2表、グラフ、分析セット、情報タイルおよびタイル・セット

この章の内容は次のとおりです。

セレクタ・ツールを使用した表、グラフ、分析セット、情報タイルおよびタイル・セットの管理: 説明

表、グラフ、分析セット、情報タイルまたはタイル・セットは、セレクタ・ツールを使用して構成できます。「セレクタ・ツール」ページでは、グループを作成および管理したり、表やグラフをグループに関連付けることもできます。プランからセレクタ・ツールにアクセスするには、「処理」をクリックし、「表、グラフおよび分析セットの管理」を選択します。または、表およびグラフ・ツールバーの「処理」メニューからセレクタ・ツールに移動することもできます。

セレクタ・ツールには次のタブがあります。

  • メジャー

  • 階層

  • メンバー

  • レイアウト

  • 比較オプション

各タブの詳細は次のとおりです。

  • メジャー: 表またはグラフのメジャーを選択するには、「メジャー」タブを使用します。「使用可能なメジャー」ペインから「選択したメジャー」ペインにメジャーを移動します。選択したメジャーによって、他のタブの内容が決まります。メジャーのディメンションによって、「階層」タブで使用可能なディメンションと「メンバー」タブのディメンション・メンバーが決まります。たとえば、メジャーが「製品」、「組織」および「時間」についての作成されたディメンションである場合、これらのディメンションとその階層が他のタブに表示されます。「リスト表示」アイコンまたは「ツリー・ビュー」アイコンを使用して、使用可能なメジャーをメジャー・グループ別に表示したり、アルファベット順に表示できます。メジャーは、通常、名前付きの時系列の値として、顧客、組織、製品、サプライヤおよびリソースの各ディメンションの特定の共通部分における次の情報を表します。

    • 履歴パフォーマンス(記帳履歴)このメジャーは、供給プランニングには適用されません。

    • 将来の見込み(出荷予測)

    • キー・パフォーマンス・インジケータ(総マージン率)または派生計算(見積使用可能残高)

    プランニング・プロセスでは、下位レベルから上位レベルへメジャー・データが集計されるか、必要に応じて、同じレベルの他の値からKPIおよび派生計算が計算されます。集計レベルで行われた更新を下位レベルの影響を受けるセルに割り当てるか配布することもできます。メジャーは、インチ、ドル、キロ、リットルなど、様々な単位で表すことができます。コンテキストに応じて、異なる単位でメジャーを表示、更新または比較できます。プランニング・プロセスでは、異なる単位や異なる通貨(通貨額の場合)間の換算が可能です。

  • 階層: 表やグラフで包含または除外するディメンション、階層およびレベルを選択するには、「階層」タブを使用します。各ディメンションについて、グラフまたは表に含める階層およびレベルを選択します。「表示」列のボックスを選択すると、そのディメンションが表またはグラフに含まれます。使用可能な階層を表示するには、ディメンションを展開します。階層のレベルを表示するには、階層を展開します。レベルを選択すると、それが表またはグラフに含まれます。複数のレベルを選択した場合、デフォルトでは、最上位レベルが表またはグラフに表示されます。選択したすべてのレベルが表示されるまで、表またはグラフの各レベルを展開できます。「関連付けられていないデータの表示」チェック・ボックスによって、表またはグラフ内の特定のディメンションに関連付けられていないメジャー値が非表示になるか、表示されるかが決まります。たとえば、「出荷予測」と「正味リソース可用性」が表に含まれているとします。「出荷予測」には、ディメンションとして製品、組織および時間があります。「正味リソース可用性」には、ディメンションとしてリソース、組織および時間があります。「関連付けられていないデータの表示」を選択した場合、「出荷予測」行を表示すると、「リソース」列に「関連付けなし」という単語が表示されます。

  • メンバー: ディメンション・メンバーを手動で選択するには、「メンバー」タブを使用します。「使用可能」ペインから「選択済」ペインにメンバーを移動します。このタブでディメンションについて選択を行わなかった場合、グラフまたは表には、「階層」タブで選択した最上位レベルから始まるディメンションが表示されます。たとえば、「階層」タブで「四半期」と「月」を含む「グレゴリオ暦」階層を選択した場合、グラフまたは表にはすべての四半期が表示されます。それぞれの四半期に、その月にドリルダウンするためのアイコンがあります。

