タレント・レビュー・データ・オプション

タレント・レビュー会議テンプレートを作成するときには、会議のファシリテータおよび参加者が使用できるデータおよび処理を指定します。タレント・レビュー会議テンプレートを作成するには、「設定および保守」作業領域の「タレント・レビュー・ダッシュボード・オプションの構成」タスクを使用します。

ノート: レビュー担当者へのアクセスを制限する場合は、会議ファシリテータが、会議の作成時に「レビュー内容の準備」ページの構成済データ・オプションを上書きできます。

それぞれのデータ・オプションについて説明します。

分析オプション

この表は、タレント・レビュー会議テンプレートの分析オプションと、これらのオプションがいつ使用可能になるかを示しています。

分析オプション	使用可能になる条件
離職のリスク	離職のリスクの評点モデルが存在する必要があります
離職の影響	離職の影響の評点モデルが存在する必要があります
異動希望	「異動希望」コンテンツ・タイプが存在する必要があります

プロファイル管理ビジネス・プロセスには、これらの分析オプションのそれぞれについて事前定義済の値があります。選択した分析オプションがボックス・チャート・マトリックスに表示されます。ファシリテータおよびレビュー担当者は、会議中にこれらの値のうち2つまでを同時に選択できます。

就業者フィルタ

タレント・レビュー会議ダッシュボードに表示するフィルタを選択できます。これらのフィルタには、ビジネス・ユニット、ジョブおよびコンピテンシが含まれます。ファシリテータはこれらのフィルタを使用してレビュー対象就業者をフィルタできます。

次のオプションを使用して、レビュー対象就業者に含める対象者を指定できます。

マネージャ: レビュー対象就業者の中に直属の部下がいなくても、レビュー対象就業者階層内のすべてのマネージャを表示します。
レビュー担当者および参加者: レビュー担当者および参加者がレビュー対象就業者の一部である場合は、その直属および間接的部下をすべて表示します。
下位レベル: 会議ビジネス・リーダーの下位のみを表示します。
管理レベル: 指定した管理レベルの個人のみを表示します。

処理

次の表に示す処理オプションをタレント・レビュー・ダッシュボードの「処理」セクションに対して選択できます。

処理オプション	説明	コメント
ノートの追加	ファシリテータは、会議に関するノートやレビュー対象就業者の任意の個人に対するノートを追加できます。また、ファシリテータは、タレント・レビューの前に、コンテンツ準備フェーズ中に就業者のマネージャが作成したノートを管理できます。
タスクの追加	ファシリテータは、会議参加者および他の人にタスクを割り当てることができます。	追加したタスクは、割当て済タスクのフォロー・アップのためにファシリテータが会議後に使用する「ノートおよびタスクの管理」タスクに表示されます。
目標の追加	ファシリテータは目標を作成したり、目標ライブラリからパフォーマンス目標または育成目標を割り当てることができます。	パフォーマンス目標を作成するには、目標管理ビジネス・プロセスが使用可能である必要があります。育成目標を作成するには、キャリア開発ビジネス・プロセスが使用可能である必要があります。
保留エリアの使用可能	保留エリアには、会議の開始時点で評点のない就業者が表示されます。	会議中に参加者が就業者をボックス・チャートからこのエリアに移動することもできます。保留エリアが使用可能になっていない場合、会議の開始時に評点のない就業者はレビューに表示されません。
比較可能	参加者は、就業者を他の就業者またはジョブ・プロファイルと比較できます。	「個人比較フローの非表示」プロファイル・オプションの値が「N」の場合にのみ、「タレント・レビュー・テンプレート」ページの「処理」セクションで「比較可能」チェック・ボックスが表示されます。
組織チャート使用可能	参加者はレビュー対象の組織の組織チャートを表示できます。
ポテンシャル評価使用可能	会議の前に、レビュー担当者は「レビュー内容の準備」ページでポテンシャル評価の質問に回答します。ポテンシャル評点は応答に基づいて自動的に計算されます。

カラー・コード・オプション

カラー・コード・オプションを使用すると、ファシリテータおよび参加者がレビュー対象就業者の選択済セグメントを強調表示できます。ファシリテータは、そのオプション内のすべての就業者の平均評点を表示できます。たとえば、ファシリテータが会議の実施中に「事業所」カラー・コード・オプションを選択した場合、レビュー対象就業者のすべてが事業所によってカテゴリ分けされます。同じ事業所に属する就業者は、同じ色で強調表示されます。