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Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Schedulerの管理
12c (12.1.3)
E59386-02
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6.3 単一のOracle Enterprise Schedulerインスタンスのパフォーマンスの監視

現在および過去のパフォーマンス・データやすべてのパフォーマンス・データのサマリーなど、単一のOracle Enterprise Schedulerインスタンスのパフォーマンスを監視できます。パフォーマンス・データはチャート・セットに表示され、このチャートは保存、削除および並替えが可能です。パフォーマンス・データを表示する期間を変更することもできます。

この項では、次の項目について説明します。

6.3.1 Oracle Enterprise Schedulerアクティビティのサマリーの表示

Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページには、1時間当たりの完了リクエスト数、実行中のリクエスト、処理時間別のリクエスト、ステータス別のリクエストなど、ジョブ・リクエストの現在のチャートが表示されます。

Oracle Enterprise Schedulerアクティビティのサマリーを表示するには:

  1. 「スケジューリング・サービス」メニューから、「パフォーマンス」→サービス・サマリーを選択します。

    デフォルトで、このページには、選択された期間中に実行されていたジョブ・リクエストが次のカテゴリで表示されます。

    • 完了リクエスト/時間

    • 処理時間、平均、最小および最大

    • 実行中のリクエストおよび最大実行リクエスト

    • 過去の時間における、ステータスがSUCCESSWARNINGERRORまたはCANCELのリクエスト

    サービス・サマリーのパフォーマンス・ページに表示されるメトリックを変更できます。Oracle Enterprise Schedulerのメトリック・パレットを表示するには、「メトリック・パレットの表示」ボタンをクリックします。

  2. パフォーマンス・データを表示する期間を変更できます。詳細は、「パフォーマンス期間の選択」を参照してください。

  3. オプションで、ページ上のパフォーマンス・データの表示形式を変更できます。

    チャートからグリッド表示形式を削除するには、「表示」→「グリッド」を選択します。

    パフォーマンス・データを表形式で表示するには、「表ビュー」リンクをクリックします。

  4. 現在のサービス・パフォーマンス・メトリック上に、追加のスケジューラ・サービスを重ねて表示できます。

    1. 「オーバーレイ」→別のスケジューラ・サービスを選択します。

      「検索と選択: ターゲット」ウィンドウで、ターゲットとホスト・サーバーの名前を入力して「検索」をクリックし、関連するサービスを検索します。

    2. 検索結果表から対象のサービスを選択し、「選択」をクリックして上に重ねるスケジューラ・サービスを選択します。

  5. さらに、次の操作も実行できます。

6.3.2 現在のOracle Enterprise Schedulerアクティビティの表示

Oracle Enterprise Schedulerの「現在のアクティビティ」ページには、ユーザーおよびアプリケーションごとの待機中および実行中のリクエストが表示されます。

現在のOracle Enterprise Schedulerアクティビティを表示するには:

  1. 「スケジューリング・サービス」メニューから、「パフォーマンス」→「現在のアクティビティ」を選択します。
  2. ユーザーまたはアプリケーションごとの待機中および実行中のリクエストや、作業割当て別のワークロードを表示できます。

    待機中および実行中のリクエストをユーザーごとに表示するには、「表示」→「ユーザー別リクエスト」を選択します。

    待機中および実行中のリクエストをアプリケーションごとに表示するには、「表示」→「アプリケーション別リクエスト」を選択します。

    作業割当て別のワークロードを表示するには、「表示」→「作業割当て別のワークロード」を選択します。作業割当て詳細の情報は、「作業割当ての作成または編集」を参照してください。

6.3.3 Oracle Enterprise Schedulerの履歴レポートの表示

Oracle Enterprise Schedulerの 「履歴レポート」ページには、完了したジョブ・リクエストがユーザー、アプリケーションおよび作業割当て別に表示されます。

Oracle Enterprise Scheduler履歴レポートを表示するには:

  1. 「スケジューリング・サービス」メニューから、「パフォーマンス」→「履歴レポート」を選択します。
  2. 「ビュー」リストから、次のレポート・ビューのいずれかを選択します。
    • ジョブ名別の完了済リクエスト統計

    • ユーザー別の完了済リクエスト統計

    • 作業割当て別のリクエスト・メトリック

    • 完了済リクエスト統計

  3. 必要に応じてフィルタ基準を調整します。フィルタ基準は選択するレポート表示により異なります。

    表6-3 ジョブ名別の完了済リクエスト統計

    フィルタ基準 操作...

