ロード後処理の実行に関するガイドライン

このトピックでは、一部のロード後処理の追加ガイダンスについて説明します。特に、プロセスが必須の場合とオプションの場合について説明します。

待ち状態のLDAP要求の送信

就業者レコードをロードした後は、常に「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行する必要があります。「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行すると、次のようになります。

  • 新規就業者のユーザー・アカウントが作成されます。

  • ロールは、現在のロール・マッピングでの指定に従って、ユーザー・アカウントにプロビジョニングされます。

新しい就業者をロードするときに適切なロール・マッピングが存在しない場合、ユーザー・アカウントは作成されますが、ロールはプロビジョニングされません。ロールが指定されていないユーザー・アカウントは、「待ち状態のLDAP要求の送信」が完了するときに自動的に停止されます。また、停止されたユーザー・アカウントに対する後続のロール・プロビジョニング要求は、処理が遅くなる場合があります。このシナリオを回避するには:

  1. 就業者レコードをロードする前に、ロール・マッピングを作成して、現在のそれぞれの就業者に少なくとも1つのロール(従業員など)をプロビジョニングします。

  2. 退職済就業者のユーザー・アカウントが作成されないようにします。「設定および保守」作業領域で、「退職就業者のユーザー・アカウント作成」オプションを「いいえ」に設定します。

    • 機能領域: ワークフォース・ストラクチャ

    • タスク: 企業HCM情報の管理

  3. 就業者レコードをロードします。

ノート: 就業者をロードする前に、常に、ロード対象の就業者に対するロール・マッピングを作成します。このロール・プロビジョニング・ルールを適切に設定することで、新規ユーザー・アカウントが不必要に停止されないようにします。

すべてのユーザーの自動プロビジョニング・ロール

就業者をロードする前にロールを自動プロビジョニングするロール・マッピングを作成した場合、就業者レコードの初期ロードまたは就業者レコードのみのロードの後、このプロセスを実行する必要はありません。ただし、ロール・マッピングを作成する前に就業者をロードする場合、このプロセスを実行した後、ロードした就業者に対して「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行する必要があります。

増分更新後にこのプロセスを実行する必要はありません。ただし、自動プロビジョニング・ルールを変更するたびに、このプロセスを実行することをお薦めします。

LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信

このプロセスは、就業者レコードの初期ロードまたは就業者レコードのみのロードの後に実行します。増分ロードの後は、次の場合に、このプロセスを実行します。

  • 変更したユーザーのみが対象になっていた場合

  • 就業者をそのマネージャとは別にロードする場合

  • SQLスクリプトを使用して個人データを更新した場合