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製品ポートフォリオのプランニング期間とは、ポートフォリオ・オブジェクトが分析用にデータを収集する期間です。プランニング期間を定義する前に、FSMで「製品ポートフォリオ・プランニング期間の管理」タスクを使用してプランニング期間単位を作成します。
プランニング期間時間単位を作成するには、開始日、単位数を入力し、月次または四半期で期間を指定します。プランニング期間時間単位は、デフォルト・ラベルで作成されます。最初の単位の前に単位数を追加するか、最後の単位の後に単位数を追加することにより、以前に作成したプランニング期間単位に時間単位を追加できます。
注意
期間を指定してプランニング期間単位を作成した後は、単位の名前を変更する以外の変更を加えることはできません。
プランニング期間を作成するには、開始日プランニング期間単位と終了日プランニング期間単位を入力し、選択リストからプランニング期間単位を選択します。
プランニング期間とプランニング期間単位の影響:
「生産資源生産能力の管理」表の列は、ポートフォリオのプランニング期間で定義されたプランニング期間単位の数に基づいて動的に作成および表示されます。
スケジュール・ガント、リソース・ガントおよび起動ガントのタイムラインは、ポートフォリオのプランニング期間で定義されたプランニング期間単位の数に基づいて決定されます。
Oracle Innovation Managementでは、ポートフォリオ・パフォーマンスの測定に使用できる事前定義済メトリックのリストが提供されています。また、ビジネス要件に合せて、これらのメトリックの最低および最高しきい値を設定することも可能です。
メトリックは、「設定および保守」作業領域の「製品ポートフォリオ・メトリックの管理」タスクで定義できます。「使用可能」とマーク付けされているメトリックは、「処理」>「メトリックの定義」を使用してメトリックを追加する際に選択可能になっています。さらに「デフォルト」とマーク付けされている使用可能なメトリックは、ここで説明する場所に表示されます。
デフォルト・メトリック | 表示場所 |
---|---|
製品提案 |
提案作成時に「123」アイコンをクリックすると開かれる「提案メトリック」選択ダイアログ内。 |
製品 |
「要素」表の列ヘッダー。 |
ポートフォリオ |
「シナリオ」表の列ヘッダー。 |
注意
ポートフォリオは製品ラインのグループ分けで、たいていは企業のビジネス単位内にあります。ポートフォリオ内の製品ラインに関連するすべての提案は、一貫性があり客観的な評価を得られるよう、共通のメトリック・セットによって評価されることが理想です。
ポートフォリオとそのポートフォリオ内の提案について一貫性のあるメトリックを定義すると、必要に応じて提案からポートフォリオ・メトリックをロールアップできます。
メトリックには3種類あります。
導出: 公式を使用して計算されます。(例: 投資回収率、内部利益率)
導出およびロールアップ: 公式を使用して計算され、ユーザーが入力した特定の値から導出されます。(例: 正味現在価値、実際費用、予測費用)
ユーザー入力: ユーザー・インタフェースからユーザーが入力します。(例: 影響、配置、リスク数値)
次のポートフォリオ・メトリックは、データ・コンポーザを使用して構成できます。
リソース価値インデックス
費用価値インデックス
予想商品価値
リソース生産性インデックス
費用生産性インデックス
ポートフォリオ戦略的適合度