    アプリケーション

    リストから、統計を表示するアプリケーションを選択します。

    最小実行時間

    統計を表示するジョブの最小実行時間を入力します。テキスト・フィールドに数字を入力し、リストから時間の単位を選択します(「秒」「分」「時間」または「日」)。

    完了

    テキスト・フィールドのどちらかの側にある「カレンダ」ボタンを使用して、開始と終了の日時を選択します。



    表6-4 ユーザー別の完了済リクエスト統計

    フィルタ基準 操作...

    アプリケーション

    リストから、統計を表示するアプリケーションを選択します。

    最小合計実行時間

    統計を表示するジョブの最小合計時間を入力します。テキスト・フィールドに数字を入力し、リストから時間の単位を選択します(「秒」「分」「時間」または「日」)。

    完了

    テキスト・フィールドのどちらかの側にある「カレンダ」ボタンを使用して、開始と終了の日時を選択します。



    表6-5 作業割当て別のリクエスト・メトリック

    フィルタ基準 操作...

    アプリケーション

    リストから、統計を表示するアプリケーションを選択します。

    次の後に完了

    「カレンダ」ボタンを使用して、作業割当ての完了後の日時を選択します。



    表6-6 完了済リクエスト統計

    フィルタ基準 操作...

    アプリケーション

    リストから、統計を表示するアプリケーションを選択します。

    完了

    テキスト・フィールドのどちらかの側にある「カレンダ」ボタンを使用して、開始と終了の日時を選択します。


  4. 「実行」をクリックし、履歴データを検索して表示します。

6.3.4 チャート・セットの管理

Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページに表示されたチャート・セットを保存または削除できます。チャートの順番を変更し、その後元のチャート・セットに戻すこともできます。

この項では、次の項目について説明します。

6.3.4.1 チャート・セットの保存

Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページに表示されたチャート・セットを保存できます。チャート・セットの保存では、デフォルト・メトリックではなく、表示することを選択した特定のメトリックのセットを保存できます。

チャート・セットを保存するには:

  1. Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページを表示します。
  2. 「チャートの保存」ボタンをクリックします。
  3. 「チャートの保存」ダイアログ・ボックスにチャート・セットの名前を入力し、「OK」をクリックします。
  4. 保存したチャート・セットは、「チャート・セット」「マイ・チャート・セット」を選択して表示できます。

6.3.4.2 チャート・セットの削除

Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページに作成された保存済チャート・セット・ファイルを削除できます。

チャート・セットを削除するには:

  1. Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページを表示します。Oracle Enterprise Schedulerアクティビティのサマリーの表示
  2. 「表示」→「チャート・セットの削除」を選択します。
  3. 「チャート・セットの削除」ダイアログ・ボックスでチャート・セットの名前を選択し、「OK」をクリックします。

6.3.4.3 チャートの並替え

Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページのパフォーマンス・チャートの表示順を変更できます。チャートを上下に移動したり、完全に削除できます。

チャート・セットを並べ替えるには:

  1. Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページを表示します。Oracle Enterprise Schedulerアクティビティのサマリーの表示
  2. 「表示」→「チャートの並替え」を選択します。
  3. 「チャートの並替え」ポップアップ・ウィンドウで、移動するチャートを選択し、「上に移動」または「下に移動」をクリックします。

    「パフォーマンス・サマリー」ページからチャートを削除するには、チャートを選択して「削除」をクリックします。

6.3.4.4 古いチャート・セットに戻す

チャート・セットを並べ替えた後に、最初に保存したときの状態のチャート・セットに戻すことできます。

チャート・セットを元に戻すには:

  1. Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページを表示します。Oracle Enterprise Schedulerアクティビティのサマリーの表示
  2. 「チャート・セット」リストから、元の表示に戻すチャートを選択します。
  3. 「表示」→「チャート・セットを元に戻す」を選択します。

6.3.5 パフォーマンス期間の選択

Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページでは、パフォーマンス・サマリーを表示する期間を変更できます。

パフォーマンス期間を選択するには:

  1. Oracle Enterprise Schedulerの「パフォーマンス・サマリー」ページを表示します。Oracle Enterprise Schedulerアクティビティのサマリーの表示
  2. ジョブ・リクエストを表示する期間を変更します。
    • すべて: 指定した無期限の期間内のすべてのジョブ・リクエストを表示する場合にクリックします。

    • 15分: 過去15分のすべてのジョブ・リクエストを表示する場合にクリックします。

    • スライダ: 指定した期間から平行方向にスクロールしてジョブ・リクエストを表示するスライダを使用する場合にクリックします。スライダは、選択された時間セグメント(「すべて」、「2時間」または「15分」)にデフォルト設定されます。

    • カレンダ: 「カレンダ」ボタンをクリックして、ジョブ・リクエストを表示する期間を選択します。