  • レイアウト: 表またはグラフをフォーマットするには、「レイアウト」タブを使用します。

  • 比較オプション: 「比較オプション」タブは、表およびグラフにのみ適用されます。「比較オプション」タブを使用して、現在のプランをアーカイブ済バージョンまたは代替プランと比較します。このタブを使用して、時間が経つにつれて特定のメジャーがどのように変化しているかを比較します。「比較オプション」タブには、「ウォーターフォール分析」、「トレンド分析」および「プラン比較」の3つのセクションがあります。

    「ウォーターフォール分析」セクションでは、表またはグラフ内の特定のメジャーをアーカイブされたプランと比較できます。参照するアーカイブを選択できます。「使用するメジャー・アーカイブ」フィールドには、複数の選択を含めることができます。プラン・アーカイブ・プロセスをスケジュールしている場合、「MAPE計算の使用」チェック・ボックスを選択します。MAPE計算では、システム管理者アーカイブが使用され、オンデマンド・アーカイブは使用されません。

    「トレンド分析」セクションでは、参照するアーカイブの数を指定できます。プランニング・プロセスにより、最新のアーカイブが選択されます。たとえば、アーカイブが5つあり、番号5が最新のアーカイブである場合、「含める前のバージョンの数」に3と指定したとします。プランニング・プロセスにより、アーカイブ番号5、4、3が比較のために選択されます。「ウォーターフォール分析」と「トレンド分析」の違いは、「ウォーターフォール分析」では、比較する特定のアーカイブを選択できることです。「トレンド分析」では、比較するアーカイブの数を選択できますが、比較には最新のアーカイブのみが使用されます。

    「プラン比較」セクションは、比較対象として考慮するアーカイブされたプランと代替プランの両方に関連します。比較対象の表またはグラフに表示する差異のタイプを選択できます。たとえば、差異をパーセントで表示するか、絶対パーセントで表示するか選択できます。

セレクタ・ツールでの詳細オプションの使用方法

拡張フィルタ基準を使用すると、データをフィルタして、基準を満たす特定のメンバーを選択できます。「拡張フィルタ」オプションにアクセスするには、「メンバー」タブのファンネル・アイコンを使用します。「メンバー」タブから拡張オプションのフィルタ基準ツールにアクセスした後、「拡張フィルタ」アイコンをクリックできます。次のフィルタ基準ツールを使用できます。

  • レベル: レベルに基づいて選択します(「顧客」ディメンションの場合は「勘定科目」、「時間」ディメンションの場合は「年」など、レベル内のメンバーを選択します)

  • ファミリ: ディメンション・メンバーの親または子を選択します(四半期の月を選択するなど、親子関係に基づいてメンバーを選択します)

  • 属性: 名前などの属性に基づいて選択します(名前に「Economy」が含まれる品目を選択するなど、属性値に基づいてメンバーを選択します)

  • メジャー基準: メジャー基準への適合に基づいて選択します(販売が予測を上回る「カテゴリ」など、基準を満たすメンバーを選択します)

  • 時間範囲: 日付の範囲を選択します(範囲、開始日または本日の日付に基づいて期間を選択します)

拡張フィルタ基準ツールと処理キーワードを組み合せて使用することで、選択を絞り込むことができます。次の4つの処理によって、基準の適用方法が決まります。

  • 置換: 現在の選択を、基準に適合するメンバーと置換します(存在する場合)

  • 追加: 基準を満たすメンバーを現在の選択内容に追加します

  • 保持: 基準を満たすメンバーのみを現在の選択内容に保持します

  • 削除: 基準を満たすメンバーを現在の選択内容から削除します

フィルタ基準ツールを順番に適用して、選択内容を絞り込むこともできます。たとえば、カテゴリのすべての品目を選択した後、収益に基づいて上位10品目を保持します。

「結果の表示」ボタンをクリックすると、基準に基づいてフィルタされたメンバーのリストが表示されます。削除されたメンバーは、フィルタされたリストの下に表示されます。結果をそのまま使用することも、前のメンバーにリセットすることもできます。

