4 製品およびサービス・データの管理: 製品関連の管理
この章の内容は次のとおりです。
品目関連: 説明
品目関連の管理には、品目関連の定義、編集および削除が含まれます。
次の2つのうちいずれかの方法で品目関連を作成、編集および削除できます。
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「品目関係性の管理」ページで、「品目関係性の管理」タスクを選択します。このページは、多数の品目間の関係性を管理するために使用します。
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「品目詳細」ページで、「関係」タブを選択します。このページは、特定の品目の品目関係性を管理するために使用します。
前述の品目関係性を作成する2つの方法以外に、「取引先品目の作成または編集」ページから取引先品目関係性を作成することもできます。
関連には5つのタイプがあります。
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関係品目
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取引先品目関連
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グローバル取引品目番号(GTIN)関連
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ソース・システム品目関連
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品目相互参照
品目関連の管理タスクを使用して、品目間の異なる関係を検索できます。品目の関連をすばやく検索するために、様々な基準を使用してキーワードおよびパラメータ検索を実行することもできます。
関係品目
事前定義済の関係タイプを次の表に示します。
関係タイプ | 定義 |
---|---|
アクセサリ |
この品目が、別の品目の付属品であることを示します。 |
販促資料 |
この関係性により、ある品目向けの販促資料(マーケティング・パンフレットなど)を示します。 |
無料 |
この関係性により、顧客がある品目を購入すると、別の品目を無料で受け取れることを示します。 |
矛盾 |
この関係性により、これらの品目は同時に使用されないことを示します。 |
クロスセル |
この関係性により、ある品目が別の品目のかわりに販売されることを示します。 |
履行 |
品目が履行品目であるかどうかを示します。 |
影響 |
この関係性は、特別な条件の下でのみ品目を相互に関連付けるために使用されます。 |
必須手数料 |
この関係性により、顧客が両方の品目を購入した場合の必須手数料を示します。 |
マージ |
この関係性により、ルールは契約の連結に基づいて有効になります。連結には最早または最遅のターゲット終了日を使用できます。これにより、契約の連結方法を選択できます。 |
移行 |
契約の更改時に、新規ライセンスまたは旧ライセンスに基づいて契約を更改するオプションが用意されます。 |
オプションの手数料 |
この関係性により、顧客が両方の品目を購入した場合のオプションの手数料を示します。 |
前提条件 |
この関係性により、品目の1つを、他の品目を使用するための要件としてマークする必要があることを示します。 |
販促アップグレード |
この関係性により、顧客は追加の手数料なしである品目を別の品目または同等以上のものにアップグレードできます。 |
規制 |
このタイプは、規制品目をコンテキスト品目に関連付けます。 |
関連 |
特定ではない方法で関連付けられた品目です。 |
修理部品 |
スペア管理機能を使用するフィールド・サービス操作で修理部品品目関係性を使用します。部品が別の部品で代替済の場合、修理部品品目関連は交換部品を決定します。 |
サービス |
この関係性により、修理可能な品目のサービス品目を設定します。 |
分割 |
この関係性により、品目のサポートを分割できるようになり、契約の更改時にサポートを手動で分割する必要がなくなります。 |
代替 |
ある品目は別の品目の代替品です。 |
代替済 |
この関係性により、ある品目が使用不可になった別の品目のかわりになっていることを示します。 |
アップセル |
この関係性により、新しいバージョンの品目が存在し、古い品目のかわりに販売できることを示します。 |
保証 |
この関係性により、品目に保証品目を関連付けられるようになります。 |
関係品目関係性の有効日: 有効日を入力します。たとえば、開始日と(必要に応じて)終了日などです。
相互: 品目関連が相互かどうかを示します。
プランニング可能: 品目関係タイプが代替の場合、代替品目に対してプランニングが有効かどうかを示します。
取引先品目関連
4つの従属関連があります。
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顧客品目関連は、内部品目を顧客品目の1つに関連付けるために使用されます。
