7 Oracle WebLogic ServerでのOracle RightNow Cxアダプタの構成

この章では、WebLogic ServerでOracle RightNowアダプタを構成する方法について説明します。

この章は、実行時の構成に使用できるプロパティの情報で構成されます。

7.1 Oracle RightNowアダプタのランタイム・プロパティの理解

次の項では、Oracle RightNow Cxのランタイム・プロパティに関する情報を提供し、構成可能な再試行プロパティについて詳細に説明します。

7.1.1 再試行プロパティについて

表7-1は、Oracle RightNowアダプタに関連する構成可能なプロパティを示しています。これらのプロパティは、コンポジット・ファイルまたはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで変更できます。

表7-1 Oracle RightNowアダプタの構成可能なプロパティ

プロパティ名	型	デフォルト値	説明	注意
jca.retry.count	integer	4	メッセージの転送再試行回数を指定します。	composite.xml、FMCコンソール
jca.retry.backoff	integer	2	再試行間隔の増分ファクタを指定します。	composite.xml、FMCコンソール
jca.retry.interval	integer	1	2回の再試行間の時間間隔を指定します。	composite.xml、FMCコンソール
jca.retry.maxInterval	integer	120	2回の再試行間の最大間隔を指定します。	composite.xml、FMCコンソール

7.1.1.1 compositeに示されるプロパティ値

表7-1は、composite.xmlファイルで使用可能なプロパティを示しています。

図7-1 composite.xmlファイルで使用可能なプロパティ

「図7-1 composite.xmlファイルで使用可能なプロパティ」の説明

7.1.1.2 Fusion Middleware Controlコンソールでのプロパティ値の指定

Fusion Middleware Controlコンソールでプロパティ値を指定するには、次の手順を実行します。

1. プロジェクトの「サービスと参照」セクションに進みます(図7-2を参照)。

   図7-2 「サービスと参照」セクション

   
   「図7-2 「サービスと参照」セクション」の説明
   
   

2. このセクションでRightNowアダプタのサービス名を選択し、後続のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlページで「プロパティ」タブをクリックします(図7-3を参照)。ここで、メッセージ再試行に固有のプロパティを変更できます。

   図7-3 「プロパティ」タブ

   
   「図7-3 「プロパティ」タブ」の説明
   
   

複数の位置で特定のプロパティの設定がプロビジョニングされている場合、最高の優先度はOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで指定された値に、次の優先度はコンポジットの作成中に指定された値に、最低の優先度はOracle RightNowアダプタ構成ウィザードで指定された値に付与されます。