契約の管理方法
契約をアサイメントに関連付けて、契約タイプ、期間、開始日と終了日などの主要な情報を指定できます。
「クイック処理」の「雇用契約」タスクを使用して、契約の延長およびその他の詳細を管理(契約更新の追加、削除、編集など)できます。
契約とアサイメントの関連付け
次のいずれかの処理を実行するときに、新規契約をアサイメントに関連付けることができます。
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個人の採用
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雇用主の変更
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個人のグローバルな異動
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グローバル臨時アサイメントの作成
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雇用関係の作成
次のいずれかの処理を行うときに、新しい契約または既存の契約を同じ雇用関係のアサイメントに関連付けることができます。
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雇用関係へのアサイメントの追加
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臨時アサイメントの追加
契約の延長
「雇用契約」ページから契約を延長するには、契約終了日または契約期間を指定します。ただし、契約終了日のない契約は延長できません。
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契約終了日を入力すると、期間が自動的に計算されます。
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契約期間を入力すると、契約終了日が自動的に計算されます。これには、前の契約終了日に期間が追加されます。
契約更新履歴の訂正
契約詳細で、契約の延長の履歴を参照できます。この表は、契約更新履歴のフィールドを示しています。
契約番号 |
更新数 |
初期契約開始日 |
契約開始日 |
契約終了日 |
契約期間 |
契約タイプ |
説明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CONT100010 |
0 |
2018年1月01日 |
2018年1月01日 |
2018年3月31日 |
3か月間 |
固定 |
初期契約レコード |
CONT100010 |
1 |
2018年1月01日 |
2018年4月01日 |
2018年5月31日 |
2か月間 |
固定 |
最初の延長 |
CONT100010 |
2 |
2018年1月01日 |
2018年6月01日 |
2018年7月31日 |
2か月間 |
固定 |
2回目の延長 |
契約開始日は格納された値ではありません。前の延長の契約終了日に1日追加することで、契約開始日が計算されます。初期契約レコードの場合、契約開始日は初期契約開始日と同じになります。
契約更新履歴のレコードは訂正できますが、そのための条件はいくつかあります。
契約終了日フィールドおよび契約期間フィールドは、最新の契約レコードについてのみ修正できます(表内の2番目の延長レコード)。これは、初期レコードでこれらのフィールドに加えた変更が、それ以降のレコードに伝播されないためです。この条件により、契約期間にギャップが生じないことが保証されます。たとえば、この表で最初の延長の契約期間を1か月減らすと、契約終了日は2018年4月30日になります。ただし、2番目の延長の契約終了日が、2018年6月30日に自動的に変更されることはありません。初期契約レコードは削除できません。
契約の更新
「雇用契約」ページから契約を更新するには、既存の契約レコードに有効日が指定された更新を追加します。新しい有効日指定レコードを追加するには、まず、その上に新しい有効日指定レコードを追加するレコードを編集する必要があります。レコードを編集するときには、新しい有効日指定レコードを挿入する日付を入力する必要があります。日付を変更しなかった場合、アプリケーションではこれを訂正とみなします。契約の最新レコードである有効日指定レコードを追加する場合、契約を更新する際に契約期間を更新することもできます。ただし、先日付レコードが存在する場合は、有効日指定レコードを追加する際に契約期間を変更することはできません。
契約の更新は、契約控除項目を追跡するためにも使用できます。
たとえば、ある従業員が2018年1月1日に1.5年の契約で採用された場合、5か月後の2018年6月1日にはその契約を1年に短縮する必要があります。「雇用契約」ページで有効日が指定された更新を作成して、このトランザクションを追跡できます。
契約番号 |
更新数 |
有効開始日 |
有効終了日 |
契約開始日 |
契約終了日 |
契約期間 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CONT100010 |
0 |
2018年1月01日 |
2018年5月31日 |
2018年1月01日 |
2019年6月30日 |
1.5年 |
初期契約レコード |
CONT100010 |
0 |
2018年6月01日 |
4712年12月31日 |
2018年1月01日 |
2018年12月31日 |
1年 |
有効日が指定された更新 |