タブの「基準ステップ」領域には、適用された基準が表示されます。ステップを削除するには、行内の「X」をクリックします。「基準変更の表示」をクリックすると、基準を削除した結果が表示されます。

分析セットの作成

分析セットは、選択したメジャー、ディメンション・メンバー、またはメジャーとディメンション・メンバーの両方を含めることができる、名前付きの一連の基準です。「分析セットの適用」および「分析セットとして保存」処理を使用して、前に選択した内容を適用したり、セレクタ・ツールで選択した内容を保存します。

既存の分析セットを表またはグラフに適用すると、頻繁に使用するメジャーおよびディメンション・メンバーをすばやく選択できます。

メジャーおよびディメンション・メンバーを保存するオプションがあります。ディメンション・メンバーは、リストとして保存することも、スクリプトとして保存することもできます。たとえば、1月の収益に基づいて、上位10品目を選択できます。リストとして保存した場合、現在の月に関係なく、常に同じ10個の品目が表またはグラフに表示されます。ただし、収益データは時間の経過に伴って変化するため、現在の月の上位品目が表示されるようにする必要があります。そのためには、ディメンション・メンバーをスクリプトとして保存し、表またはグラフが表示されるときに常に基準が評価されるようにします。

表のドリルダウンの使用方法

表を作成した後、表でドリルダウンを使用して階層内のレベルを展開および縮小することにより、様々なレベルの集計を表示できます。表またはグラフを表示したときには、「階層」タブで選択したディメンションおよび階層が表示されます。選択した最上位レベルが表示されます。下位レベルを表示するには、ドリルダウンを使用します。

階層またはディメンションをまたいでドリルダウンするには、レベルが隣接している必要があります。事前定義階層内のレベルではドリルダウンは自動的に使用可能になりますが、階層やディメンションをまたいでドリルダウンするために、ドリルダウン・ペアを構成することもできます。

顧客から品目にドリルダウンする機能を使用して、最終出荷履歴を示す表を表示するには、顧客と品目の列が隣接している必要があります。

  1. 「レイアウト」タブの「表示」メニューで、「ドリル設定の構成」を選択します。

  2. 「ドリル設定の構成」を使用して、既存のドリル・ペアを表示します。

  3. 「+」アイコンをクリックして、新しいドリル・ペアを追加します。

  4. 「ドリル元」列で「顧客」を選択し、「ドリル先」列で「品目」を選択します。

この構成により、各顧客の品目ごとの出荷履歴値を表に表示できます。

注意: ドリルは、表で隣接するレベル間でのみ有効です。

表のリンクの使用方法

表またはグラフを別の表またはグラフにリンクして、一方のコンテキストを他方に渡すには、ツールバーの「処理」メニューから「リンクの管理」を選択します。

次の2つのタブがあります。

  • リンク先の表またはグラフ: 別の表またはグラフへのリンクを作成するには、このタブを使用します。

  • リンク元の表またはグラフ: 別の表またはグラフから、開いている表またはグラフにリンクするには、このタブを使用します。

「+」アイコンを使用して、リンク先またはリンク元の表またはグラフを選択します。

  • 動的リンク使用可能: このチェック・ボックスによって、動的リンクが使用可能かどうかが決まります。使用可能な場合、リンク元の表の選択内容が変更された場合にリンク先の表またはグラフをリフレッシュできます。

  • 強調表示された選択と選択したメンバーを渡す: このボタンを選択すると、現在の表で強調表示されている内容とともにセレクタのフィルタをコンテキストとしてドリル先の表またはグラフに渡すことができます。

リンクを定義した後は、ツールバーのドリル・アイコンを使用して、リンクされた表またはグラフにドリルダウンできます。

サプライ・チェーン・プランニング用のタイル・セットの作成: 手順

タイル・セットを作成して個々の情報タイルをグループ化できます。タイル・セットを作成すると、単一ページに関する各種メトリックを追跡する場合に便利です。タイル・セットはページ・レイアウトのペインに追加できます。

