Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート 12c (12.1.3) E56216-05 |
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この章では、Oracle Fusion Middleware製品のインストールと構成に関する問題について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM) 12c (12.1.3)をインストールする前に、必ずMy Oracle Supportで参照できるMy Oracle SupportドキュメントID 1682371.1を確認してください。
このサポート・ノートは、インストール直後のOracle BAM 12c (12.1.3)に適用する必要がある必須パッチについての重要な情報を提供しています。
Oracle Fusion Middlewareをインストールする前に、My Oracle Supportで入手可能な製品情報を確認することをお薦めします。
My Oracle Supportに登録すると、利用可能なパッチやその他の重要なOracle Fusion Middleware製品情報に関する重要な情報に簡単にアクセスできます。
この項の内容は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Serverに最新のパッチを適用した後、Discoverer、Access ManagerおよびIdentity Managerなどのミドルウェア・サービスを起動するために、ORACLE_HOME
/server/lib/weblogic.policy
ファイルを編集して次のエントリを含める必要があります。
grant codeBase "file:ORACLE_HOME/WLS/patch_jars/-" { permission java.lang.RuntimePermission "oracle.*","read"; };
ORACLE_HOME
は、Oracleホーム・ディレクトリの場所で置換します。
WLS
を次のいずれかに置き換えます。
WebLogic Serverバージョン10.3.5の場合、patch_wls1035
WebLogic Serverバージョン10.3.6の場合、patch_wls1036
WebLogic Serverバージョン12.1.2の場合、patch_wls1212
この項の内容は次のとおりです。
1.3.9項「Oracle Data Integrator 12c (12.1.3)スタンドアロン・インストールのWLSTの起動時にエラーが表示される」
1.3.13項「MFTインストール・ログ・ディレクトリにinstall<time-stamp>.outファイルが作成されない」
1.3.15項「SSL経由でOracle Internet DirectoryにアクセスするOracle WebLogic Serverの構成」
ノード・マネージャを次のいずれかとして動作するWindowsサービスとして登録する方法を示します。
スタンドアロンOHSドメイン
ODIエージェントと同じ場所に配置されたドメイン
ドメインの作成後に、次の手順を実行します。
JAVA_OPTIONS
環境変数を、適切なOracleホームおよびドメイン・ホーム・ディレクトリを指すように設定します。
set JAVA_OPTIONS=-Dohs.product.home=ORACLE_HOME -Dweblogic.RootDirectory=DOMAIN_HOME
たとえば、次のようになります。
set JAVA_OPTIONS=-Dohs.product.home=C:\Oracle\product\OHS\OracleHome -Dweblogic.RootDirectory=C:\Oracle\config\domains\OHSDomain
ドメイン・ホーム・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
installNodeMgrSvc.cmd
スタンドアロンOHSのインストール完了時に、インストール後に実行する必要がある手順の1つとして、「ノード・マネージャおよびドメイン・サーバーを起動する」という手順が表示されます。
スタンドアロン・インストール中に構成されるドメイン・サーバーは存在しないため、この情報は正しくありません。
32ビット・システム用のJDKを使用してFusion Middleware製品を64ビット・システムにインストールしようとすると、インストール開始前にエラー・メッセージが表示されます。
Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のOracle Fusion Middlewareシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
64ビット・マシンで32ビットJDK7 JVMからインストーラjarファイルを実行すると、JVMのバージョンは正しく、ソフトウェアをインストールしているオペレーティング・システムのバージョンは正しくないという誤ったメッセージが表示されます。
Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
AIXオペレーティング・システムへのOracle Web Tier 12c (12.1.3)のインストール時に、ORACLE_HOME
/install/make.log
ファイルに警告メッセージが表示される可能性があります。
これらのメッセージは無視しても問題ありません。
AIXプラットフォームでは、OAMサーバーで簡易セキュリティ・モードが機能しません。
アーティファクト生成のために新しいWebゲート・エージェントを登録している場合、OAMサーバー・コンソールで「オープン」または「証明書セキュリティ・モード」を選択します。
Oracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)では、-printmemory
オプションを使用してもメモリー使用量ログは生成されません。
この問題は、今後のリリースで対処される予定です。
Oracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)では、-printdiskusage
オプションを使用してもディスク使用量ログは生成されません。
この問題は、今後のリリースで対処される予定です。
Oracle Data Integrator 12c (12.1.3)スタンドアロンでは、WLSTを起動する際に次の形式のエラーが生成されます。
Error execing the Python script
"Oracle_Home/oracle_common/common/wlst/mdsWLSTCommands.py" caused an
error "Traceback (innermost last):
このエラー・メッセージは無視できます。このエラーは、WLSTのいかなる機能的側面にも影響しません。
RCUの「ようこそ」画面で「次回このページを表示しない」オプションを選択した場合、次回にグラフィック・モードでRCUを起動するときにコマンド行から-dropRepository
を指定すると、次の例外が発生することがあります。
Exception in thread "main" java.lang.NullPointerException
この問題を回避するには、次の推奨されている回避策からいずれかを選択します。
RCUの「ようこそ」画面で「次回このページを表示しない」オプションを選択しないようにします。
グラフィック・モードでは、-dropRepository
オプションを使用せずにRCUを起動します。
サイレント・モードでは、-dropRepository
オプションを使用してRCUを起動します。
RCUの「ようこそ」画面で「次回このページを表示しない」オプションを選択した場合は、次のファイルを削除します。
/tmp/.skipWelcomePage_Oracle_Home_oracle_common
-dropRepository
オプションを使用してコマンド行からRCUを再起動します。
OSBおよびSOAクラスタを正しいサーバー・グループを選択せずに構成すると、ドメイン作成は次の通知とともに失敗します。
Preparing... Extracting Domain Contents... Creating Domain Security Information... Starting OPSS Security Configuration Data Processing... The OPSS Security Configuration Data Processing Completed... Domain Creation Failed!
