この章では、Oracle Event Processingビジュアライザを使用してOracle Event Processingサーバーのロギング・サービスおよびコンポーネント・ロガーを表示および構成する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
詳細は、「ログの管理」を参照してください。
Oracle Event Processingビジュアライザを使用すると、選択したOracle Event Processingサーバーのロギング・システムを構成できます。デフォルトでは、このロギング構成がすべてのコンポーネントに適用されます。
コンポーネント固有のロギング・オプションを構成するには、「コンポーネント・ロガーの構成」を参照してください。
サーバー・ロギング・サービスの構成
Oracle Event Processingビジュアライザを使用すると、選択されたコンポーネントのロギング・プロパティを構成できます。表18-2は、デフォルトで「注意」
ログ・レベルでロギングするように構成されたコンポーネントのリストです。
この項では、次のことを行う方法について説明します。
すべてのコンポーネントに適用されるロギング・プロパティを構成するには、「サーバー・ロギング・サービスの構成」を参照してください。
コンポーネント・ロガーの追加
左ペインで、「ドメイン」→「サーバー」ノードをクリックします。ここで、「ドメイン」はOracle Event Processingドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します。
右ペインで「ロギング」タブをクリックします。
「コンポーネント・ログ設定」タブをクリックします。
図18-2で示すように「コンポーネント・ログ設定」タブが表示されます。
「追加」をクリックします。
「名前」フィールドにコンポーネントの名前を入力します。
次のいずれかを選択できます。
コンポーネント名: 表18-2のリストとまったく同一のコンポーネント名定数。
表18-2 ロギング・コンポーネント名の定数
コンポーネント名 | 説明 |
---|---|
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Oracle Event Processingサーバー上で実行中のアダプタ・インスタンスからのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバー上で実行中のキャッシュ・システムおよびキャッシュ・インスタンスからのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバー上で実行中のチャネルからのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバーで実行中のOracle CQLプロセッサからのログ・メッセージに適用されます。 |
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各CQLプロセッサのコアにあるCQLエンジンからのログ・メッセージに適用されます。 |
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各CQLプロセッサのコアにあるCQLエンジンからのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバー・イベント・ディスパッチ・インフラストラクチャのイベント駆動環境からのログ・メッセージに適用されます。 |
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<May 26, 2009 5:53:49 PM PDT> <Info> <EventTrace> <BEA-000000> <Application [helloworld], Stage [helloworldOutputChannel] received insert event> 重大度が <May 26, 2009 6:02:34 PM PDT> <Debug> <EventTrace> <BEA-000000> <Application [helloworld], Stage [helloworldOutputChannel] received insert event [HelloWorldEvent: HelloWorld - the current time is: 6:02:34 PM]> |
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Oracle Event Processingサーバーとアプリケーション・ライフ・サイクル操作からのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバーの一般的なJMX関連管理のAPI操作からのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバー・モニタリング・サービスからのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバーのイベント記録および再生操作からのログ・メッセージに適用されます。 |
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Springコンテナ操作からのログ・メッセージに適用されます。 |
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Oracle Event Processingサーバー上で実行中のストリーム・インスタンスからのログ・メッセージに適用されます。 |
アプリケーション名: Oracle Event Processingサーバーまたはユーザー定義アプリケーションのモジュール名。たとえば、sample.HelloWorld
です。
パッケージ名: Oracle Event Processingサーバーまたはユーザーが提供するJavaパッケージの名前。たとえば、com.bea.wlevs.ede
です。
クラス名: Oracle Event Processingサーバーまたはユーザー定義クラスの完全修飾名前。たとえば、com.bea.wlevs.cep.core.EPRuntimeImpl
です。
「レベル」ドロップダウン・メニューから重大度レベルを選択します。
緊急
アラート
クリティカル
エラー
警告
注意
情報
デバッグ
トレース
「保存」をクリックします。
コンポーネントと重大度レベルが表内に表示されます。
コンポーネントのロギング・レベルの変更
左ペインで、「ドメイン」→「サーバー」ノードをクリックします。ここで、「ドメイン」はOracle Event Processingドメイン名を示し、「サーバー」はサーバー・インスタンス名を示します。
右ペインで「ロギング」タブをクリックします。
「コンポーネント・ログ設定」タブをクリックします。
図18-3で示すように「コンポーネント・ログ設定」タブが表示されます。
表内のコンポーネント・エントリを選択します。
「編集」をクリックします。
「レベル」ドロップダウン・メニューから重大度レベルを選択します。
緊急
アラート
クリティカル
エラー
警告
注意
情報
デバッグ
トレース
「保存」をクリックします。
新しい重大度レベルが表内に表示されます。
コンポーネント・ロガーを削除するには:
Oracle Event Processingビジュアライザを使用すると、選択したOracle Event Processingサーバーのログに対して問合せを実行できます。ログ問合せ機能を使用すると、選択されたログ・ファイル内の情報を表示できます。
ログの問合せ