ヒント: タイル・セットを作成する前に、タイル・セットに追加する情報タイルを作成する必要があるかどうかを確認します。

タイル・セットを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域をクリックします。

  2. 「処理」「表、グラフおよび分析セットの管理」をクリックします。

  3. 表の検索ツールバーの「処理」メニューで、「作成」「タイル・セット」を選択します。

  4. 「セレクタ・ツール - タイル・セットの作成」ダイアログ・ボックスで、次の詳細情報を指定します。

    • タイル・セットの名前および摘要を入力します。

    • タイル・セットのグループを選択します。

  5. 「使用可能なタイル」ペインから、タイル・セットに含める情報タイルを選択し、「選択したタイル」ペインに移動します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

サプライ・チェーン・プランニング用の情報タイルの作成: 手順

情報タイルは、データの要約をグラフィカルに表示するために使用されるタイル状のコンポーネントです。各情報タイルには、1つ以上の表またはグラフが関連付けられ、そのキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)に関する追加情報を表示するためのドリルダウン処理があらかじめ定義されています。

情報タイルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域をクリックします。

  2. プランを開き、「処理」「表、グラフおよび分析セットの管理」をクリックします。

  3. 「表、グラフおよび分析セットの管理」ダイアログ・ボックスの「検索結果」リージョンで、「処理」をクリックし、「作成」「タイル」を選択します。

  4. 「セレクタ・ツール - タイルの作成」ダイアログ・ボックスの「メジャー」タブで、必要なメジャーを選択し、「使用可能なメジャー」ペインから「選択したメジャー」ペインに移動します。

  5. 「階層」タブで、情報タイルに含めるまたは除外するディメンション、階層およびレベルを選択します。

  6. 「メンバー」タブで、必要なディメンション・メンバーを選択し、「使用可能なメンバー」ペインから「選択したメンバー」ペインに移動します。ディメンション・メンバーを選択しない場合、情報タイルには「階層」タブで選択した最上位レベルから始まるディメンションが表示されます。

  7. 「レイアウト」タブで、次のようにします。

    • 情報タイルのグラフ・タイプを選択します。

    • 「コンテンツ領域」パネルを展開し、「行の追加」ボタンをクリックします。最大4つの表またはグラフを追加し、その情報タイルのコンテンツ領域に表示できます。

  8. 「保存してクローズ」をクリックします。

情報タイルで使用するメジャー・ターゲットの設定: 説明

目標に対する成果を追跡するためにメジャーに対して目標を入力したり、更新できます。ターゲットを設定するには、メジャーを編集してメジャーの目標を更新します。プラン要約にメジャーが表示される際に、そのメジャーの目標またはターゲットが表示されます。目標を定義できるのは、データ型が通貨、数値またはパーセントであるメジャーに対してのみです。

グローバル目標の場合、範囲の下限または上限を指定できます。範囲は、メジャーを目標と比較して表示する際に、ユーザー・インタフェースに表示されます。グローバル目標は、メジャー・レベル・パラメータであり、データ移入専用に定義されるわけではありません。

メジャー・ターゲット目標を入力または更新するには、次の手順を実行します。

  1. 「プランニング・メジャーの管理」ページを開きます。

    1. ナビゲータで、サプライ・チェーン・プランニング作業領域のリンクをクリックします。

    2. 「プランの編集」ページで、「タスク」パネル・タブをクリックします。

    3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランニング・メジャーの管理」リンクをクリックします。

  2. 「プランニング・メジャーの管理」ページで、メジャーを選択して「編集」アイコンをクリックします。

  3. 「メジャーの編集」ページで、「拡張」タブ、「目標」サブタブの順に移動します。

  4. 「目標」サブタブで、低い値がよいのか高い値がよいのかを選択します。

    たとえば、総マージンの場合は高い値がよい一方、リスクあり需要の場合は低い値がよいです。

  5. 「グローバル目標」セクションで、範囲下限または範囲上限を指定します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

グラフ・レイアウト・オプション: 説明

グラフ・レイアウト・オプションは、「表、グラフおよび分析セットの管理」オプションを使用してグラフを作成または編集する際に、「レイアウト」タブで使用できます。グラフ・レイアウト・オプションでは、グラフのタイプを定義し、レイアウトおよび軸のディメンションを構成できます。レイアウト・オプションは、グラフのタイプによって異なります。たとえば、棒グラフにはX軸とY軸のレイアウト・オプションがあるのに対して、円グラフにはX軸もY軸もありません。一般オプションは、すべてのレイアウト・オプションに共通し、タイトル、フォント、グラフの位置といったグラフに関する一般情報が含まれます。また、グラフを保存する前に、「レイアウト」タブからグラフをプレビューできます。プレビュー・モードでは、メジャーの書式設定、レイアウトの変更、ドリル設定の変更が可能です。

