エンタープライズ・プロジェクト体系

プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・エグゼクティブにレポートする目的で、エンタープライズの各プロジェクトをグループ化できます。

正当な権限を持つプロジェクト・マネージャは、「プロジェクト詳細の編集」ページに移動し、「プロジェクト階層要素」フィールドを使用してプロジェクトをプロジェクト階層要素に関連付けることができます。要素所有者はプロジェクト階層ダッシュボードを使用して、またプロジェクト・アプリケーション管理者は「エンタープライズ・プロジェクト体系の管理」ページを使用して、プロジェクト階層要素(所有者、委任者、ビューアなど)に対する3種類のアクセス権をプロジェクト・エグゼクティブに割り当てることができます。

PJT_ASSOCIATE_PROJECT_TO_EPS_ELEMENT権限は、デフォルトでプロジェクト実行ジョブ・ロールに関連付けられています。プロジェクト・マネージャは、既存のプロジェクトの「プロジェクト詳細の編集」ページの「プロジェクト階層要素」フィールドを使用して、プロジェクトをプロジェクト階層要素に関連付けることができます。

ノート: 必要な権限を持つプロジェクト・マネージャは、プロジェクトをプロジェクト階層要素に割り当てることはできますが、プロジェクト階層要素の作成、要素の追加または削除、プロジェクト階層要素内の別のロールへのリソースの割当てといった処理は実行できません。

次の表は、「設定および保守」作業領域で「エンタープライズ・プロジェクト体系の管理」タスクを使用して、関係者をEPS要素に割り当てる方法を示しています。

プロジェクト・ロール

EPS関係者ロール

要素の追加、削除または編集

関係者の割当または削除

プロジェクト・アプリケーション管理者

使用不可

はい

はい

プロジェクト・エグゼクティブ

所有者

ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

プロジェクト・エグゼクティブ

委任者

ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

プロジェクト・エグゼクティブ

ビューア

ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

次の表は、プロジェクト・エグゼクティブが「プロジェクト階層ダッシュボード」ページを使用して、データを表示し、所有者、委任者および関係者を割り当てる方法を示しています。

プロジェクト・ロール

EPS関係者ロール

要素の追加、削除または編集

関係者の割当または削除

プロジェクト・アプリケーション管理者

使用不可

ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

プロジェクト・エグゼクティブ

所有者

いいえ

はい

プロジェクト・エグゼクティブ

委任者

いいえ

はい

プロジェクト・エグゼクティブ

ビューア

いいえ

いいえ

各EPS要素には、直接割り当てられた所有者と直接割り当てられた委任者を各1人、および直接割り当てられた必要な数のビューアを含めることができます。個人を所有者、委任者またはビューアとして親EPS要素に直接割り当てる場合、その個人は、各子EPS要素と同じロールを自動的に継承します。

次の図は、Vision社のプロジェクト体系を表しています。Vision社のプロジェクト・エグゼクティブは、アプリケーション実装プロジェクトとテクノロジ・プロジェクトの労務需要を参照したいと考えています。さらに、プロジェクト・カテゴリ別の労務需要の参照も希望しています。次のことが可能です。

  • Oracle Fusion Project ManagementおよびPeopleSoftごとのアプリケーション実装プロジェクトのグループ化。

  • ネットワークおよびサーバー・インストールごとのテクノロジ・プロジェクトのグループ化。

Vision社のエンタープライズ・プロジェクト体系