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Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発
12c (12.1.3)
E53007-05
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18 Oracle BPEL Process Managerセンサーと分析の使用

この章では、センサーを使用して、BPELプロセスでの実行時に監視するBPELアクティビティ、変数およびフォルトを選択する方法について説明します。また、センサー・アクションを作成して、エンドポイントにセンサーの値をパブリッシュする方法についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

Oracle BPEL Process Managerセンサーの詳細は、「センサー・パブリック・ビューとセンサー・アクションXSDの理解」を参照してください。

18.1 Oracle BPEL Process Managerセンサーの概要

センサーは、BPELプロセス・インスタンスのライフ・サイクル全体を通じて特定のイベントに対する関心を宣言するために使用されます。ビジネス・プロセスでは、このようなイベントとして、特定のアクティビティのアクティブ化と完了、またはビジネス・プロセス内の変数値の変更があります。

センサーがトリガーされると、特定のセンサー値が作成されます。たとえば、センサーでBPELスコープの完了に対する関心を宣言した場合、センサー値は、BPELスコープの名前とアクティビティの完了時点のタイムスタンプ値で構成されます。センサー値でBPELプロセス変数に対する関心を宣言している場合、そのセンサー値は次のもので構成されます。

  • 変数が変更された時点でのその変数の値

  • 変数が変更されたときのタイムスタンプ

  • BPEL変数を変更したアクティビティ名およびタイプ

センサー値のデータ・フォーマットは、XMLスキーマを使用して正規化され、適切に定義されます。

センサー・アクションは、センサー値の処理方法に関する指示です。Oracle BPEL Process Managerによってセンサーがトリガーされると、そのセンサーに新しいセンサー値が作成されます。その後、そのセンサーに関連付けられているすべてのセンサー・アクションが実行されます。通常、センサー・アクションは、センサー値をデータベースに保持するか、正規化されたセンサー値データをJMSキューまたはトピックに送信します。Oracle BAMと統合すると、センサー値をOracle BAMアダプタに送信できます。

Oracle JDeveloperを使用するか、センサー構成ファイルを手動で指定することで、次のタイプのセンサーを定義できます。

  • アクティビティ・センサー

    アクティビティ・センサーは、BPELプロセス内のアクティビティの実行を監視します。たとえば、invokeアクティビティの実行時間や、このアクティビティによるスコープ完了までの時間を監視できます。アクティビティ・センサーに加え、アクティビティの変数も監視できます。

  • 変数センサー

    変数センサーは、BPELプロセスの変数(または1つの変数の複数部分)を監視する際に使用します。たとえば、変数センサーで、BPELプロセスの入力データと出力データを監視できます。

  • フォルト・センサー

    フォルト・センサーは、BPELフォルトを監視する際に使用します。

センサーは、通常、アクティビティ、フォルトおよび変数のBPELモデリングの一環として追加または編集します。

これらのセンサーは、次のパブリックSQLビューを使用して公開されます。

  • BPEL_ACTIVITY_SENSOR_VALUES

  • BPEL_FAULT_SENSOR_VALUES

  • BPEL_VARIABLE_SENSOR_VALUES

これらのビューをBPEL_PROCESS_INSTANCESビューと結合し、センサー値と、センサー値を作成したBPELプロセス・インスタンスを関連付けることができます。詳細は、「センサー・パブリック・ビューとセンサー・アクションXSDの理解」を参照してください。

Oracle JDeveloperでセンサーをモデル化すると、BPELプロセス・アーカイブの一部として、次の2つの新規ファイルが作成されます。

  • bpel_process_name_sensor.xml

    BPELプロセスのセンサー定義が格納されます。

  • bpel_process_name_sensorAction.xml

    BPELプロセスのセンサー・アクション定義が格納されます。

これらのファイルの作成方法の詳細は、「アクティビティ、変数、フォルトの各センサーの構成方法」および「センサー・アクションの構成方法」を参照してください。

BPELプロセスにセンサーを定義した後は、センサー・アクションを構成して、そのセンサー・データを指定された宛先にパブリッシュする必要があります。センサーにセンサー・アクションが定義されていない場合、実行時は何も行われません。

