レート付きの給与額を等級ラダーから移入する方法

次に、等級ラダー、等級またはステップを変更するHR処理中に、個人の給与額を等級ラダー・レートから移入する方法を示します。これらのHR処理の例には、「採用」「異動」「昇格・昇進」があります。

  1. 「等級ラダーの管理」タスクではなく、「昇格等級ラダー」タスクを使用してレートを設定してください。

    • 「給与更新を含める」「はい」に設定します。

    • 「給与の計算方法」「等級ステップ・レートの使用」に設定します。

  2. ユーザーまたは簡易コンポーネントにより給与額が決定される給与ベース・タイプが設定された給与ベースが個人にあることを確認します。他の給与ベース・タイプを選択した場合、等級ラダーによって給与額が更新されることはありません。「給与ベース」タスクを使用して給与ベースを構成します。

    簡易コンポーネントを使用している場合は、「昇格等級ラダー・レート」コンポーネントを含めて、「オプション」属性を「いいえ」に設定する必要があります。昇格処理では、すべてのオプション・コンポーネントが削除されるため、プロセスで保持する必要があるすべてのコンポーネントの「オプション」属性を「いいえ」に設定します。

  3. HR処理に「給与」セクションを含めます。HCM経験設計スタジオのトランザクション設計スタジオを使用して、レスポンシブ・ページを構成する必要がある場合があります。

  4. HR処理に「等級ラダー」「等級」および「ステップ」属性を含めます。HCM経験設計スタジオのトランザクション設計スタジオを使用して、レスポンシブ・ページを構成する必要があります。

    例外: 等級にステップがない場合は、HR処理に「ステップ」属性を含める必要はありません。

また、提示給与を現行給与未満にする必要がある場合は、グローバル報酬設定を構成する必要があります。「設定および保守」作業領域の「グローバル報酬設定の構成」タスクを使用します。このタスクは、報酬管理オファリングの「基本給」機能領域に含まれています。

  1. 「グローバル報酬設定」ページで、ページの「等級ステップ昇格」セクションにスクロールします。

  2. 「オンライン設定」サブセクションで、「提示給与が現在の給与未満の場合に給与を更新」チェック・ボックスを選択します。

個人を採用する際に給与額を表示するには、給与ベースに加えて、等級ラダー、等級およびステップを選択する必要があります。