ロード後処理の実行に関するガイドライン
このトピックでは、一部のロード後処理の追加ガイダンスについて説明します。特に、プロセスが必須の場合とオプションの場合について説明します。
待ち状態のLDAP要求の送信
就業者レコードをロードした後は、常に「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行する必要があります。「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行すると、次のようになります。
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新規就業者のユーザー・アカウントが作成されます。
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ロールは、現在のロール・マッピングでの指定に従って、ユーザー・アカウントにプロビジョニングされます。
新しい就業者をロードするときに適切なロール・マッピングが存在しない場合、ユーザー・アカウントは作成されますが、ロールはプロビジョニングされません。ロールが指定されていないユーザー・アカウントは、「待ち状態のLDAP要求の送信」が完了するときに自動的に停止されます。また、停止されたユーザー・アカウントに対する後続のロール・プロビジョニング要求は、処理が遅くなる場合があります。このシナリオを回避するには:
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就業者レコードをロードする前に、ロール・マッピングを作成して、現在のそれぞれの就業者に少なくとも1つのロール(従業員など)をプロビジョニングします。
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退職済就業者のユーザー・アカウントが作成されないようにします。「設定および保守」作業領域で、「退職就業者のユーザー・アカウント作成」オプションを「いいえ」に設定します。
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機能領域: ワークフォース・ストラクチャ
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タスク: 企業HCM情報の管理
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就業者レコードをロードします。
すべてのユーザーの自動プロビジョニング・ロール
就業者をロードする前にロールを自動プロビジョニングするロール・マッピングを作成した場合、就業者レコードの初期ロードまたは就業者レコードのみのロードの後、このプロセスを実行する必要はありません。ただし、ロール・マッピングを作成する前に就業者をロードする場合、このプロセスを実行した後、ロードした就業者に対して「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行する必要があります。
増分更新後にこのプロセスを実行する必要はありません。ただし、自動プロビジョニング・ルールを変更するたびに、このプロセスを実行することをお薦めします。
LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信
このプロセスは、就業者レコードの初期ロードまたは就業者レコードのみのロードの後に実行します。増分ロードの後は、次の場合に、このプロセスを実行します。
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変更したユーザーのみが対象になっていた場合
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就業者をそのマネージャとは別にロードする場合
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SQLスクリプトを使用して個人データを更新した場合