センサー・アクションには、次の情報が必要です。

  • 名前

  • パブリッシュ・タイプ

    パブリッシュ・タイプは、センサー・データの送信が必要な宛先を指定します。次の宛先にセンサー・データをパブリッシュできます。

    • データベース

      センサー・データをデータベースのレポート・スキーマにパブリッシュします。これにより、センサー・データは、SQLを使用して問い合せることができます。

    • JMSキュー

      センサー・データをJMSキューにパブリッシュします。XMLデータは、Sensor.xsdファイルに従って転送されます。このファイルは、Oracle JDeveloperで次のディレクトリにあります。

      /soa/integration/seed/soa/shared/bpel/Sensor.xsd
      

      Sensor.xsdファイルは、次のディレクトリにもあります。

      /soa/integration/jdeveloper/seed/soa/shared/bpel/Sensor.xsd
      
    • JMSトピック

      センサー・データをJMSトピックにパブリッシュします。XMLデータは、JMSキューで使用されるファイルと同じSensor.xsdファイルに従って転送されます。

    • カスタム

      データをカスタムJavaクラスにパブリッシュします。

    • JMSアダプタ

      JMSアダプタは、リモート・キューやトピックおよび様々なJMSプロバイダへのパブリッシュに使用します。「JMSキュー」および「JMSトピック」パブリッシュ・タイプでは、ローカルJMS宛先にのみパブリッシュします。

  • センサーのリスト

    センサー・アクションに対応するセンサーです。

18.1.1 コンポジット・センサー

BPELセンサーは、BPELプロセス・インスタンスのライフ・サイクル全体を通じて特定のイベントに対する関心を宣言するために使用されますが、コンポジット・センサーは、メッセージにトラッキング可能フィールドを実装する手段を提供します。コンポジット・センサーを使用すると、次のタスクを実行できます。

  • 受信メッセージおよび送信メッセージを監視できます。

  • 受信メッセージおよび送信メッセージから計算されたJMSデータをパブリッシュします。

  • ビジネス・イベント・サブスクリプションによって開始されたコンポジット・インスタンスを追跡します。

コンポジット・センサーの詳細は、「コンポジット・センサーの定義」を参照してください。

18.2 Oracle JDeveloperでのセンサーとセンサー・アクションの構成

Oracle JDeveloperでは、センサー・アクションとセンサーは、「監視」ビューの一部として表示されます。

18.2.1 センサーとセンサー・アクションへのアクセス方法

センサーとセンサー・アクションにアクセスする手順は、次のとおりです。

  1. 図18-1に示すように、Oracle BPELデザイナの上部にある監視ビューに変更を選択します。

    図18-2は、「構造」ウィンドウのセンサー・アクションとセンサーを示しています。

    図18-2 Oracle JDeveloperに表示されたセンサーとセンサー・アクション

    図18-2の説明が続きます
    「図18-2 Oracle JDeveloperに表示されたセンサーとセンサー・アクション」の説明

    センサーは、通常、アクティビティ、フォルトおよび変数のBPELモデリングの一環として追加または編集します。

  2. 「センサー・アクション」フォルダを右クリックし、「作成」「センサー・アクション」の順に選択し、センサー・アクションを追加します。

  3. 次の手順に従って、アクティビティ・センサー、変数センサーまたはフォルト・センサーを追加します。

    1. 「センサー」フォルダを開きます。

    2. 適切な「アクティビティ」「変数」または「フォルト」サブフォルダを右クリックします。

    3. 「作成」をクリックします。

  4. アクティビティを右クリックして「作成」「センサー」の順に選択し、センサーを個々のアクティビティに追加します。図18-3に詳細を示します。

    図18-3 アクティビティ・センサーの作成

    図18-3の説明が続きます
    「図18-3 アクティビティ・センサーの作成」の説明

次の各項では、センサーとセンサー・アクションの構成方法について説明します。

18.2.2 アクティビティ、変数、フォルトの各センサーの構成方法

この項では、アクティビティ・センサー、変数センサーおよびフォルト・センサーを構成する方法について説明します。

18.2.2.1 アクティビティ・センサーを構成する手順:

ここでは、融資フロー・アプリケーションを監視して、次の情報を把握すると仮定します。

  • GetCreditRatingというスコープの開始時点

  • このスコープの完了時点

  • 完了時点での顧客の信用格付け

この問題を解決するには、図18-4に示すように、Oracle BPELデザイナでGetCreditRatingスコープのアクティビティ・センサーを作成します。

  1. Oracle BPELデザイナの上部にある監視ビューに変更を選択します。

  2. 「構造」ウィンドウで、「センサー」フォルダを開きます。

  3. 「アクティビティ」を右クリックし、「作成」を選択します。

  4. 「アクティビティ名」フィールドの右側で、「参照」アイコンをクリックして、センサーを作成するアクティビティを選択します。これは必須フィールドです。

    図18-4 アクティビティ・センサーの作成

    図18-4の説明が続きます
    「図18-4 アクティビティ・センサーの作成」の説明

    センサーが関連付けられたアクティビティは、Oracle BPELデザイナでは拡大鏡で識別されます。

    センサーの起動タイミングは、図18-4に示す「評価時間」リストを使用して制御します。

  5. 次の中から選択します。

    • すべて:

      アクティブ化、完了、フォルト、補正および再試行の各フェーズを通して監視します。

    • アクティブ化

      センサーは、アクティビティの実行直前に起動されます。

    • 完了

      センサーは、アクティビティの実行直後に起動されます。

    • フォルト

      センサーは、アクティビティの実行中にフォルトが発生した場合に起動されます。この値は、単純なアクティビティを監視するセンサーにのみ選択してください。

    • 補正

      センサーは、関連するscopeアクティビティが補正されたときに起動されます。この値は、スコープを監視するセンサーにのみ選択してください。

    • 再試行

      センサーは、関連するinvokeアクティビティが再試行されたときに起動されます。

    bpel_process_name_sensor.xmlファイルに新規エントリが作成されます。

    <sensor sensorName="CreditRatingSensor"
    
    classname="oracle.tip.pc.services.reports.dca.agents.BpelActivitySensorAgent"
              kind="activity" 
              target="GetCreditRating">
    
      <activityConfig evalTime="all">
        <variable outputNamespace="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
                  outputDataType="int" 
                  target="$crOutput/payload//services:rating"/>
      </activityConfig> 
    </sensor>
    
  6. アクティビティで変数センサーを作成するには、「アクティビティ変数センサー」セクションで「追加」アイコンをクリックします。これはオプションのフィールドです。

  7. アクティビティに対するセンサー・アクションを追加するには、「センサー・アクション」セクションで「追加」アイコンをクリックします。詳細は、「センサー・アクションの構成方法」を参照してください。

  8. 「OK」をクリックします。

    注意:

    「アクティビティ変数センサー」「センサー・アクション」のセクションで値を指定しなかった場合、Oracle JDeveloperの「ログ」ウィンドウやログ・ファイルで検証のエラー・メッセージや警告メッセージを受信しません。これは予想された動作です。

18.2.2.2 変数センサーを構成する手順:

すべての着信融資申請を記録する場合、変数センサーを作成できます。

  1. Oracle BPELデザイナの上部にある監視ビューに変更を選択します。

  2. 「構造」ウィンドウで、「センサー」フォルダを開きます。

  3. 「変数」を右クリックし、「作成」を選択します。

  4. 図18-5に示すように、「ターゲット」フィールドの右側にある「編集」アイコンをクリックして、変数に変数センサー(この例ではinputという名前)を作成します。

    図18-5 変数センサーの作成

    図18-5の説明が続きます
    「図18-5 変数センサーの作成」の説明

    「ターゲット」フィールドの選択内容に基づいて、「出力ネームスペース」フィールドと「出力データ型」フィールドは自動的に入力されます。

    bpel_process_name_sensor.xmlファイルに新規エントリが作成されます。

    <sensor sensorName="LoanApplicationSensor" 
        classname="oracle.tip.pc.services.reports.dca.agents.BpelVariableSensorAgent"
        kind="variable" 
        target="$input/payload">
      <variableConfig outputNamespace="http://www.autoloan.com/ns/autoloan"
                      outputDataType="loanApplication"/> 
    </sensor>

18.2.2.3 フォルト・センサーを構成する手順:

