントは、リスト・ビュー形式の埋込みリージョンとしてページに表示されます。

詳細ページを表示するには、フィールド内の矢印を選択し、「式ビルダー」を選択します。「式エディタ」ウィンドウで、テキスト・ボックスに値trueを入力します。

個人ノートおよびオブジェクト・ノート

クイック作成の表示

デフォルトでは、ノート・コンポーネントは個別表示されません。このオプションを設定した場合、従業員は、ノートのリスト・ビューに移動しなくてもノートをすばやく作成できます。

ユーザーがノートをすばやく作成できるようにするには、フィールド内の矢印を選択し、「式ビルダー」を選択する必要があります。「式エディタ」ウィンドウで、テキスト・ボックスに値trueを入力します。

個人ノートおよびオブジェクト・ノート

表示のみ

このオプションを設定した場合、ノート・コンポーネントは、表示モードでユーザーに表示されます。

ユーザーがノートを表示できるようにするには、フィールド内の矢印を選択し、「式ビルダー」を選択する必要があります。「式エディタ」ウィンドウで、テキスト・ボックスに値trueを入力します。

個人ノートおよびオブジェクト・ノート

個人ノートの表示設定

フィードバック表示オプションを管理する際には、フィードバックの表示オプションを定義するのみでなく、デフォルトの表示オプションも指定します。個人ノートのデフォルトの表示設定を上書きするステップは、次のとおりです。

  1. 機能設定マネージャで、「共通参照の管理」タスクを検索して選択します。

  2. 「コンテキスト・タイプ」の値を拡張可能な参照タイプ(ORA_FEEDBACK_CONTEXT_TYPE)に追加します。

    次のいずれかの値を使用してフィードバックを構成します。

    • ORA_NO_CONTEXT

    • ORA_TALENT_REVIEW_TYPE

  3. 「フィードバック表示の管理」タスクを検索し、表示オプションをレビューします。

    ノート: フィードバック・コンテキストの表示オプションは削除できます。

    表示オプション

    選択時

    全員

    全員がフィードバックを表示できるようになります

    マネージャのみ

    マネージャのみがフィードバックを表示できるようになります

    マネージャおよび<Recipient Name>

    マネージャおよびノートの受信者がフィードバックを表示できるようになります

    自分のみ

    ノートの作成者のみがフィードバックを表示できるようになります

    前述の表示オプションのいずれかを個人ノートのデフォルト設定として設定することも、「デフォルトなし」オプションを指定し、後でユーザーがノートを作成する際にそのノートの表示設定を指定できるようにすることもできます。

オブジェクト・ノートの表示設定

個人ノート・コンポーネントとは対照的に、オブジェクト・ノートの表示設定は変更できません。

表示オプション

選択時

全員

全員がノートを表示できるようになります

自分のみ

ノートの作成者のみがノートを表示できるようになります

デフォルトの表示設定では、「全員」を指定できます。