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Oracle® Fusion Middleware Oracle ADFアプリケーションの管理
12c (12.1.3)
E57585-02
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2 Oracle ADFの管理の開始

この章では、Oracle Enterprise Fusion Middleware Controlを使用して、ADFアプリケーション構成の実行、パフォーマンスの監視およびログの設定を行う方法を説明します。また、ADF固有のWebLogic Scripting Tool (WLST)の使用方法についても説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

2.1 ADF管理ツールの概要

Enterprise Manager Fusion Middleware Control、WLSTコマンドまたはOracle WebLogic管理コンソールを使用して、ADFアプリケーションを管理および構成できます。

Oracle Fusion Middlewareインストールを管理するために、次の主要なツールが用意されています。

  • Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control。第2.2項を参照してください。

  • Oracle Fusion Middlewareのコマンド行ツール。第2.3項を参照してください。

  • Oracle WebLogic Server管理コンソール。第2.4項を参照してください。

  • Fusion Middleware Control MBeanブラウザ。第2.5項を参照してください。

2.2 Fusion Middleware Controlを使用したADFの管理の概要

Fusion Middleware Control内でのナビゲートおよびその要素とメイン・メニューの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のFusion Middleware Control内でのナビゲートに関する項を参照してください。

Fusion Middleware Controlは、Webブラウザ・ベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースで、Oracle Fusion Middlewareを監視および管理するために使用できます。

Fusion Middleware Control内でOracle Application Development Frameworkにナビゲートするには:

  1. Fusion Middleware ControlのURLを入力します。これには、ホストの名前と、インストール時にFusion Middleware Controlに割り当てたポート番号が含まれます。URLの形式は次のとおりです。

    http://hostname.domain:port/em
    

    ポート番号はOracle WebLogic Serverの管理サーバーの番号で、デフォルトは7001です。

  2. Oracle Fusion Middleware管理者のユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

  3. ナビゲーション・ペインで、ファームを開き、「アプリケーションのデプロイ」を開いてから、ADFアプリケーションを選択します。

    gs_select_app.pngの説明が続きます
    gs_select_app.pngの説明

    ADFホームページが表示されます。

  4. 「アプリケーション・デプロイメント」メニューを選択し、「ADF」メニューを選択します。

    gs_adf_menu.pngの説明が続きます
    gs_adf_menu.pngの説明

    「ADF」メニューに次のオプションが表示されます。

    メニュー・オプション 説明
    ADFパフォーマンス アプリケーション・モジュール・プールのパフォーマンスのタブおよびADFタスク・フローのタブが表示されます。

    詳細は、第3.2.4項「アプリケーション・モジュール・プールのパフォーマンスの表示」および第3.2.5項「ADFタスク・フローのパフォーマンスの表示」を参照してください。

    ADFビジネス・コンポーネントの構成 ADFビジネス・コンポーネントを構成します。次の構成タブを選択できます。
    • 「プーリングおよびスケーラビリティ」→「アプリケーション・プール・プロパティ」

    • 「プーリングおよびスケーラビリティ」→「接続プール・プロパティ」

    • コア

    • データベース・プロパティ

    • セキュリティ・プロパティ

    詳細は、第3.3.1項「ADFビジネス・コンポーネント・パラメータの変更」を参照してください。

    ADF接続の構成 ADFアプリケーションで使用可能な接続を作成および編集できます。

    詳細は、第3.3.2項「接続構成の変更」を参照してください。

    ADFの構成(adf-config) システムMBeanブラウザを使用してADFアプリケーション・プロパティを構成できます。

    詳細は、第3.4.1項「MBeanを使用したADFアプリケーション構成の変更」を参照してください。

    ADFログ構成 ADFログ出力のロギング・レベルを構成できます。

    詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の「ログ・ファイルと診断データの管理」の章を参照してください。

    バージョン ADFランタイムJARファイルのバージョン情報を検索できます。

    詳細は、第3.2.2項「ADFランタイムJARのバージョン情報の検索」を参照してください。

    ADFリソース・センター ドキュメント、ナレッジ・ベース、フォーラム、デモ、サンプルおよびソフトウェア・ダウンロードなどのADFリソースへのリンクを提供します。

2.3 WebLogic Scripting Toolの使用

Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)は、Oracle WebLogic Serverドメインの作成、管理および監視にも使用できます。WLSTはJythonに基づくコマンドラインです。ADFには、ADFアプリケーション固有の機能の実行に使用できる一連のカスタムWLSTコマンドが用意されています。

WLSTの使用の詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWebLogic Scripting Toolの使用に関する項、および『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Scripting Tool (WLST)の使用の開始に関する項を参照してください。

ADF WLSTコマンドに関する参照情報は、第7章「ADFアプリケーションのためのWLSTコマンド・リファレンス」を参照してください。

ADF固有のWLSTコマンドにアクセスするには:

  1. インストールのために、Oracleの共通ホーム・ディレクトリ、たとえば/home/Oracle/Middleware/oracle_commonに移動します。

    Oracleの共通ホーム・ディレクトリおよびOracle Fusion Middlewareのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』を参照してください。

  2. Oracle WebLogic Serverを起動します。

  3. oracle_common/common/binディレクトリにあるWLST.sh/cmdコマンドを使用して、WLSTを起動します。次に例を示します。

    • /home/Oracle/Middleware/oracle_common/common/bin/wlst.sh(UNIX)

    • C:\Oracle\Middleware\oracle_common\common\bin\wlst.cmd(Windows)

  4. connect()コマンドを使用して、実行中のWebLogic Serverインスタンスに接続します。たとえば、次のコマンドは、ユーザー名/パスワードの資格証明my_username/my_passwordを使用して、URL myAdminServer.example.com:7001でWLSTを管理サーバーに接続します。

    connect("my_username","my_password","t3://myAdminServer.example.com:7001")
    

ADF WLSTコマンドに関する参照情報は、第7章「ADFアプリケーションのためのWLSTコマンド・リファレンス」を参照してください。

2.4 Oracle WebLogic管理コンソールの使用

Oracle WebLogic管理コンソールは、Oracle WebLogic Serverドメインの管理に使用できます。このコンソールはWebブラウザで動作し、グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの使用の概要に関する項を参照してください。

2.5 Fusion Middleware Control MBeanブラウザの使用

Fusion Middleware Controlには、アプリケーションまたはOracle WebLogic ServerのMBeanを表示できる、一連のMBeanブラウザが用意されています。また、MBeanブラウザを使用して、タスクの監視および構成も実行できます。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のFusion Middleware Control MBeanブラウザの使用の開始に関する項を参照してください。