この章では、Oracle API Catalogソフトウェアのインストール方法について説明します。
この章の構成は、次のとおりです。
インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。
ターゲット・システムにログインします。
このインストーラでは、動作保証されたJDKがシステムに存在している必要があります。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページで12cリリース1 (12.1.3)用の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。
インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次の例に示すように、システム上のJDKディレクトリからjava
実行可能ファイルを呼び出すことにより、インストール・プログラムを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
/home/Oracle/jdk7_15/jdk1.7.0_55/bin/java -jar oer-generic.jar
Windowsオペレーティング・システムの場合:
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_55\bin\java -jar oer_generic.jar
これらの例にあるJDKの場所は、ご使用のシステムの実際のJDKの場所に読み替えてください。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2項を参照してください。
インストール・プログラムには、表2-1に示される順に一連の画面が表示されます。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。
表2-1 Oracle API Catalogのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
インストール・インベントリの設定 |
この画面は、UNIXオペレーティング・システムで、このホストに初めてOracle製品をインストールする場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名に、中央インベントリの場所に対する書込み権限があることを確認してください。 中央インベントリの詳細は、Oracle Fusion MiddlewareのOracle Universal Installerを使用したソフトウェアのインストールに関するマニュアルのOracle中央インベントリの理解の説明を参照してください。 この画面はWindowsオペレーティング・システムでは表示されません。 |
ようこそ |
製品のインストーラの紹介画面です。 |
インストール場所 |
この画面を使用してOracleホーム・ディレクトリの位置を指定します。 Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。 |
インストール・タイプ |
この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。 この画面では、Oracle API Catalogが唯一のオプションです。デフォルトで選択されます。 注意: Oracle API Catalogのインストール時、「インストール・タイプ」画面のオプションは、まだOracle Enterprise Repositoryのみです。これは、意図したとおりの動作です。通常どおり、インストールを続行してください。 |
前提条件のチェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 |
「インストール・サマリー」 |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。 サイレント・インストールまたはコマンド行インストールの詳細は、Oracle Fusion MiddlewareのOracle Universal Installerを使用したソフトウェアのインストールに関するマニュアルのOracle Universal Installerのサイレント・モードでの使用の説明を参照してください。 |
「インストールの進行状況」 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してから、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。
インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルおよびその場所の詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のインストール・ログ・ファイルの理解に関する項を参照してください。
Oracleホームの内容を、viewInventory
スクリプトを使用して表示することもできます。詳細は、Oracle Fusion MiddlewareのOracle Universal Installerを使用したソフトウェアのインストールに関するマニュアルのOracleホームの内容の表示の説明を参照してください。
データベース・スキーマを作成してWebLogicドメインを構成するには、まず次のタスクを実行して、必要なRCUパッチとWebLogic Serverパッチをインストールする必要があります。
必要なRCUパッチをインストールするには、OPatchユーティリティを使用します。OPatchの使用方法の詳細は、『Opatchによるパッチ適用』を参照してください。
必要なRCUパッチのインストール手順:
My Oracle Supportからパッチ18791727 (18791727_121300_Generic.zip
)のファイルを入手します。
パッチのREADME.txt
ファイルの指示に従ってください。
必要なOracle WebLogic Serverパッチをインストールするには、OPatchユーティリティを使用します。OPatchの使用方法の詳細は、『Opatchによるパッチ適用』を参照してください。
必要なWebLogic Serverパッチのインストール手順:
My Oracle Supportからパッチ18718889 (p18718889_121300_Generic.zip
)のファイルを入手します。
パッチのREADME.txt
ファイルの指示に従ってください。
第3章「Oracle API Catalogドメインの構成」のタスクを実行し、必要なデータベース・スキーマを作成して、Oracle API Catalog用にOracle WebLogic Serverドメインを構成してください。
Oracle API Catalogをクラスタ化環境にインストールする場合は、第3章をスキップして第4章「クラスタ化環境へのOracle API Catalogのインストール」で説明している手順を実行します。