フォルトを監視(この例ではアイデンティティ・サービスから)する場合、フォルト・センサーを作成できます。

  1. Oracle BPELデザイナの上部にある監視ビューに変更を選択します。

  2. 「構造」ウィンドウで、「センサー」フォルダを開きます。

  3. 「フォルト」を右クリックし、「作成」を選択します。

  4. 図18-6に示すように、「ネームスペース」 フィールドの上にある「参照」アイコンをクリックして、フォルト・センサーを作成します。

    図18-6 フォルト・センサーの作成

    図18-6の説明が続きます
    「図18-6 フォルト・センサーの作成」の説明

    選択内容に基づいて、「ネームスペース」フィールドと「ローカル・パート」フィールドは自動的に入力されます。

  5. フォルトに対するセンサー・アクションを追加するには、「センサー・アクション」セクションで「追加」アイコンをクリックします。詳細は、「センサー・アクションの構成方法」を参照してください。

  6. 「OK」をクリックします。

bpel_process_name_sensor.xmlファイルに新規エントリが作成されます。

<sensor sensorName="IdentityServiceFault"
        classname="oracle.tip.pc.services.reports.dca.agents.BpelFaultSensorAgent"
        kind="fault" 
        target="is:identityServiceFault">
    <faultConfig/>
</sensor>

18.2.3 センサー・アクションの構成方法

センサーを作成する場合は、実行時に監視するアクティビティ、変数およびフォルトを識別します。エンドポイントにセンサーの値をパブリッシュする場合(たとえば、図18-5で作成したLoanApplicationSensor変数センサーのデータをJMSキューにパブリッシュする場合)は、図18-7に示すように、センサー・アクションを作成し、LoanApplicationSensor変数に関連付けます。

センサー・アクションを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle BPELデザイナの上部にある監視ビューに変更を選択します。
  2. 「構造」ウィンドウで、「センサー・アクション」フォルダを右クリックします。
  3. 「作成」「センサー・アクション」の順に選択します。
  4. 表18-1に記載されている詳細を入力します。

    表18-1 「センサー・アクション」ダイアログ

    フィールド 説明

    名前

    名前を入力するか、デフォルト名をそのまま使用します。

    パブリッシュ・タイプ

    センサー・データをパブリッシュする宛先を選択します。詳細は、「センサーの概要」を参照してください。

    JMSコネクション・ファクトリ

    パブリッシュ・タイプが「JMSキュー」「JMSトピック」または「JMSアダプタ」の場合は、コネクション・ファクトリを指定します。

    パブリッシュ・ターゲット

    パブリッシュ・タイプが「JMSキュー」「JMSトピック」「カスタム」または「JMSアダプタ」の場合は、パブリッシュ・ターゲットを指定する必要があります。パブリッシュ・ターゲットは、指定されたパブリッシュ・タイプによって異なる内容を表します。

    • パブリッシュ・タイプがデータベースの場合、このフィールドは空白のままになります。

    • パブリッシュ・タイプが「JMSキュー」「JMSトピック」または「JMSアダプタ」の場合は、JMS宛先のJNDI名を表します。

    • パブリッシュ・タイプが「カスタム」の場合は、完全修飾されたJavaクラス名を表します。

    フィルタ

    フィルタ・ロジックはブール式で入力します。フィルタを使用すると、特定の範囲内のセンサー・データを監視できます。構成済のフィルタの例については、図18-9を参照してください。

    有効化

    センサー・アクションを無効にする場合、このチェック・ボックスの選択を解除します。デフォルトでは、有効になっています。このチェック・ボックスの選択を解除してセンサー・アクションを無効にすると、センサー・アクションでデータがパブリッシュされません。


    図18-7 センサー・アクションの作成

    図18-7の説明が続きます
    「図18-7 センサー・アクションの作成」の説明

    bpel_process_name_sensorAction.xmlファイルに新規エントリが作成されます。

    <action name="BAMFeed"
            enabled="true"
            publishType="JMSQueue"
            publishTarget="jms/bamTopic"> 
      <sensorName>LoanApplicationSensor</sensorName>
      <property name=“JMSConnectionFactory“> 
        weblogic.jms.ConnectionFactory
      </property>
    </action>

    注意:

    「センサー・アクション」ダイアログの「フィルタ」フィールドには、<(より小さい)記号は指定できません。指定すると、Oracle JDeveloperにより、bpel_process_name_sensorAction.xmlファイルの<記号が&lt;に変換されます。filename_sensorAction.xmlファイルを直接編集して<記号を指定することもできません。この操作ではエラーが発生します。

