特別なケースでのカスタム・コード・メトリックの使用

カスタム・コード・メトリックを使用して、結果を計算するためのSpark実装を提供するメトリックを定義できます。

一般的な分析アナリティクス・サービスで提供される一連の式では対応できない計算が必要なドメイン固有メトリックには、カスタム・コード・メトリックを使用します。カスタム・コード・メトリックは、Sparkでのコードの記述や管理の知識のある、アナリストやシステム・インテグレータなどの上級ユーザーを対象としています。カスタム・メトリックは、コードのスキャフォールディング機能や、コード構築のために編集して使用できるテンプレートを備えています。

カスタム・コードを使用して、条件付きループや反復計算などのコンストラクトの追加、履歴データの問合せ、NoSQL表とDBaaS表の結合を行えます。

カスタム・コード・メトリックは、JavaクラスとPythonモジュールをサポートしています。

カスタム・コード・メトリックの作成

メトリックの結果を計算するために独自のSpark実装を用意するには、カスタム・コード・メトリックを作成します。

カスタム・メトリックを作成するには、「メトリックの作成」ページを使用します。このページにアクセスし、メトリックの名前エンティティなどの一般的な詳細情報を指定する方法の詳細は、独自のメトリックの定義を参照してください。
  1. 「メトリック・タイプ」「コード」を選択します。
  2. 「コード・タイプ」で、「Java」または「Python」を選択します。
  3. 「計算スケジュール」で、メトリックについて値を1つ以上選択します。
    • ライブ: 2分間隔でメトリックを計算します。

    • 毎時: 1時間間隔でメトリックを集計します。

    • 毎日: 毎日メトリックを集計します。

    • 毎週: 毎週メトリックを集計します。

    たとえば、メトリックが1時間ごとに計算されるようにするには、「毎時」を選択します。
  4. Javaコードを使用している場合は、カスタム・パッケージとコードのクラス名を「クラス名」で指定します。
    たとえば、com.mypackage.myclassのように指定します。
  5. Pythonコードを使用している場合は、Pythonのモジュール名を指定します。
    たとえば、myPythonModuleモジュールです。
  6. 「データ・ソース」で、データ・ソースとして使用するマシン・タイプを選択します。
  7. 「保存」をクリックしてメトリックを保存します。
    メトリックに対して初期コード・テンプレートが生成されて、エディタでコードが開き、そこで編集できます。
  8. エディタ内でコードを編集し、実装を用意します。
    メトリックに、関連データのリンクを追加することもできます。computeメソッドの下に実装コードを指定します。

    「メトリックの編集」ウィンドウ

    注意:

    mavenプロジェクトのzipファイルにコードをエクスポートし、これを任意のIDEで開いて編集することもできます。別のIDEでコードを編集するには、「プロジェクトのダウンロード」をクリックします。

  9. 「保存」をクリックして、コードの変更を保存します。
  10. 「再公開」をクリックして、メニューを再公開します。