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Oracle® Fusion Middleware Oracle B2Bユーザーズ・ガイド
12c (12.1.3)
E57550-04
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N IBM WebSphere MQによるメッセージの交換

この付録では、Oracle B2BによるIBM Websphere MQとの通信について説明します。

この付録の内容は次のとおりです。

N.1 概要

Oracle B2Bには、標準設定でIBM MQに接続してメッセージを交換できる機能が用意されています。これは、Oracle B2BのJMS製品を使用してサポートされます。

この機能は、Oracle B2Bに既存の取引パートナ通信機能の拡張です。

N.2 前提条件

IBM MQに接続するには、クラスパスでこれらのライブラリを指定する必要があります。

  • com.ibm.mqjms.jar

  • dhbcore.jar

  • com.ibm.mq.jar

  • com.ibm.mq.jmqi.jar

  • mqcontext.jar

  • com.ibm.mq.pcf.jar

  • com.ibm.mq.commonservices.jar

  • com.ibm.mq.headers.jar

  • fscontext.jar

  • jms.jar

前述のjarをドメイン・ライブラリ・ディレクトリに追加します。このディレクトリは通常、$DOMAIN_DIR/libです。

$DOMAIN_DIR/libディレクトリにあるjarは、サーバー起動時に動的に取得され、サーバーのクラスパスの末尾に追加されます。

例: <$FMW_Home>/user_projects/domains//lib/

または、jarをsetDomainEnv.shファイルの一部として追加することもできます。

N.3 IBM MQへの接続

Oracle B2BからIBM MQに接続するには、次の2つの方法があります。

N.3.1 資格証明を使用する接続の構成

資格証明を使用する接続の場合、アウトバウンド・チャネルとインバウンド・チャネルの両方を構成する必要があります。

アウトバウンドの場合、Generic JMSプロトコルを使用するように取引パートナ・デリバリ・チャネルを構成する必要があります。

インバウンドの場合、次のパラメータを使用して、Generic JMSプロトコルを使用するように内部デリバリ・チャネルを構成する必要があります。

  • 接続先名: MQキュー名

  • 接続ファクトリ: MQキュー・マネージャ名

  • 接続先プロバイダ: java.naming.factory.initial=com.ibm.mq.jms.context.WMQInitialContextFactory

    java.naming.provider.url=<host>:<QM Listen port>/<MQ Channel Name>;

  • ユーザー名: MQユーザー名

  • パスワード: MQパスワード

N.3.2 バインディングを使用する接続の構成

前提条件として、MQServerで.bindingsファイルを取得または生成する必要があります。MQ管理者は、これを実行できます。

アウトバウンドとインバウンドについて、それぞれのデリバリ・チャネルで次の値を設定します。

  • 接続先名: MQキュー名

  • 接続ファクトリ: MQキュー・マネージャ名

  • 接続先プロバイダ: java.naming.factory.initial=com.ibm.mq.jms.context.WMQInitialContextFactory

    java.naming.provider.url=file:///<location of .bindings file>