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Oracle® Fusion Middleware Oracle BAMでのビジネス・アクティビティのモニタリング
12c (12.1.3)
E54314-04
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3.7 本番ロールアウトのチューニング

本番前には、次のチェックリストを使用することをお薦めします。

このチェックリストには、いくつかの構成とロード・テストの概要が述べられています。

ロード・テスト

ロード・テストに使用する指針は、次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Single Sign-on Logon Managerを使用して、ログインするユーザーをシミュレートします。このためには、目安として次のテストを使用します。
    • 30秒ごとに2人の頻度で、20人の仮想ユーザーを開始し、これを20分間実行します。

    • 次に、すべての仮想ユーザーを、5秒ごとに2人の頻度で停止します。

    • ビューセットの監視機能を使用してこのアクティビティを監視します。

  2. EMSクライアントを使用して、システムへのデータ・ポンプを実行します。複数のEMSサーバーを起動します。各EMSサーバーが複数の異なる管理対象サーバーにデプロイされていることを確認します。

  3. スループットを監視します。BAMビジネス問合せを使用し、データ・オブジェクトの作成日付列に基づいて、x軸上に時系列を作成します。

  4. Java VisualVMツールを使用すると、ヒープ、メモリーおよびCPUの使用率を監視できます。

  5. 自動ワークロード・リポジトリ・レポートを使用して、デッドロックの有無を確認します。SQL実行時間も確認して、索引の作成や変更が必要かどうかを判断します。

  6. 寿命テストを実行します。EMSを使用して、システムを最低5日間実行します。システムを連続的なロードの対象とし、毎日パージし、仮想ユーザーの出入りを確認します。

  7. フェイルオーバー時には、1つのサーバーを停止してパフォーマンスを監視し、すべてのパフォーマンスに関する問題が検出されて修正された後、そのサーバーをバックアップにします。再起動時には、複数のサービスを手動でサーバーに移行して戻します。