コンセプト体系について

コンセプト体系とは、特定の要件を満たすために具体的に1つにまとめられた、コンセプト、コンセプト・コンポーネントおよびPLM品目のプリプロダクション組立です。

コンセプト体系を編集して、次を組み込みます。

  • 作成するコンセプト・コンポーネント、および既存のコンセプト・コンポーネントのコピー

  • 組込みコンセプト

  • 外部品目および品目組立へのリンク

コンセプト体系の明細品目の場所は順序番号で定義され、この番号はコンセプト体系に出現する順序でエントリに自動的に割り当てられます。コンセプト体系をExcelワークシートにエクスポートする際、番号付けされた順序を手動で編集します。

コンセプト体系では、最終的に設計のアイデアおよび要件を満たし、PLM品目および品目組立を主に含めることを目標とする必要があります。

次のような様々な処理の実行には、利用可能なWebサービスが役立ちます。

  • コンセプトの作成、検索および削除

  • コンセプト・コンポーネントの追加、更新および削除

  • 既存コンセプトからのコンセプトまたはバージョンの作成

コンセプト・コンポーネント

コンセプト体系のコンセプト・コンポーネントは、将来の生産品目のプレースホルダです。

コンセプト・コンポーネントは、名前、数量およびタイプを指定して、コンセプト体系に直接追加します。コンセプト・コンポーネントの属性を指定するには、「仕様」ペインを使用します。

「品目およびコンポーネント」ペインで、既存のコンセプト・コンポーネントを検索して、その添付および設計参照を含めてコピーとして追加します。

サブコンセプト

コンセプト体系の既存のコンセプトをサブコンセプトとして使用します。コンセプト体系から直接編集またはPLM組立に変換できませんが、サブコンセプト内のデータは、コンセプトのメトリック計算およびスコアに含まれます。

リンクされた品目および組立

外部ソースのPLM品目および品目組立を検索してコンセプト体系にリンクします。既存の品目を再利用して、生産可能なコンセプト体系を迅速に作成します。

コンセプト体系内のリンクされたオブジェクトは直接変更できません。PLMアプリケーション自体で品目を編集するか、品目を変更可能な属性を含むコンセプト・コンポーネントに変換できます。

コンセプト体系の表示

コンセプト体系は、デフォルトの表形式、またはグラフィカルに表示できますが、編集はできないことに注意してください。

コンセプト体系の表形式で、事前定義済演算子や演算子の組合せを使用して、コンセプトおよびコンポーネントを検索します。検索結果は、矢印で強調表示されます。「フォーカス」オプションを使用して、コンセプト内で互いにリンクされているコンセプト・コンポーネント、要件および品目を追跡します。

コンセプト体系の展開

通常、コンセプト体系は次のパスに沿って展開させることができます。

  1. コンセプト体系を最初から作成するか、または既存のコンセプトのコピーとして作成します。

  2. コンセプト・コンポーネントの形式で品目プレースホルダを追加します。

  3. 既存または新規にリリースされたPLM品目が使用可能になった時点で、コンセプト・コンポーネントをそれらのPLM品目に置換します。

  4. 主に具体的なPLM品目および品目組立で構成された承認済コンセプト体系になります。

  5. PLMアプリケーションで、製品プロトタイプを承認し、ダウンストリーム・システムで品目構成として処理します。

コンセプト体系開発のいずれの段階でも、オフラインの記録用にコンセプト体系をExcelワークシートにエクスポートできます。