  5. LoanApplicationSensorおよびCreditRatingSensorの値をデータベースのレポート・スキーマにパブリッシュする場合は、図18-8に示すように、追加のセンサー・アクションを作成し、CreditRatingSensorLoanApplicationSensorの両方に関連付けます。

    図18-8 追加のセンサー・アクションの作成

    図18-8の説明が続きます
    「図18-8 追加のセンサー・アクションの作成」の説明

    bpel_process_name_sensorAction.xmlファイルに新規エントリが作成されます。

    <action name="PersistingAction"
         enabled="true" 
         publishType="BPELReportsSchema">
      <sensorName>LoanApplicationSensor</sensorName> 
      <sensorName>CreditRatingSensor</sensorName>
    </action
    

    複数のエンドポイントに対して1つのセンサーのデータをパブリッシュできます。前述の2つのコード例では、LoanApplicationSensorのデータがJMSキューとデータベース・レポート・スキーマの両方にパブリッシュされました。

  6. 融資金額が$100,000を超える融資申請を監視する場合は、図18-9に示すように、フィルタ付きのセンサー・アクションを作成します。フィルタ問合せの設計時の検証はありません。問合せが正しいことを確認する必要があります。

    図18-9 フィルタ付きのセンサー・アクションの作成

    図18-9の説明が続きます
    「図18-9 フィルタ付きのセンサー・アクションの作成」の説明

    bpel_process_name_sensorAction.xmlファイルに新規エントリが作成されます。

    <action name="BigMoneyBAMAction"
            enabled='true' 
            filter="boolean(/s:actionData/s:payload
                            /s:variableData/s:data
                            /autoloan:loanAmount > 100000)"
            publishType="JMSQueue" 
            publishTarget="jms/bigMoneyQueue">
      <sensorName>LoanApplicationSensor</sensorName> 
      <property name=“JMSConnectionFactory“>
        weblogic.jms.ConnectionFactory 
      </property>
    </action>

    注意:

    • bpel_process_name_sensorAction.xml構成ファイルでアクション・フィルタを構成する必要があるすべてのネームスペースを指定する必要があります。たとえば、ネームスペースが"http://myCustomer"customer XMLスキーマ要素があり、customer age要素に対してフィルタを作成すると仮定します。したがって、フィルタでネームスペースを使用する前に、ファイルで"http:/myCustomer"のネームスペースを宣言する必要があります。そうしないと、有効な問合せを作成できません。ファイルの属性宣言部分にxmlns:ns1="http://myCustomer"を追加します。これで、問合せで..../ns1:customer/ns1:age/...を使用できるようになります。

    • フィルタは、ブール型のXPath式として指定する必要があります。

  7. 組込みのパブリッシュ・タイプ(「データベース」、「JMSキュー」、「JMSトピック」および「JMSアダプタ」)では対応できない特殊なセンサー・アクション要件がある場合は、図18-10に示すように、「カスタム」パブリッシュ・タイプでセンサー・アクションを作成できます。「パブリッシュ・ターゲット」フィールド内の名前は、実装する必要がある完全修飾Javaクラス名を示します。詳細は、「カスタム・データ・パブリッシャの作成方法」を参照してください。

    図18-10 「カスタム」パブリッシュ・タイプの使用

    図18-10の説明が続きます
    「図18-10 「カスタム」パブリッシュ・タイプの使用」の説明

18.2.4 リモート・トピックおよびキューへのパブリッシュ方法

「JMSキュー」および「JMSトピック」パブリッシュ・タイプでは、ローカルJMS宛先にのみパブリッシュします。センサー・データをリモート・トピックおよびキューにパブリッシュする場合は、図18-11に示すように、「JMSアダプタ」パブリッシュ・タイプを使用します。

図18-11 「JMSアダプタ」パブリッシュ・タイプの使用

図18-11の説明が続きます
「図18-11 「JMSアダプタ」パブリッシュ・タイプの使用」の説明

JMSアダプタでは、センサー・データをリモート・トピックおよびキューにパブリッシュでき、さらに、次のように様々なJMSプロバイダがサポートされます。

  • サード・パーティJMSプロバイダ(Tibco JMS、IBM WebSphere MQ JMS、SonicMQなど)

