個人名と言語

アプリケーションでユーザーの名前を表示する方法や、どの言語で表示するかを定義できます。グローバル言語とローカル言語のどちらで個人の名前を表示するかを定義できます。

個人名には、形式と書式の2つの部分があります。

名前形式

名前形式により、次のことが決定されます。

  • 個人の名前の表示するコンポーネント。たとえば、ある国では名と姓が表示され、別の国ではミドル・ネームも表示される場合があります

  • コンポーネントの表示順序

  • 必須コンポーネントとオプションのコンポーネント。たとえば、一部の国では役職がオプションになる場合があります。

    雇用主は、個人レコードの国別仕様コンテキストを設定します。したがって、雇用主がカナダの法的エンティティの場合は、カナダの名前形式が使用されます。国固有の名前形式が存在しない場合、一般名前形式(姓、名、敬称、ミドルネーム)が使用されます

ノート: 個人の連絡先には、その連絡先が関連付けられている個人と同じ名前形式が使用されます。

名前書式

名前書式は、名前コンポーネントの配置です。

  • 書式は名、姓、役職など、これらの名前コンポーネントの配置です。表示名、リスト名、氏名および順序名の各事前定義済の名前書式から選択できます。

  • 書式は表示コンテキストに基づいて変えることができます。たとえば、名前の順序付きリストでは、姓の後に名が表示されますが、他のコンテキストでは、名の後に姓が表示されます。

グローバルまたはローカル

「HR: ローカルまたはグローバル名書式」プロファイル・オプションによって、ユーザーにローカル名とグローバル名のどちらを表示するかを制御します。「HR: ローカルまたはグローバル名書式」プロファイル・オプションによって、デフォルトでユーザーにローカル名とグローバル名のどちらを表示するかを制御します。グローバル名には1つの名前書式を使用します。複数の国の個人を管理するユーザーは、表示される名前を一貫した方法で参照するために、グローバル名を使用することがあります。1つの国で個人を参照または管理するユーザーは、ローカル名を優先して参照できます。

個人名の言語

各企業は、1つのグローバル名言語を持ちます。個人名は、デフォルトでこの言語で表示されます。個人レコードを作成する際に、ローカル名に使用する言語を定義できます。「HR: ローカルまたはグローバル名書式」プロファイル・オプションの値がこの言語と一致するユーザーには、この言語で名前が表示されます。

例を見てみましょう。

  • 企業のグローバル名の言語は、英語(米国)です。

  • 個人レコードのローカル名の言語を日本語に設定します。「HR: ローカルまたはグローバル名書式」プロファイル・オプションが日本語に設定されているユーザーには、個人の名前が日本語で表示されます。

  • 他のすべてのユーザー(グローバル書式の名前を参照しているユーザーまたは「HR: ローカルまたはグローバル名書式」プロファイル・オプションが日本語以外の値に設定されているユーザー)には、個人の名前が英語(米国)で表示されます。ユーザーは、プリファレンスを設定して、個人名を表示する言語を選択できます。