Oracle Internet of Things Cloud Serviceでのデバイスの登録とアクティブ化

デバイス・センサーをアセットに関連付けるには、デバイスがOracle Internet of Things Cloud Serviceに登録され、アクティブ化される必要があります。

Oracle IoT Asset Monitoring Cloud Serviceアプリケーションは、そのデバイスのプラットフォーム側のOracle Internet of Things Cloud Serviceに依存します。Oracle Internet of Things Cloud Serviceにセンサー・デバイスをまだ設定していない場合は、それらのデバイスを登録およびアクティブ化する必要があります。

単一デバイスの登録

Oracle Internet of Things Cloud Serviceと通信するには、Oracle Internet of Things Cloud Serviceに接続するすべてのデバイスが登録されアクティブ化される必要があります。すべてのデバイスは直接接続デバイス(DCD)として登録されます。アクティブ化中に、デバイスは間接登録のサポートを示します。間接登録機能を示しているデバイスは、DCDからゲートウェイに自動的に変更されます。

  1. 管理コンソールのOracle Internet of Things Cloud Serviceのタイトルの横にある「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックします。
  2. 「Devices」をクリックします。
  3. 「Registration」をクリックします。
  4. 「Register Single Device」をクリックします。
  5. オプションのフィールドと必須フィールドに入力します。

    注意:

    「Activation Secret」フィールドを空白のままにすると、デバイス登録の確認時に値が自動生成されて表示されます。独自の「Activation Secret」値を入力できます。「Name」、「Description」および「Metadata」などの追加情報はオプションですが、登録済のデバイスを管理する際の検索基準として役立ちます。
  6. 「Register」をクリックします。
  7. デバイスをアクティブ化するための構成と資格証明が含まれているプロビジョニング・ファイルを暗号化するためのパスワードを「File Protection Password」フィールドに入力します。
  8. 「Confirm Password」フィールドにパスワードを再度入力します。
  9. プロビジョニング・ファイルをダウンロードします。
    1. 「Download Provisioning File」をクリックします。
    2. 「Save File」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックします。
    4. プロビジョニング・ファイルの保存場所を参照します。
    5. 「保存」をクリックします。
  10. 「Finish」をクリックします。

デバイスのバッチの登録

デバイスのバッチ登録によって、複数のデバイスを登録するのにかかる時間が短縮されます。各デバイスの設定を定義するカンマ区切り値(CSV)ファイルを作成します。このCSVファイルをOracle Internet of Things Cloud Serviceにアップロードします。

CSVファイルに含める必要がある情報の詳細は、CSVバッチ登録ファイルのプロパティについてを参照してください。
  1. 管理コンソールのOracle Internet of Things Cloud Serviceのタイトルの横にある「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックします。
  2. 「Devices」をクリックします。
  3. 「Registration」をクリックします。
  4. 次のオプションのいずれかを選択します。
    • 「Download CSV template」をクリックして、使用するCSVテンプレートをダウンロードします。

      注意:

      CSVファイルには、各デバイスの必須のプロパティ値とオプションのプロパティ値が含まれています。オプションのプロパティに値を指定しない場合は、カンマを挿入して、値を指定しないことを示します。サンプルCSVファイルの最後の行のカンマは、ActivationIdActivation Secretのプロパティ値が指定されていないことを示しています。
    • 「Batch Registration」をクリックして、既存のCSVファイルをアップロードします。
  5. 「Browse」をクリックして、登録するデバイスの登録情報が含まれるCSVファイルを参照します。
  6. CSV登録ファイルが正常にアップロードされたら、「Next」をクリックします。
    「Review」ページに警告(感嘆符が付いた黄色の三角形。このアイコンは、CSVファイル内の少なくとも1つのデバイスがすでに登録済の場合に使用されます)アイコンが含まれている場合は、次のオプションから1つ選択します。
    • Update - 既存の登録済デバイスの情報を更新する場合は、このオプションを選択します。登録済のデバイスは、CSV登録ファイルに列記されるデバイスの1つと同じ製作者、モデル番号およびシリアル番号を備えます。
    • Ignore - 現在の登録プロセスにそのデバイスを含めない場合は、このオプションを選択します。
  7. 次のオプションのいずれか1つをクリックします。
    • Next: クリックすると、有効な登録対象として識別されたCSV登録ファイル内のアイテムの登録に進みます。

    • Cancel: クリックすると、バッチ登録プロセスが中止されます。

  8. デバイスをアクティブ化するための構成と資格証明が含まれているプロビジョニング・ファイルを暗号化するためのパスワードを「File Protection Password」フィールドに入力します。
  9. 「Confirm Password」フィールドにパスワードを再度入力します。
  10. プロビジョニング・ファイルをダウンロードします。
    1. 「Download Provisioning File」をクリックします。
    2. 「Save File」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックします。
    4. プロビジョニング・ファイルの保存場所を参照します。
    5. 「保存」をクリックします。
  11. 「Finish」をクリックします。
  12. 登録済デバイスをアクティブ化して、デバイスとOracle Internet of Things Cloud Serviceの間の安全な通信を開始します。登録デバイスのバッチのアクティブ化を参照してください。

