アセットの作成と管理

Oracle IoT Asset Monitoring Cloud Serviceでビジネス・アセットのアセット・エンティティを作成すると、アセットの追跡、監視、メンテナンスおよびトラブルシューティングを行うことができます。

新しいアセットを作成する場合、アセットにアセット・タイプを割り当てる必要があります。その後、アセット・タイプで許可されているセンサー・デバイスにアセットを関連付けることができます。アセットに対して割り当てられた場所を指定すると、アセットが割り当てられた場所から移動された場合にルールをトリガーできます。アセットに対して保管場所を指定して、アセットが利用されていないかどうかを追跡することもできます。

アセットの作成

Oracle IoT Asset Monitoring Cloud Serviceでアセット・エンティティを作成し、ビジネス・アセットを監視および管理できます。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Create New Asset」をクリックします。
  3. 「詳細」セクションで、次のフィールドの値を入力します。
    • Name: アセットの名前を入力します。
    • Description: アセットの説明を入力します(オプション)。
    • Type: アセット・タイプを選択します。
    • Tags: アセットのタグを入力します(オプション)。
    • Assigned Place: アセットに割り当てられた場所を選択します(オプション)。
    • Storage Place: アセットに割り当てられた保管場所を選択します(オプション)。
  4. (オプション)「アセット・グループ」セクションで、アセットのアセット・グループを選択します。
    アセット・グループを使用すると、類似したアセットをグループ化して管理できます。たとえば、アセット・グループには、1つの場所のすべてのフォークリフト・デバイスが含まれる場合があります。
  5. (オプション)アセット・タイプにオプションの属性が含まれている場合は、「カスタム属性」セクションでこれらの属性の値を指定します。
    たとえば、HVACアセットには、シリアル番号属性が含まれる場合があります。
  6. アセット・タイプにすでにデバイス・モデルが含まれている場合は、デバイスをアセットに割り当てます。
    アセットにデバイス・モデルがまだ含まれていない場合、または後でデバイスを関連付ける場合は、アセットが作成された後にアセットを編集してデバイスを関連付けることができます。
    1. 「デバイス」セクションで「Find Device」をクリックします。
      関連付けられたデバイス・モデルで使用可能なデバイスのリストが表示されます。
    2. アセットに関連付けるデバイスを選択します。
      製造元、シリアル番号などのデバイス・プロパティを使用して、リストからデバイスを検索することもできます。
    3. 「Select」をクリックします。
    4. アセット・タイプに複数のデバイス・モデルが含まれている場合は、前述の手順を繰り返して、追加のデバイスを関連付けます。
  7. 「保存」をクリックします。
  8. 「Back」をクリックして「Assets」リストに戻ります。

アセット詳細の表示

アセットに関する詳細を表示します。これには、アセットの状態、メタデータ、イメージ、アクション、現在のインシデント、センサーの動作および場所の履歴が含まれます。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Assets」リストでアセットを選択します。
  3. 「詳細の表示」(「詳細の表示」アイコン)アイコンをクリックします。
    上部のバナーにアセットの現在の状態が表示されます。これには、アセットがクラウドと接続され(「Connected」)、通信しているかどうか、アセットが割り当てられた場所で現在使用されている(「Utilized」)かどうか、またはアセットが使用可能(「Available」)かどうかが含まれます。
  4. (オプション)特定のアセットの追加のキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)をオプションで作成および追加できます。
    1. 特定のアセットの追加のキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)を定義するには、「メトリックの構成」(「メトリックの構成」アイコン)アイコンをクリックします。
    2. 「KPIの作成」(「KPIの作成」アイコン)アイコンをクリックします。
      ダッシュボードへのメトリックの追加で説明されているプロセスを使用して、フィールドに入力します。
  5. 「Info」タブをクリックすると、アセットのタイプ、説明、タグ、登録データ、最終変更データ、割り当てられた場所のデータ、地理的位置、最終報告時間およびアクションが表示されます。

    「情報」タブを使用して、アセット・デバイスのアクションをトリガーすることもできます。

  6. 「Incidents」タブをクリックすると、アセットに関して生成されたインシデント・レポートのリストが表示されます。オープン・インシデントは、タブの横にある小さな赤いバナーによって識別されます。
  7. 「警告」タブをクリックすると、アセットに関して生成された警告ログのリストが表示されます。
  8. 「異常」タブをクリックすると、アセットに関して検出された異常が表示されます。

