個人のスケジュールの決定方法

個人の勤務時間は様々な方法で設定できます。選択した期間の個人の正規スケジュールは、次の情報を使用して自動的に決定されます。

  • 現在のスケジュールまたは勤務時間

  • カレンダ・イベントおよび勤務スケジュール・リソース例外

  • 休暇欠勤エントリ

検索順序

このフロー・チャートに、アプリケーションが割当てに適用する前にユーザーのスケジュールを検索する順序を示します。

従業員スケジュールを決定するフローの視覚表示

公開済スケジュール(ワークフォース管理)

公開済スケジュールは、各個人の雇用勤務週、プライマリ勤務スケジュールまたは標準勤務時間を使用して作成されます。他のスケジューリング・アプリケーションの公開済スケジュールから作成されることもあります。公開済スケジュールには該当するカレンダ・イベントおよび休暇欠勤が表示されます。

雇用勤務週

雇用勤務週は個人の雇用レコードに構成されます。勤務週から作成されたスケジュールには該当するカレンダ・イベントおよび休暇欠勤も表示されます。

プライマリ勤務スケジュール

プライマリ勤務スケジュールは次のいずれかのレベルにリンクされます。勤務スケジュールから作成されたスケジュールには、割り当てられているカレンダ・イベントやリソース例外、該当する休暇欠勤も表示されます。

  1. 個人のプライマリ・アサイメント

  2. ポジション

  3. ジョブ

  4. 部門

  5. 事業所

  6. 雇用主

  7. 企業

プロセスは、指定された順序でスケジュール階層内を移動し、プライマリ・スケジュールが見つかるとすぐに停止します。この階層例では、3つのレベルに関連付けられたプライマリ勤務スケジュールを示します。

個人のスケジュールに対する様々なワークフォース・ストラクチャ・レベルで定義されたスケジュールの影響

部門1および部門3には、プライマリ・スケジュールはありません。したがって、企業レベルのプライマリ・スケジュールは、1人の例外を除き、全員に適用されます。部門3の1人は、プライマリ・アサイメントのスケジュールを持っています。このプライマリ・アサイメントのスケジュールが、企業レベルのスケジュールのかわりに適用されます。部門2にはプライマリ・スケジュールがあり、その部門の全員に適用されます。

すべてのユーザーのスケジュールは、レベルに関係なく、プライマリ勤務スケジュールに存在するカレンダ・イベントおよびリソース例外の影響を受けます。これらは、選択された期間中に従業員が報告した休暇欠勤の影響も受けます。

標準勤務時間

標準勤務時間は、個人のプライマリ・アサイメントで定義されます。これらの時間から作成されたスケジュールには該当するカレンダ・イベントおよび休暇欠勤も表示されます。

デフォルト時間

スケジュールが見つからない場合は、デフォルト時間である午前8:30から午後5:00が使用されます。