CSVバッチ登録ファイルのプロパティについて

次の表では、Oracle Internet of Things Cloud Serviceにデバイスのバッチを登録するために使用する、カンマ区切り値(CSV)ファイルに含まれるプロパティについて説明しています。表では、必須の値とオプションの値を説明しており、これらはCSVファイルでの出現が予期される順序でリストされています。

Oracle Internet of Things Cloud Serviceにデバイスのバッチを登録するには、デバイスのバッチの登録を参照してください。

プロパティ 必須/オプション 説明

Name

オプション

登録デバイスに割り当てられるStringデータ型。この値はデバイスの登録後に変更できます。

Manufacturer

必須

デバイスの製造元。

Model Number

必須

デバイスのモデル番号。

Serial Number

必須

デバイスのシリアル番号。

Activation ID

オプション

デバイスのアクティブ化に必要なDevice Unique Identifier (UID)。値を指定しない場合は、登録が成功した後、自動生成された値がデバイスに割り当てられます。デバイスの登録が成功した後で値を変更することはできません。

Activation Secret

オプション

デバイスのアクティブ化に必要なアクティブ化シークレット(共有シークレットとも呼ばれる)値。値を指定しない場合は、登録が成功した後、自動生成された文字列値がデバイスに割り当てられます。この値は、正常な登録後に使用可能になります。この値は、デバイスを変更する前に変更できます。

Latitude

オプション

デバイス位置の緯度の十進表記。たとえば、-43.5723 [World Geodetic System 1984]など。緯度を指定した場合は、経度も指定する必要があります。

Longitude

オプション

デバイス位置の経度の十進表記。たとえば、-43.5723 [World Geodetic System 1984]など。経度を指定した場合は、緯度も指定する必要があります。

Altitude

オプション

デバイス位置の高度の10進表記(メートル単位の海抜)。

Accuracy

オプション

デバイス位置の精度(メートル単位)。これは整数またはゼロである必要があります。精度値は、緯度と経度が指定されている場合にのみ指定できます。

Metadata

オプション

連続的な列で示されるキー/値の組合せ。キーと値が含まれる偶数の列が存在する必要があります。奇数の列が存在すると、エラー・メッセージが返されます。

デバイスのアクティブ化

デバイスは、デバイスを登録し、作成したアプリケーションをそのデバイス上で実行した後にアクティブ化できます。アクティブ化中に、デバイスは間接登録のサポートを示します。間接登録機能を示しているデバイスは、DCDからゲートウェイに自動的に変更されます。

  1. 直接接続デバイスを登録します。単一デバイスの登録を参照してください。
  2. Oracle Internet of Things Cloud Service Client Software LibraryのAPIを使用してデバイス用のアプリケーションを作成します。Client Software Librariesを使用したデバイス・ソフトウェアの開発を参照してください。

    たとえば、Java Client Libraryを使用する場合は、次の手順を使用してデバイスを初期化およびアクティブ化します。

    1. デバイス・アプリケーションのコードに、デバイスを初期化するための次の文を追加します。

      DirectlyConnectdDevice dcd = new DirectlyConnectedDevice(configFilePath, configFilePassword);
    2. デバイス・アプリケーションのコードに、デバイスをアクティブ化するための次の文を追加します。

      if (!dcd.isActivated())
      { dcd.activate(deviceModelUrn); }
  3. デバイスがアクティブ化されたことを確認します。
    1. Oracle Internet of Things Cloud Service管理コンソールを開きます。
    2. 管理コンソールのOracle Internet of Things Cloud Serviceのタイトルの横にある「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックします。
    3. 「Devices」をクリックします。
    4. 「Management」をクリックします。
    5. デバイス表でデバイスを探すか、表の上部にある「Property」「Value」のフィールドを使用して特定のデバイスを検索します。
    6. 「State」列に「Registered」ではなく「Activated」が表示されていることを確認します。

登録デバイスのバッチのアクティブ化

デバイスのバッチを登録したら、Oracle Internet of Things Cloud Serviceと安全に通信できるようになる前に、デバイスをアクティブ化する必要があります。

  1. デバイスを登録してプロビジョニング・ファイルをダウンロードします。デバイスのバッチの登録を参照してください。
  2. 登録した各デバイスをアクティブ化します。デバイスのアクティブ化を参照してください。
  3. 個々の登録デバイスがアクティブ化されていることを検証します。
    1. Oracle Internet of Things Cloud Service管理コンソールを開きます。
    2. 管理コンソールのOracle Internet of Things Cloud Serviceのタイトルの横にある「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックします。
    3. 「Devices」をクリックします。
    4. 「Management」をクリックします。
    5. デバイス表でデバイスを探すか、表の上部にある「Property」「Value」のフィールドを使用して特定のデバイスを検索します。
    6. 「State」列に「Registered」ではなく「Activated」が表示されていることを確認します。