    事前にアセット・タイプに対して異常を構成しておく必要があります。

  9. 「予測」タブをクリックすると、アセットに関する予測が表示されます。

    事前にアセット・タイプに対して予測を構成しておく必要があります。

  10. デバイスから受信したセンサー・データを表示するには、「Sensors」タブをクリックします。
    グラフィカル・データを表示する対象のセンサー属性を選択できます。
  11. 「Images」タブをクリックすると、アセットに関連付けられたイメージが表示されます。
  12. 過去数時間または数日間のデバイスの場所を表示するには、「Location History」タブをクリックします。
    場所履歴を表示する対象期間を選択できます。
  13. アセットの値を編集するには、「編集」をクリックします。

アセット詳細の編集

アセット詳細の変更やセンサー・デバイスの置換または削除を行うには、アセットを編集します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Assets」リストでアセットを選択します。
  3. 「Edit」(「Edit」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 「Details」セクションでフィールドを編集します。
  5. (オプション)アセット・タイプにカスタム属性がある場合は、「カスタム属性」セクションでこれらの属性を編集できます。
  6. (オプション)アセットに関連付けられたセンサー・デバイスを置き換える場合は、次の手順を使用します。
    1. 「デバイス」セクションで、デバイスに対する「デバイスの置換」をクリックします。
    2. デバイスを選択します。
    3. 「Select」をクリックします。
  7. (オプション)センサー・デバイスを削除するには、「デバイス」セクションでデバイス行に対する「削除」(「Delete」アイコン)アイコンをクリックします。
  8. 「保存」をクリックします。
  9. 「Back」をクリックして「Assets」リストに戻ります。

アセットのアクションのトリガー

アセットのアクションをトリガーするには、アセット詳細ページを使用します。アセット・タイプにアクションが含まれているアセットのアクションをトリガーできます。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Assets」リストでアセットを選択します。
  3. 「詳細の表示」(「詳細の表示」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 「情報」タブをクリックします。
  5. 「アクション」領域で、目的のアクションの「送信リクエスト」をクリックします。
  6. 表示されるアクション・オプションの値を選択または指定して、「OK」をクリックします。

    アクション・リクエストが送信されたことを示す通知メッセージが表示されます。

アセットの複製

既存のアセットの設定(アセット・タイプ、割り当てられた場所、アセット・グループなど)を新しいアセットにすばやくコピーするには、アセットを複製します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Assets」リストでアセットを選択します。
  3. 「Duplicate」(「Duplicate」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 「Name」フィールドにアセットの名前を入力し、「Details」セクションでその他のアセット設定を変更します。
  5. アセットにデバイスを割り当てます。
    1. 「デバイス」セクションで「Find Device」をクリックします。
      関連付けられたデバイス・モデルで使用可能なデバイスのリストが表示されます。
    2. アセットに関連付けるデバイスを選択します。
      製造元、シリアル番号などのデバイス・プロパティを使用して、リストからデバイスを検索することもできます。
    3. 「Select」をクリックします。
    4. アセット・タイプに複数のデバイス・モデルが含まれている場合は、前述の手順を繰り返して、追加のデバイスを関連付けます。
  6. 「保存」をクリックします。
  7. 「Back」をクリックして「Assets」リストに戻ります。

アセットの予約

使用のために予約済としてアセットにフラグ付けするには、アセットを予約します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Assets」リストでアセットを選択します。
  3. 「予約済」を選択します。
    アセットが正常にチェックアウトされたことを確認するメッセージが表示されます。
  4. アセットを排他的に使用する必要がなくなった場合は、「予約済」チェック・ボックスの選択を解除します。
    IoT管理者などの権限を持つアプリケーション・ユーザーは、別のアプリケーション・ユーザーによって予約されたアセットを解放することもできます。

アセットの削除

廃止または不要になったアセットを削除します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Assets」をクリックします。
  2. 「Assets」リストでアセットを選択します。
  3. 「Delete」(「Delete」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 「はい」をクリックして確認します。