アセット・タイプの作成と管理

各アセットにはアセット・タイプが必要です。アセット・タイプを使用してアセットを分類します。

アセット・タイプによって、アセットとの関連付けが可能なセンサー・タイプまたはデバイスが定義されます。たとえば、フォークリフト・アセット・タイプには、GPS座標、温度、振動および油粘度のセンサーが含まれる場合があります。また、アセット・タイプによって、そのタイプに属するアセットのアセット・アクションも定義されます。たとえば、アセット・タイプに電源投入/切断アクションが含まれている場合、アセット・ページからデバイスを直接、電源投入または電源切断できます。また、アセット・タイプによって、そのタイプに属するアセットのカスタム属性も定義されます。たとえば、HVACアセット・タイプには、モデル番号属性が含まれる場合があります。

病院の例を次に示します。病院では、様々なアセットおよび設備に対してアセット・タイプを定義します。

• アセット・タイプ: HVAC

  • デバイス: HVACデバイス・モデル(温度および振動のセンサー、開扉のアラート)

  • カスタム属性: デバイスのシリアル番号

  • アクション: 電源投入/切断

• アセット・タイプ: 超音波装置

  • デバイス: UMデバイス・モデル(関連付けられた場所およびその他のセンサー)

• アセット・タイプ: ベッド

  • デバイス: Bluetooth/RFID位置センサー

  • カスタム属性: ベッド番号

新しいアセット・タイプの作成

アセット・タイプを作成して、監視データを送信するセンサー・タイプまたはデバイス・モデルに関連付けます。製造元、モデル番号および購入者の一意の組合せごとにアセット・タイプを作成します。アセット・タイプのサブセットを定義するには、オプションの属性を追加します。たとえば、主要なアセット・タイプは心電計(EKGマシン)であり、属性は一意のシリアル番号を持つ様々なEKGマシン・モデルです。

1. 「Menu」()アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
2. 「アセット・タイプ」()アイコンをクリックします。
3. 新規アセット・タイプの作成()アイコンをクリックします。
4. 「詳細」領域で、アセット・タイプの「名前」および「説明」(オプション)を入力します。
   「名前」フィールドでは空白および特殊文字は使用しないでください。空白または特殊文字を追加すると、エラー・メッセージが表示されます。
5. 「Upload Image」をクリックしてアセット・タイプのアイコンをアップロードします。アイコンによってマップ・ビュー内のアセット・タイプをすばやく簡単に識別できます。
6. アセット・タイプにオプションの属性を追加します。
   1. 「属性」の横にある「追加」()をクリックします。
   2. 必要なフィールドに入力します。

      属性が必須かオプションかを選択します。属性のデータ型(テキスト、数値、イメージなど)を選択し、デフォルト値(オプション)を指定します。

      テキスト属性に対して、許可される値のリストを指定することもできます。それぞれの値を入力した後に、[Enter]を押します。

   3. 「OK」をクリックします。
7. アセット・タイプにオプションのデバイス・モデルを追加します。
   1. 「デバイス参照」の横にある「追加」()をクリックします。
   2. 必要なフィールドに入力します。

      デバイス参照の「名前」を入力し、オプションの説明(「手順」)を指定します。

      センサー・タイプまたはデバイスが必須かオプションかを選択します。そのタイプのすべてのアセットにセンサーがあるわけではない場合、センサー・タイプはオプションになります。

      センサーに対応する「デバイス・モデル」を選択します。デバイス・モデルはOracle Internet of Things Cloud Serviceのアセット・モニタリング・アプリケーションにすでに追加されている必要があります。

      デバイス・モデルで使用できる属性のリストから、アセット・タイプに含める「センサー属性」を選択します。アセット・タイプに含める各センサー属性の「名前」を入力する必要があります。

   3. 「OK」をクリックします。
8. アセット・タイプにオプションのアクションを追加します。

   デバイス・モデルでアクションがサポートされている場合は、アセット・タイプにそれらのアクションを含めることができます。これにより、アセット・ページまたはルールからデバイス・アクションを起動できます。たとえば、過熱したデバイスの電源を切断するルールを作成できます。