次のタイプのグラフが使用できます。

  • X軸とY軸のグラフ

    • 縦棒

    • 横棒

    • 折れ線グラフ

  • その他のパラメータを指定するX軸とY軸のグラフ

    • 面グラフ

    • 組合せグラフ

    • バブル・グラフ

  • 円グラフ

  • サンバースト・グラフとツリーマップ・グラフ

  • ファンネル・グラフとレーダー・グラフ

  • ゲージ・グラフ

X軸、Y軸またはデュアルY軸があるグラフの場合、全部でエンティティを3つまで選択できます。メジャーは必須で、1つまたは2つのディメンション階層を選択できます。デュアルY軸グラフには、Y軸にメジャーが必要です。「Y2軸」パネルでY2軸に対してメジャーを1つ選択する必要があります。軸タイトルおよび目盛きざみラベルの回転オプションはすべての軸で使用できます。X軸では、目盛きざみラベルのオプションも使用できます。たとえば、見やすくするために一定の数のラベルを省きます。「書式設定」パネルには、2次元、3次元、棒、折れ線スタイルなど、グラフの視覚効果オプションがあります。

組合せグラフは、面、棒および折れ線で構成されます。これらの各オプションによってあらわされるメジャーは「書式設定」パネルで指定します。

バブル・グラフでは、X軸とY軸のオプションに加えて、グラフのバブル・コンポーネントを選択する必要があります。「バブル」パネルで、階層およびバブル・サイズ設定メジャーを選択します。

サンバースト・グラフはリングで構成されます。表示するリングの数を選択します。各リングは、階層のレベルを表します。リングは、レベルのメンバーごとにセクターに分割されます。セクターのサイズおよび色は、そのオプションに選択したメジャーによって決まります。

ツリーマップ・グラフは四角形で構成されます。階層に対して四角形の深さを選択します。階層のレベルに対する四角形は、親レベルの四角形内にネストされます。四角形のサイズおよび色は、そのオプションに選択したメジャーによって決まります。

ファンネル・グラフとレーダー・グラフでは、階層とメジャーの選択のみが必要です。

ゲージ・グラフは、情報タイルで使用されますが、目標を定義したメジャーが必要です。

グラフ・レイアウト・オプションを編集できない理由

グラフまたは表を作成した場合にかぎり、レイアウト・オプションを編集できます。なお、事前定義のグラフまたは表のレイアウト・オプションは編集できません。

軸スケール・オプション: 説明

軸スケール・オプションを使用すると、Y軸の最大スケール値および最小スケール値とその間の増分値を定義できます。軸スケールは、「最小」、「最大」および「増分」オプションを使用して定義できます。「最小」は軸の始点を示し、「最大」は軸の終点を示します。「増分」は、データ・ポイントの最小値と最大値の間で、どれだけの増分ごとに値が表示されるかを示します。軸スケール・オプションは、棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフまたは組合せグラフに対してのみ使用可能で、Y軸およびY2軸に適用できます。

フィールドごとに、自動またはユーザー定義の値を定義できます。「自動」を選択した場合、プランニング・プロセスにより、Y軸とY2軸のデータ・ポイントの軸目盛が自動的に調整されます。「手動」を選択した場合、Y軸とY2軸のスケールを手動で指定する必要があります。たとえば、「最小」に3、「最大」に10、「増分」に2を指定した場合、グラフのY軸またはY2軸には、最低値として3、最高値として10が表示されます。また、増分値としてデータ・ポイント5、7および9が表示されます。

表内のメジャー・データの管理

表内のメジャー・データの編集: 概要

サプライ・チェーン・プランニング作業領域の1つで作業をするとき、表内のメジャー・データを編集できます。次の表に、作業時に使用できるいくつかの機能、および各機能の場所を示します。

