Oracle® Fusion Middleware Oracle Cloud Adapter for Oracle RightNow Cloud Serviceユーザーズ・ガイド 12c (12.1.3) E59443-02 |
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この章では、Oracle RightNowアダプタの構成中に発生する可能性のあるトラブルシューティングの情報およびエラー・メッセージについて説明します。
この章では、以下のトピックを取り上げます。
サーバー側とJDeveloperインストールの両方でOPatchの検証を実行する必要があります。検証手順は次のとおりです。
Oracle JDeveloperソフトウェアでOracle RightNowアダプタのインストールを検証するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperを起動して、コンポーネント・パレットにOracle RightNowアダプタが存在することを確認します。または、次の場所に移動します。
{MIDDLEWARE_HOME}/soa/plugins/jdeveloper/extensions and check for the following jar file. oracle.cloud.adapter.rightnow.jar
前述の手順で検証できない場合、インストールに失敗しています。パッチを再インストールしてください。
WebLogic Application ServerでOracle RightNowアダプタのインストールを検証するには、次の手順を実行します。
FTPクライアントまたはPuttyを使用して、OPatchがインストールされているWebLogic Serverに接続します。
最新のOPatchによって、rightnow.jar
が{MIDDLEWARE_HOME}/soa/soa/modules/oracle.cloud.adapter_12.1.3/
というモジュール・ディレクトリ構造にインストールされます。
前述のどの手順でも検証できない場合、インストールに失敗しています。パッチを再インストールしてください。
次の表は、JDeveloperでOracle RightNow Cxサーバーを使用する際に発生する一般的な設計時エラーとそれらに適用可能な解決策を示しています。
表8-1 JDeveloperでのOracle Cloud Adapter for RightNow Server CX
エラー | 解決策 |
---|---|
login()資格証明が無効であるか、最大ログイン数を超えました。詳細は、管理者に問い合せてください。 エンタープライズWSDLのメタデータはキャッシュにはありません。 |
有効なOracle Cx資格証明を指定します。CSFキーを削除し、それを再度追加して適切な資格証明を指定します。 インターネットに接続して「オフライン構成」チェック・ボックスを選択します。これによって、オフライン使用のためにメタデータがダウンロードされます。 |
RightNow Cxサーバーに接続できません。 |
インターネットに接続していることと、組織のファイアウォールの背後でブロックされていないことを確認します。 |
soa_serverでコンポジットのデプロイ中にエラーが発生しました: 同じリビジョンIDのコンポジットがすでに存在します。 |
プロジェクトがサーバーにすでにデプロイされているかどうかを確認します。同じリビジョン・ボックスを持つ上書きコンポジットを確認するか、リビジョン番号を変更します。 |
java.net.ConnectException: 接続が拒否されました: 接続; 宛先に使用できるルーターがありません。 |
SOAサーバーが起動して実行中であることを確認します。 |
通常、Oracle RightNow Connect Web Services for SOAP APIのエラー処理は、標準のWSDLフォルト・メカニズムを通じて実行されます。WSDLでは、RequestErrorFault
、ServerErrorFault
およびUnexpectedErrorFault
という3つの異なるタイプのWSDLフォルトが定義されます。
WSDLによって定義されるベース・フォルト・タイプはRNFault
で、RNFault
のインスタンスには例外コードとメッセージが含まれます。
3つのフォルト・タイプであるRequestErrorFault
、ServerErrorFault
およびUnexpectedErrorFault
は、すべて基本のRNFault
を拡張しますが、これは列挙型のExceptionCode
フィールドと文字列型のExceptionMessage
で構成されます。
次のRightNow例外コードが定義されます。
ACCESS_DENIED
。サービスに対するリクエストが作成されたが、接続を有効にするビットがサイト・インタフェースで無効になっているか、指定された資格証明のアカウント・プロファイルで公開SOAPビットが無効になっている場合に返されます。
INVALID_FIELD
。リクエストが作成され、リクエスト内のオブジェクトのフィールドが存在しないか、特定のリクエスト(作成時の設定ID)でそれにアクセスできない場合に返されます。
INVALID_LOGIN
。リクエストが作成されたが、ユーザー資格証明が無効である場合に返されます(これは、ユーザー名またはパスワードのいずれかである可能性があります)。
BAD_ID
。リクエストに指定されたIDが無効の場合に返されます。
MISSING_ARGUMENT
。リクエストに必要な引数が欠落している場合に返されます。
BAD_ID
。リクエストに指定されたIDが無効の場合に返されます。
QUERY_TIMEOUT
。指定した問合せがサーバーでタイムアウトした場合に、問合せリクエストについて返されます。
UNKNOWN_EXCEPTION
。予期しない不明な例外が発生した場合に返されます。