7コンポーネント仕様の開発

この章には、次の内容が含まれます。

仕様の編集: 考慮点

仕様とは、概念、概念コンポーネント、および概念構造内のアイテム・リンクの属性で、ターゲットおよび実際のメトリック値が含まれます。属性は「一般情報」「追加情報」のカテゴリにグループ化され、後者は「添付ファイル」「デザイン」および「関係」で構成されます。

注意

フレックス属性の編集方法は、システム管理者に問い合せてください。

選択した構造要素により、すべての属性が「コンセプトの編集」画面の「仕様」ペインに表示されます。

概念およびコンポーネント仕様

ソリューション代替の分析用にレーダー・チャートを表示するには、ルート概念のターゲット・コスト、ターゲット電力およびターゲット重量値が設定されていることを確認する必要があります。

概念コンポーネントの仕様を使用すると、コンポーネント・スコアおよび差異を個別に実際メトリックおよび予測メトリックで(コスト、重量および電力)測定することができます。また、各コンポーネントについてリード・タイム、リスク、適合度およびサプライヤ情報も含められます。

アイテム仕様

概念構造において、PLMシステムからリンクされているアイテムの属性は編集できません。これを行うには、アイテムを概念コンポーネントに変換するか、アイテム属性をPLMシステムで編集します。

アイテム仕様は、概念のメトリック計算に影響を与えます。属性「数量」および「代替」は、上位レベル概念コンポーネントにおけるアイテムの用途を定義します。

添付ファイル、デザインおよび関係

「仕様」ペインの「追加情報」には、概念バージョン、競合する概念、PLMオブジェクト、設計ファイルおよびURL添付へのリンクが含まれます。

概念および概念コンポーネントに参照をリンクできますが、PLMアイテムはFusionの外に保存されているため、これらにはリンクできません。

ファイルはFusion Contentサーバーに保存されますが、参照されたPLMオブジェクトはPLMシステムに保存されます。参照されたPLMオブジェクトは、Oracle Innovation Managementで直接編集することはできません。参照された添付ファイル、文書およびデザインは、ネイティブの管理元または設計アプリケーションで表示および編集してください。

関係は、概念や概念コンポーネントに対して追加の設計入力や、設計フィードバックとしてのテスト結果を提供するオブジェクトです。

概念コンポーネントを変換する際、コンポーネントで参照されているPLM文書、デザインまたは添付ファイルへのすべてのリンクを保持できます。変換処理中に、URL添付用に、PLMで作成された文書にURL添付を保存できます。

添付ファイルは特定の文書タイプの文書に変換され、デザインはデザイン・リンクのままとなり、両方が変換されたアイテムにリンクされます。

特定の文書タイプは変換時にPLM添付にマップできますが、それ以外の文書関係はデザイン・リンクとして残すか、PLMシステム内の1つの文書に統合する必要があります。

概念とその下位レベルコンポーネントにファイルを添付する方法

概念またはその下位レベル概念コンポーネントを選択した場合、参照データをファイル、URL、デザインおよび関係の形式で添付できます。「コンセプトの編集」ページの「仕様」ペインで、「追加情報」パネルを展開します。ここで、「添付ファイル」パネルを使用して、参照としてファイルをローカル・コンピュータからアップロードしたり、URLを追加できます。