機能 場所

要約の構成

「表示」メニュー

データ計算オプション

表ツールバー

セルのロックおよびロック解除

1つ以上の要約が構成されている場合:

「処理」メニュー、表ツールバー、セル内を右クリック

表内のメジャー・データの編集時におけるデータ計算オプションの管理: 説明

「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で作業をするとき、依存メジャーを含む表内のメジャー・データを編集できます。「データ計算オプション」の選択肢を使用して、計算の実行時期を決定できます。「データ計算オプション」には、編集している表の表ツールバーからアクセスします。

「データ計算オプション」の選択肢は次のとおりです。

  • 自動計算使用可能

  • 今すぐ計算

自動計算使用可能

このオプションを選択してデータを編集すると、値を編集するたびに、適用可能な要約、または式を含む他のメジャーについて計算が実行されます。「自動計算使用可能」選択肢はデフォルトで選択されています。

今すぐ計算

計算の実行時期を選択するには、最初に「自動計算使用可能」の選択を解除する必要があります。「自動計算使用可能」の選択を解除して編集を行う場合、計算を実行するときは「今すぐ計算」選択肢をクリックする必要があります。前回の計算実行時以降に行われたすべての編集について、計算が実行されます。

編集を行った後に表を保存した場合は、必要なすべての計算が実行されますが、結果を表示するには表をリフレッシュする必要があります。

メジャー・データの編集時または表内の値の配賦時のセルのロック: 説明

「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で作業をするとき、表内のメジャー・データを編集できます。

セルをロックした場合、編集(配賦を他のセルに分散する編集も含む)ではロックしたセルは変更されません。

注意: 「ロック」および「ロック解除」処理を有効にするには、1つ以上の要約を構成する必要があります。

次のいずれかを実行してセルをロックします。

  • 「処理」メニューの「ロック」処理をクリックします。

  • 表ツールバーの「ロック」アイコンをクリックします。

  • 編集可能なセル内を右クリックします。

どのようにして、メジャー・データの編集時に、表に対してロックおよびロック解除を有効にしますか。

「ロック」および「ロック解除」処理を有効にするには、1つ以上の要約を構成します。要約を構成するには、表の「表示」メニューを使用します。

表内のメジャー・データの編集時に、すべてのセルを一度にロック解除できますか。

はい、「処理」メニューから「すべてロック解除」処理を使用して、すべてのセルを一度にロック解除できます。この処理は、要約を構成している場合のみ、「処理」メニューで使用可能になります。

プランの作成の集計

販売および業務プランニングのプランの作成の集計: 説明

販売および業務プランニング・クラウドの「プランの作成の集計」表を使用すると、リソース、資材およびサプライヤの要件を、組立の需要のコンテキストで同時に表示できます。このレポートは、集計供給プランニングで使用されるリソース構成表を利用します。この構成表は、組立品目でどのコンポーネント品目とリソースが使用されるかを定義します。自分にとって重要なコンポーネント、リソースおよびメジャーに集中するために、「プランの作成の集計」を使用します。たとえば、重要コンポーネントとその使用可能なサプライヤ生産能力のために、資材プランを分析できます。

また、「プランの作成の集計」を使用することで、部分組立品のアップストリーム製造や、それらのコンポーネントおよびリソースに対する要件を視覚的に把握できます。供給とリソースのボトルネックを迅速に識別して削減できるだけでなく、リソース能力とコンポーネント供給の不均衡を把握できます。

「プランの作成の集計」表を初めて開くと、空のプラン・レイアウトが表示されます。「プランの作成の集計」表のレイアウトは、目的のコンポーネント、リソースおよびメジャーのみを表示するように構成できます。また、共有コンポーネントとリソース全体の集計分析用に、製品カテゴリ・レベルで基準を定義することもできます。

必要な基準を選択したら、「プランの作成の集計」に、基準で識別した最終品目、コンポーネントおよびリソースが表示されます。ルート・ノードを展開すると、レイアウトに含めたメジャーや、列で使用するための選択済タイム・レベルを表示できます。セル内の値を編集できるかどうかは、メジャーが編集可能かどうかに基づきます。編集可能なメジャーは、「プランの作成の集計」で編集できます。