   アクションを使用して、アセット・タイプに対して定義する属性の値を設定することもできます。たとえば、アセットに対して「リセット」アクションを呼び出す場合、ResetTime属性およびResetBy属性を設定する場合があります。

   注意: アクションをアセット・タイプに追加するには、アクションがあるデバイス・モデルを少なくとも1つ含める必要があります。または、アセット・タイプに少なくとも1つの属性が定義されている必要があります。
   1. 「アクション」の横にある「追加」()をクリックします。
   2. アクションの「名前」を指定します。
   3. 「属性」で、使用可能なデバイス・モデルまたは属性名を選択します。
   4. 「アクション名」で、デバイス・モデルの使用可能なアクション名を選択するか、属性のアクション名を指定します。
   5. (オプション)「デフォルト」で、属性のデフォルト値を選択します。
   6. (オプション)手順cからeを繰り返して、その他の属性を追加できます。
   7. デバイス・アクションを順番に処理する場合は、「タイプ」フィールドで「同期」を選択します。または、デバイス・アクションを並列で処理する場合は、「非同期」を選択します。
   8. 「OK」をクリックします。
9. 「保存」をクリックします。
10. 「Back」をクリックして「Asset Types」リストに戻ります。

アセット・タイプの編集

アセット・タイプの名前、説明、アイコン、属性、デバイス参照、センサー属性などのアセット・タイプ設定を編集、追加、複製または削除するには、アセット・タイプを編集します。

1. 「Menu」()アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
2. 「アセット・タイプ」()アイコンをクリックします。
3. 「Asset Types」リストでアセット・タイプを選択します。
4. 「Edit」()アイコンをクリックします。
5. 「Name」または「Description」フィールドを編集します。
6. (オプション)アセット・タイプの新しいアイコンを追加するには、「Upload Image」をクリックします。既存のイメージを削除するには、「Delete」をクリックします。
7. 属性またはデバイス参照を追加、編集、複製または削除するには、次のいずれかのオプションを選択します。
   • 新しい属性、デバイス・モデルまたはアクションを追加するには、「追加」()をクリックします。
   • 既存の属性、デバイス参照またはアクションの設定を編集するには、「編集」()アイコンをクリックします。たとえば、デバイス参照を編集して、アセット・タイプで使用できるセンサー属性のリストを変更できます。
   • 既存の属性、デバイス参照またはアクションの設定を新しい属性、デバイス・モデルまたはアクションにすばやくコピーするには、「Duplicate」()アイコンをクリックします。
   • 属性、デバイス参照またはアクションを削除するには、「削除」()アイコンをクリックします。
8. 「保存」をクリックします。

アセット・タイプの複製

既存のアセット・タイプの設定を新しいアセット・タイプにすばやくコピーするには、アセット・タイプを複製します。たとえば、既存のアセット・タイプにデバイスを追加して新しいアセット・タイプを作成する場合、既存のアセット・タイプを複製して追加できます。

1. 「Menu」()アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
2. 「アセット・タイプ」()アイコンをクリックします。
3. 「Asset Types」リストでアセット・タイプを選択します。
4. 「Duplicate」()アイコンをクリックします。
5. 「Name」フィールドにアセット・タイプの名前を入力し、アイコン、属性、デバイス・モデルおよびアクションを含むその他のアセット・タイプ設定を変更します。
6. 「保存」をクリックします。

アセット・タイプの削除

不要になったアセット・タイプを削除します。

注意:

アセット・タイプを削除する前に、関連するKPI、予測および異常をすべて削除してください。

1. 「Menu」()アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
2. 「アセット・タイプ」()アイコンをクリックします。
3. 「Asset Types」リストでアセット・タイプを選択します。
4. 「Delete」()アイコンをクリックします。
5. 「Yes」をクリックします。