適切なリソースを検索するための前提条件
アプリケーションでは、次のオブジェクトを使用して、プロジェクト・リソース要求を遂行するためにリソースの適合性を評価します。
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プロジェクトおよびリソースのカレンダ
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管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソース
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リソース資格
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リソース・プール・メンバー
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リソース検索索引
プロジェクトおよびリソースのカレンダ
プロジェクト・カレンダおよびリソース・カレンダを使用して、新規プロジェクト割当に対するリソースの空き状況が計算されます。
管理者は、次のものを含むカレンダを設定できます。
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プロジェクト・シフト
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稼働日パターン
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スケジュール
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スケジュール例外
または、アプリケーションによって、1日当たり8時間、1週間当たり5日で休日が設定されていない事前定義済カレンダが提供されます。
アプリケーションでは、プロジェクト・カレンダを使用して次のことを決定します。
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標準勤務日数
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1日当たりの合計作業時間数
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スケジュール例外
アプリケーションでは、割当および非プロジェクト・イベント後に、リソース・カレンダを使用して稼働可能時間数を決定します。
管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソース
プロジェクト・リソース要求の遂行対象になるのは、アクティブな管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースのみです。管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを作成する場合、管理者は、Oracle Fusion Project Resource Managementでリソースの稼働状況および要員配置を管理するオプションを有効にします。管理者は、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページで個別にリソースを作成することも、インポートまたは保守のプロセスまたはサービスを使用して一括して作成することもできます。
リソース資格
プロジェクト割当に対するリソースの適合性の1つの目安は、そのリソースがプロジェクト・リソース要求で指定された資格および熟達度のレベルに達しているかどうかです。管理者は、Oracle Fusion HCMでワークフォースを設定するときに、資格および熟達度のレベルを設定します。
リソース・プール・メンバー
すべての管理対象プロジェクト・エンタープライズ労務リソースはリソース・プールのメンバーです。リソース・マネージャは、1つ以上のリソース・プールを選択して、プロジェクト・リソース要求を遂行するリソースの検索を限定します。管理者は、事業所、業務、機能的領域などのリソースの論理グループに基づいて、リソース・プールを設定します。
事前定義済リソース・プールは次のとおりです。
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すべてのリソース: すべてのリソース・プールおよびリソースが含まれます。
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プール・メンバーでないリソース: リソース・プールに属していないリソースが含まれます。
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非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ: リソースが要員配置に使用できない場合に、スケジュール可能なリソースの期間が含まれます。
リソース検索索引
「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」は、次の検索索引オブジェクトを保守します。
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プロジェクト・リソース資格
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資格熟達度
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履歴書コンテンツ
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検索フィルタ
この索引を使用して、資格スコアが計算され、リソースの検索時のカウントがフィルタリングされて、リソースの詳細が表示されます。
管理者は、次に対応するのに十分な頻度で「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」を実行する必要があります。
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リソースの資格、熟達度および履歴書の変更
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プロジェクト・リソース要求を遂行するためのリソースの適格の変更
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新規または終了したリソース