プロジェクト・リソース
プロジェクト・アプリケーション管理者が「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページからエンタープライズ・リソースを定義すると、プロジェクト・マネージャが必要なリソースをプロジェクト・リソースとしてプロジェクトに追加できます。プロジェクト・リソースには、経費と労務の2つのタイプがあります。
「プロジェクト・リソースの管理」ページからプロジェクト・リソースを追加できます。
労務リソースを追加すると、デフォルトでコスト・レート、請求レートおよびプロジェクト・ロールが移入されます。また、労務リソースの計画工数および経費リソースの計画金額を指定する必要があります。
工数および労務金額
チーム・メンバーは、タスクの作業時に実績時間数および残り時間数を入力できます。実績時間数と残り時間数の合計が現在の時間数として表示されます。また、現在の工数は計画工数より小さい場合と大きい場合があります。
次の表に、様々なタスクの複数のリソースに対する工数の例を示します。
労務リソース |
計画の時間単位の工数 |
実績時間数 |
残りの時間数 |
現行の時間単位の工数 |
---|---|---|---|---|
Devon Smith |
8 |
2 |
2 |
4 |
Emily Thorne |
16 |
12 |
12 |
24 |
最初の例を詳しく見てみましょう。計画工数は8時間、実績工数は2時間、残りの工数は2時間です。現在の工数は実績工数と残りの工数の合計であるため、現在の工数は4時間です。
労務費金額と労務請求額は、「プロジェクト・リソースの管理」ページで指定された工数およびコスト・レートと請求レートに基づいて自動的に計算されます。したがって、計画工数と現在の工数が異なる場合は、計画金額と現在の金額も異なります。
経費金額
プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・プランの管理」ページから経費金額を管理できます。タスクごとに、計画経費金額、実績経費金額、残りの経費金額および現在の経費金額を追跡できます。実績金額と残りの金額の合計が現在の金額として表示されます。また、現在の経費金額は計画経費金額より小さい場合と大きい場合があります。
次の表に、経費金額の例をいくつか示します。
経費リソース |
計画経費金額 |
実績経費金額 |
残りの経費金額 |
現行金額 |
---|---|---|---|---|
航空運賃 |
2000 |
2200 |
300 |
2500 |
宿泊施設 |
10000 |
9990 |
410 |
10400 |
食事 |
500 |
450 |
200 |
650 |
合計金額 |
12500 |
12640 |
910 |
13550 |
航空運賃の最初の例を詳しく見てみましょう。計画経費金額は$2000、実績経費金額は$2200、残りの経費金額は$300です。現在の金額は実績金額と残りの金額の合計であるため、現在の経費金額は$2500です。