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Oracle® Fusion Middleware Oracle API Catalog管理者ガイド
12cリリース1 (12.1.3)
E59448-03
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6 Oracle API CatalogでのAPIアセットのメタデータの編集

この章では、Oracle API Catalogで収集したAPIアセットのメタデータの編集、およびAPIアセットの公開について説明し、開発者のロールを持つユーザーがAPIを発見し、使用できるようにします。

APIアセットが収集されると、第5章「自動収集の構成と使用」の説明のとおり、キュレータまたは管理者のロールを持つOracle API Catalogユーザーは、そのメタデータを編集でき、開発者によるAPIの発見と理解を容易にできます。たとえば、キュレータがキーワードを追加して、特定のキーワードによる検索の際にアセットをより検出しやすくできます。キュレータはまた、収集され、Oracle API Catalogに追加された各APIの詳細な説明およびドキュメントへのリンクを追加できます。

この章で説明しているロールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle API Catalogコンセプト・ガイド』のロール・ベースの機能に関する項を参照してください。

この章には、次のセクションがあります。

6.1 APIアセットのメタデータの編集

キュレータのロールを持つユーザーは、APIアセットを収集した後、メタデータを追加する必要があります。

APIアセットのメタデータを編集する手順は、次のとおりです。

  1. メタデータを編集するAPIアセットを検索します。API検索の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle API Catalog開発者ガイド』のアセットの検索に関する項を参照してください。

  2. 「検索結果」ページのAPIをクリックし、その詳細ページを開きます。

  3. 図6-1に示すように、「編集」アイコンをクリックします。APIのアセットの編集ページが表示されます。

    図6-1 編集アイコン、API詳細ページ

    図6-1の説明が続きます
    「図6-1 編集アイコン、API詳細ページ」の説明


    注意:

    APIアセットの詳細ページのすべての情報を編集できるわけではありません。たとえば、APIの技術的情報、WSDLサマリーおよびハーベスタ・プロパティは編集できません。

  4. APIに関連する任意の新規メタデータを追加します(または、既存のメタデータを編集します)。

    編集できるメタデータを次に示します。

    • 名前: Oracle API Catalogに表示されるAPIアセットの名前。このフィールドは、ハーベスタにより自動的に移入されます。デフォルトの名前のままにしておく必要はありません。このAPIのための、わかりやすいものに変更できます。このフィールドは必須です。

    • バージョン: APIアセットのバージョン。ハーベスタにより、コンポジットで検索した情報に基づいてデフォルトのバージョンが埋められます。コンポジットでバージョン情報が見つからない場合は、ハーベスタがデフォルトのバージョンを割り当てます。このAPIのための、わかりやすいものに変更できます。

    • キーワード: ユーザーが検索結果でこのアセットを検索するために使用できるキーワード。platform=linuxなどの名前と値のペアを含めることもできます。各キーワードはカンマで区切ります。


      注意:

      「キーワード」フィールドに入力できる最大文字数は4000です。

    • APIステータス: APIの公開ステータス。APIが初めて収集されたときに、デフォルトで「ドラフト」に設定されます。アセットを公開する場合は、開発者が検出できるように、リストから「公開」を選択します。APIアセットの公開の詳細は、6.2項「APIアセットの公開」を参照してください。

    • アクティブ・ステータス: APIのアクティブ・ステータス。デフォルトで「アクティブ」が選択されます。APIをリタイアする場合は、「リタイア」を選択します。


      注意:

      APIをリタイアした場合、その公開ステータスに関係なく、開発者には検出されません。

    • 説明: APIの機能の詳細な説明で、機能およびAPIの使用方法についての関連情報を含みます(セキュア・エンドポイントURLなど)。

      説明フィールドにはHTMLタグを使用でき、リンクや連絡先などの新規要素を追加できます。たとえば、説明フィールドに<b>Contacts:</b>John Smith<br>を追加することで、John Smithという名前を含む、検索可能なContacts要素を追加できます。

      このフィールドでHTMLタグを機能させるには、cmee.asseteditor.enable-embedded-html-asset-descriptionシステム設定を有効にする必要があります。


      注意:

      「説明」フィールドに入力できる最大文字数は4000です。

    • ドキュメントURL: そのAPIについてのドキュメントのURL。単一のドキュメント、wikiページまたは複数のドキュメントへのリンクを集めた別のページにリンクできます。このURLは、APIアセットの詳細ページへのクリック可能なリンクになります。

    • アイコン: 次のいずれかを選択します。

      • アイコンURL: そのAPIに使用するアイコンを指すURL。アイコンのプレビューを表示するには、プレビューをクリックします。

      • アイコンのアップロード: 「参照」をクリックし、APIに使用するローカル・マシン上のアイコンを参照します。

  5. 「保存」をクリックして変更を保存します。

6.2 APIアセットの公開

収集されたAPIアセットは、開発者には検出できません。キュレータまたは管理者のロールを持つユーザーは、開発者にそれが見えるようにAPIを公開する必要があります。

APIを公開する手順は、次のとおりです。

  1. 公開するAPIアセットを検索します。API検索の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle API Catalog開発者ガイド』のアセットの検索に関する項を参照してください。


    ヒント:

    リストから「ドラフト」を選択すると、未公開のAPIのみが表示されます。

  2. 「検索結果」ページのAPIをクリックし、その詳細ページを開きます。

  3. 「編集」アイコンをクリックします。APIのアセットの編集ページが表示されます。

  4. APIステータスのリストから「公開」を選択します。

  5. 「保存」をクリックして変更を保存します。これで、開発者のロールを持つユーザーは、検索でこのアセットを検出できます。このAPIは、Oracle API Catalogのホームページの最近公開されたAPIセクションに表示されます。

6.3 EasyLinkの使用

API詳細ページにドキュメントまたは別のAPI詳細ページのリンクを追加する場合、EasyLinkが役立つ可能性があります。

図6-2に示すように、APIページにはEasyLinkアイコンが表示されます。このアイコンは、API詳細ページのURLを表示するポップアップ・ウィンドウを開くもので、クリップボードにコピーしたり、特定のAPIへのポインタとしてドキュメントや電子メール・メッセージに貼り付けたりできます。

図6-2 EasyLinkアイコン

図6-2の説明が続きます
「図6-2 EasyLinkアイコン」の説明

API詳細ページにリンクを追加する手順は、次のとおりです。

  1. リンクを作成するAPIの詳細ページに移動します。

  2. EasyLinkアイコンをクリックします。

  3. リンクを作成する場所にポップアップ・ウィンドウからURLを貼り付けます。

  4. API詳細ページの「説明」フィールドへのリンクを追加する場合は、リンクにtarget="_blank"属性を追加し、新規タブで開くようにリンクを編集します。

6.4 アセットの削除

Oracle API Catalogでアセットを削除するには、次の手順を実行します。


注意:

管理者のロールを持つユーザーのみがOracle API Catalogからアセットを削除できます。

  1. Oracle API Catalogから削除するAPIアセットの検索を実行します。

  2. APIを削除するには:

    • 「検索結果」画面からAPIを削除するには、削除する各APIの横のチェック・ボックスを選択し、「削除」をクリックします。この方法を使用して、一度に複数のAPIを削除できます。

    • 詳細ページからAPIを削除するには、削除するAPIの詳細ページを開き、「削除」をクリックします。