給与額の決定方法
給与ベースのタイプを選択したときに給与額が決定される方法を指定します。
給与額をユーザーにより決定
このタイプでは、HR担当者またはマネージャが、給与を変更する際に給与額、調整額または調整率を入力します。このタイプを使用して、等級ステップ昇格を使用する給与額を決定できます。
増分コンポーネントによって決定される給与調整額
このタイプでは、HR担当者またはマネージャが、ベースで選択された増分コンポーネントまたは給与の変更時に自分が選択した増分コンポーネントを使用して、給与調整を項目化します。給与額全体を項目化するのは、最初の給与レコードのみです。後続のすべての給与レコードでは、パーセントまたは金額を使用して、調整金額のみを項目化します。
例
最初の給与レコードで、次に示すように、HR担当者は28,000 USDの給与を定義します。
コンポーネント |
金額 |
---|---|
ベース |
20,000 |
功績 |
5,000 |
事業所 |
3,000 |
翌年、マネージャは、次に示すように、その個人の給与を32,000 USDに調整します。
コンポーネント |
調整額 |
調整率 |
---|---|---|
ベース |
5,000 |
18 |
功績 |
0 |
0 |
事業所 |
-1,000 |
-0.04 |
簡易コンポーネントによって決定される給与調整額
このタイプの場合、HR担当者またはマネージャは簡易コンポーネントを使用して給与変更を項目化します。各給与レコードには、給与の簡易コンポーネント全体に対して加算または減算する、個人の簡易コンポーネントの金額またはパーセントが保持されます。個人の簡易コンポーネント金額を、総合給与から完全に独立させることもできます。
このタイプを使用して、等級ステップ昇格を使用する給与額を決定できます。必ず「昇格等級ラダー・レート」コンポーネントを含めて、「オプション」属性を「いいえ」に設定してください。
例
最初の給与レコードで、次に示すように、HR担当者は25,000 USDの給与を定義します。
コンポーネント |
金額 |
---|---|
ベース |
20,000 |
功績 |
5,000 |
事業所 |
3,000 |
翌年、マネージャは、次に示すように、その個人の給与を32,000 USDに調整します。
コンポーネント |
金額 |
調整額 |
調整率 |
前の値 |
---|---|---|---|---|
ベース |
25,000 |
5,000 |
25 |
20,000 |
功績 |
5,000 |
0 |
0 |
5,000 |
事業所 |
2,000 |
-1,000 |
-33.33 |
3,000 |