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競合品目関連は、内部品目を競合品目の1つに関連付けるために使用されます。
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製造業者部品番号関連は、内部品目を製造業者部品番号に関連付けるために使用されます。
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サプライヤ品目関係性は、 内部品目をサプライヤ品目に関連付けるために使用します。
グローバル取引品目番号(GTIN)関係性
内部品目とグローバル取引識別番号(GTIN)の間の関連です。
GTIN関連を作成する場合、単位(UOM)を指定し、新しいGTINに追加するか、すでに存在するGTINに追加するかを指定する必要があります。
スポーク・システム品目関連
内部品目とスポーク・システム品目の間に関連を設定します。この関連は、複数のソース・システムから1つのマスター・システムに統合された品目をマッピングおよび識別する際に役立ちます。
品目相互参照
古い部品番号のようなものを使用して品目を相互参照します。相互参照関連を作成する場合、まず相互参照タイプを選択し、関連がすべての組織に適用可能か、または選択した組織に固有であるかを指定します。1つの組織に固有の場合は、その組織を選択します。
DFFコンテキスト
システム管理者は、関係性に関する追加詳細を維持するために使用される品目関係性の付加フレックスフィールドを構成できます。
品目関係性の新しい付加フレックスフィールドを構成するときには、それぞれの関係性をわかりやすくするセグメントのためのDFFコンテキスト・コードに、次に示すプリフィクスを使用する必要があります。
関係タイプ | プリフィクス |
---|---|
関連 |
RELATED |
品目相互参照 |
XREF |
GTIN |
GTIN |
ソース・システム |
SYS |
顧客 |
CUST |
製造業者部品番号 |
MFG |
競合相手 |
COMP |
たとえば、コンテキスト・コードRELATED_RELATIONSHIP_ATTRIBUTESを使用してDFFを設定すると、このコンテキストのセグメントはトランザクション側の関係品目関係性に応じて表示されるようになります。
品目関係性タイプ: 説明
品目関係性タイプを使用すると、ある品目を様々なコンテキストの別の品目に関連付けできるようになります。
次に示す品目関係性タイプがあります。
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関係品目 : 2つの品目間の関連。
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取引先品目関連: 品目と取引先品目(顧客品目、競合相手品目、製造業者部品番号など)の間の関連。
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グローバル取引識別番号(GTIN)関連: 内部品目とグローバル取引識別番号の間の関連。
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ソース・システム品目関連: 複数のソース・システムから1つのマスター・システムに統合された品目をマッピングおよび識別できる、内部品目とソース・システム品目の間の関連。
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品目相互参照: 相互参照タイプは、品目とエンティティ(古い品目番号など)の間の関連を定義します。
製品関連の管理に関するFAQ
品目関連とは何ですか。
品目関連を使用すると、内部品目を別の品目に関連付けたり、グローバル取引識別番号(GTIN)、ソース・システム品目または相互参照を使用して品目を参照できます。
相互参照タイプはどのように作成しますか。
管理者は「設定および保守」作業領域で「相互参照タイプの管理」タスクを使用して、相互参照タイプを作成できます。
どのようにすると独自の関係品目関係性タイプを作成できますか。
シード済の複数の関係品目関係性タイプがあります。独自のタイプを作成する場合は、管理者は「設定および保守」作業領域で「関係品目サブタイプの管理」タスクを使用して、追加のタイプを作成できます。
どのようにするとグローバル取引識別番号(GTIN)を検証できますか。
品目ルールを使用して、GTIN番号を検証できます。
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属性グループGTN.GTINMainを使用することで、GTIN関係性の行の属性(GTIN、UOMまたはパーティ・タイプ)にアクセスできます。この属性グループは、品目区分に関連付けられたルール・セットで使用できます。
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品目ルールの定義には、GTIN値の存在を検証する関数
exists()
およびisNull()
を使用できます。 -
品目ルールの定義には、GTIN値の構成を検証する関数
substring()
を使用できます。