表のセルに関連する追加の情報を表示するには、「ドリル先」処理を使用します。セルのコンテキストは、結果の表またはグラフに渡されます。また、「プランの作成の集計」へのドリルダウンも可能です。現在、これは、組立品目でのみサポートされます。

プランの作成の集計基準の作成: 説明

「プランの作成の集計」表を販売および業務プランから直接開く場合、リソース構成表のどの最終品目、コンポーネントおよびリソースを表示するかを指定するための基準を選択する必要があります。最終品目のコンテキストを使用して、別のレポートから「プランの作成の集計」にドリルダウンすることもできます。この場合、「プランの作成の集計」には、その組立品のリソース構成表に含まれる、すべてのコンポーネントとリソースに対する基準が表示されます。ここで、最終品目に対して別の基準を選択できます。

プランの作成の集計レポート用に基準を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 販売および業務プランを開きます。

    1. ナビゲータで、「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域をクリックします。

    2. 「タスク」パネル・タブをクリックします。

    3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランの管理」をクリックします。

    4. プランを検索して開きます。

  2. 「プランの作成の集計」表を開きます。

    1. 「処理」をクリックします。

    2. 「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、「プランの作成の集計」を検索します。

    3. 「OK」をクリックします。

  3. 「プランの作成の集計」ビューで、「基準」リスト、「管理」の順にクリックします。

  4. 「基準の管理」ダイアログ・ボックスで、「追加」をクリックして、「名前」「摘要」および「アクセス」の各フィールドに値を入力します。

  5. 「詳細」セクションで、「品目」または「カテゴリ」を選択して、次のいずれかを実行します。

    • 最終品目基準が品目の場合は、品目と組織をリストから選択します。「組織」フィールドは空白のままにできます。

    • 最終品目基準がカテゴリの場合は、カタログとカテゴリをリストから選択します。

  6. 「リストのリフレッシュ」をクリックします。

    リフレッシュすると、選択した最終品目の組立に使用したコンポーネントおよびリソースのリストか、リソース構成表のカテゴリのリストが作成されます。

  7. レポートに表示するコンポーネントとリソースを選択します。

    • 「すべて」または項目の特定のコンポーネントを選択します。

    • 項目の特定のリソースの「すべて」を選択します。

  8. 「保存してクローズ」をクリックします。

プランの作成の集計レイアウトの作成: 説明

「販売および業務プランニング」作業領域の「プランの作成の集計」表で作業する際に、品目およびリソースに特定のメジャーを表示するための事前定義済レイアウトがあります。最初に基準を設定することで、どの最終品目、コンポーネントおよびリソースを表示するかを選択できます。次に、最終品目、コンポーネントおよびリソースに対して表示する優先メジャーと、表示するタイム・レベルを指定して、独自のレイアウトを作成できます。「プランの作成の集計」ダイアログ・ボックスの「レイアウト」選択リストにある「管理」処理を使用して、独自のレイアウトを作成します。このレイアウトを、その他すべての販売および業務プランのデフォルト・レイアウトとして設定できます。

「プランの作成の集計」レイアウトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 販売および業務プランを開きます。

    1. ナビゲータで、「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域をクリックします。

    2. 「タスク」パネル・タブをクリックします。

    3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランの管理」をクリックします。

    4. プランを検索して開きます。

  2. 「プランの作成の集計」表を開きます。

    1. 「処理」をクリックします。

    2. 「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、「プランの作成の集計」を検索します。

    3. 「OK」をクリックします。

  3. 「プランの作成の集計」ビューで、「レイアウト」リスト、「管理」の順にクリックします。

  4. 「レイアウトの管理」ダイアログ・ボックスの「追加」ボタンをクリックして、次のことを実行します。

    1. 「名前」、「摘要」、「アクセス」および「時間」の各フィールドに値を入力します。

    2. このレイアウトをデフォルト・レイアウトにするには、オプションで「デフォルト」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「レイアウトの管理」ダイアログ・ボックスの「詳細」セクションにある「使用可能」列で、優先メジャーを選択し、次のサブタブの「選択済」列に移動します。

    • 最終品目メジャー

    • コンポーネント・メジャー

    • リソース・メジャー

    • サプライヤ・メジャー

  6. 完了したら、「保存してクローズ」をクリックします。