契約データを移行するプロセス
契約データをアサイメントから契約に移行するには、「雇用データの移行」プロセスを使用する必要があります。このプロセスは「クイック処理」の「雇用契約」タスクを使用して契約を管理する前に1回実行する必要があります。
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このプロセスを実行して、雇用契約に対してアサイメント・レベルのセキュリティを有効にする必要があります。HCM共通のアサイメント・レベルのセキュリティの詳細は、『HCM 20Dリリース・レディネス新機能: 複数アサイメントがある就業者に対するアクセスの保護』を参照してください。
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プロセスを複数回実行した場合は、PER_CONTRACTS_F表内の勤続期間IDがNULLのレコードのみが処理されます。
プロセスの実際の動作は次のとおりです。
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契約があり、IDがPER_CONTRACTS_F表に移入されていない就業者の勤続期間IDを更新します。
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契約終了日を勤務条件レコードの予定アサイメント終了日からPER_CONTRACTS_F表にコピーします。
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契約があり、IDがPER_ALL_ASSIGNMENTS_M表に移入されていない就業者の契約IDを更新します。
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PER_CONTRACTS_F表で処理コードがNULLで、同じ日付に対応するアサイメント分割がある場合、アサイメント処理をPER_CONTRACTS_F表にコピーします。
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PER_CONTRACTS_F表で処理コードがNULLで、同じ日付に対応するアサイメント分割を持たない契約更新レコードがある場合、契約更新として処理を更新します。
プロセスの実行後に、契約終了日を就業者の雇用情報で確認できます。契約終了日は、予定終了日が作業条件レコードに移入されるすべての行に対して移入されます。
このプロセスでは、アサイメントが契約をサポートする雇用主の一部であっても、既存のアサイメントのデフォルト契約レコードは作成されません。
処理の履歴レコードの更新は一度のみ行われます。したがって、プロセスを再度実行しても、リリース21Aでプロセスを初めて実行した後に行った契約更新がレスポンシブ・ユーザー・インタフェースと再度同期されることはありません。
プロセス・パラメータ
「雇用データの移行」プロセスでは、「契約データを改善してレスポンシブUIで使用可能にする」パラメータが使用されます。このパラメータは、UPDATE_PER_CONTRACTS_F表を更新することで契約データを延長します。