このエラーを回避するには、「管理対象サーバー」画面ですべての管理対象サーバーについてOSB-MGD-SVRS-COMBINEDおよびSOA-MGD-SVRSサーバー・グループを選択します。
OSBでSOAクラスタ・ドメインを拡張する際に、既存の管理対象サーバーを削除して新しい管理対象サーバーを作成すると、誤ったconfig.xml
ファイルが生成されます。たとえば、既存のsoa_server1を削除してosb_server1で置換すると、誤ったconfig.xml
ファイルになります。具体的には、config.xml
に次のSAFタグが存在していません。
<saf-agent> <name>ReliableWseeSAFAgent_auto_1</name> <target>osb_server1 (migratable)</target> <store>WseeFileStore_auto_1</store> </saf-agent> <saf-agent> <name>ReliableWseeSAFAgent_auto_2</name> <target>ms2 (migratable)</target> <store>WseeFileStore_auto_2</store> </saf-agent>
この問題を回避するには、拡張時にOSB用の新しい管理対象サーバーを作成します。
Managed File Transferで、ログ・インベントリにinstall<timestamp>.out
ファイルが作成されません。
これはエラーではありません。
OHS WebGateを構成してサーバーを再起動した後、Domain_Home
/server/ohs1/logs/oblog.log
ディレクトリのoblog.log
ファイルに次のエラー・メッセージが表示されます。
2014/06/10@05:56:29.81679 14314 27 INIT ERROR 0x000003B6 ../oblistrwutil.cpp:225 "Could not read file" filename^/scratch/aime/1213FMW/ASCORE/RC4BColocated/MW_HOME/webgate/ohs/config /oblog_config.xml 2014/06/10@05:56:43.14915 14313 9 INIT ERROR 0x000003B6 ../oblistrwutil.cpp:225 "Could not read file" filename^/scratch/aime/1213FMW/ASCORE/RC4BColocated/MW_HOME/webgate/ohs/config /oblog_config.xml
これを回避する手順は次のとおりです。
次を実行します。
cp
Oracle_Home
/webgate/ohs/config/oblog_config_wg.xml $
Oracle_Home
/webgate/ohs/config/oblog_config.xml
すべてのサーバーを再起動します。
SSL経由でOracle Internet Directory (OID)にアクセスするOracle WebLogic Serverを構成するには、OIDサーバー証明書を取得してWebLogicドメインに追加する必要があります。OID証明書は、SSLハンドシェイクを成功させてOracle WebLogic ServerからOracle Internet Directoryへの接続を正常に確立するために必要です。
必要な証明書の取得およびWebLogic Serverストアへの追加の詳細は、『Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』の中間層とハードウェア・ロード・バランサ間のSSL通信の有効化に関する項を参照してください。
デフォルトのCoherence構成が原因で複数NICシステムでエラーが発生する場合があります。サーバーはメンバー間の通信にユニキャストを使用します。このユニキャスト通信のため、クラスタ・メンバーは、java.net.InetAddress.getLocalHost()のコールを使用してバインド先のIPアドレスを取得しようとします。このコールは、一部の複数NIC構成では誤ったアドレスを返します。これを回避するには、デフォルトのCoherence構成ファイルにunicast-listenerのエントリを追加する必要があり、このファイルは
ASERVER_HOME/config/coherence/defaultCoherenceCluster-coherence.xmlにあります。ファイル内に<unicast-listen-address>を指定するエントリを追加する必要があります。次に例を示します。
<name>defaultCoherenceCluster</name> <coherence-cluster-params> <unicast-listen-port>9991</unicast-listen-port> <unicast-listen-address>192.168.4.0/24</unicast-listen-address> <coherence-cluster-well-known-addresses> <coherence-cluster-well-known-address> <name>WKA-1</name>
ユニキャスト・アドレス・フィールドでは、正確なIPアドレスを指定するかわりに、クラスレス・ドメイン間ルーティング(CIDR)表記法がサポートされているため、複数のノードで同じ構成を使用できます。詳細は、次のリンクを参照してください。
http://docs.oracle.com/middleware/1212/wls/CLUST/coherence.htm#CLUST665
この時点で既知の問題はありません。