  • Oracle Enterprise Messaging Service (OEMS)プロバイダ(メモリー/ファイル、データベースなど)

「JMSアダプタ」パブリッシュ・タイプを選択した場合は、weblogic-ra.xmlファイルにエントリを作成する必要があり、このファイルはでの編集によって更新されます。このコンソールで作成されるJMSコネクション・ファクトリ(プール)の各エントリは、weblogic-ra.xmlの1つのJNDIエントリに相当します。「センサー・アクション」ダイアログは、JMSコネクション・ファクトリ(プール)の作成時に選択したJNDI名で更新してください。

JMSアダプタの詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』を参照してください。

18.2.5 カスタム・データ・パブリッシャの作成方法

カスタム・データ・パブリッシャを作成するには、次の各手順を実行します。

カスタム・データ・パブリッシャを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「アプリケーション」ウィンドウで、「BPELプロジェクト」をダブルクリックします。

    「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが表示されます。

  2. 「ライブラリとクラスパス」をクリックします。
  3. 次のファイルを参照して選択します。
    SOA_ORACLE_HOME/lib/java/shared/oracle.soainfra.common/11.1.1/orabpel.jar
    

    図18-12に詳細を示します。

    図18-12 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログ

    図18-12の説明が続きます
    「図18-12 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログ」の説明
  4. 新規Javaクラスを作成します。

    パッケージとクラス名は、センサー・アクションのパブリッシュ・ターゲット名と一致している必要があります。

  5. com.oracle.bpel.sensor.DataPublisherインタフェースを実装します。

    これにより、ソース・ファイルが更新され、DataPublisherインタフェースのメソッドとimport文が組み込まれます。

  6. Oracle JDeveloperを使用して、図18-13のサンプル・カスタム・データ・パブリッシャ・クラスに示すように、DataPublisherインタフェースのpublishメソッドを実装します。

    図18-13 カスタム・データ・パブリッシャ・クラス

    図18-13の説明が続きます
    「図18-13 カスタム・データ・パブリッシャ・クラス」の説明
  7. クラスは必ず正常にコンパイルされる必要があります。

    次回BPELプロセスをデプロイする際に、JavaクラスがSOAアーカイブ(SAR)に追加され、デプロイされます。

注意:

データ・パブリッシャの実装に必要な追加のJavaライブラリがクラスパスに存在していることが必要です。

Oracle BPEL Process Managerでは、複数のプロセス・インスタンスを同時に実行できるため、データ・パブリッシャのコードをスレッド・セーフとするか、適切な同期ブロックを追加する必要があります。高いスループットを確保するには、同期が必要な共有データ・オブジェクトを使用しないでください。

18.2.6 composite.xmlファイルへのセンサーとセンサー・アクションの登録方法

Oracle JDeveloperは、composite.xmlファイルを自動的に更新し、次の例に示すように、センサーとセンサー・アクションの適切なプロパティを取り込みます。

<composite name="JMSQFComposite" applicationName="JMSQueueFilterApp"
   revision="1.0" label="2007-04-02_14-41-31_553" mode="active" state="on">
  <import namespace="http://xmlns.oracle.com/JMSQueueFilter"
  location="JMSQueueFilter.wsdl" importType="wsdl"/>
    <service name="client">          
      <interface.wsdl interface="http://xmlns.oracle.com/
         JMSQueueFilter#wsdl.interface(JMSQueueFilter)"/>
      <binding.ws
      port="http://xmlns.oracle.com/JMSQueueFilter#wsdl.endpoint(client/
         JMSQueueFilter_pt)"/>
    </service>
    <component name="JMSQueueFilter">
    <implementation.bpel src="JMSQueueFilter.bpel"/>
    <property name="configuration.sensorLocation" type="xs:string"
    many="false">JMSQueueFilter_sensor.xml</property>
    <property name="configuration.sensorActionLocation" type="xs:string"
    many="false">JMSQueueFilter_sensorAction.xml</property>
</component>
<wire>
   <source.uri>client</source.uri>
   <target.uri>JMSQueueFilter/client</target.uri>
</wire>
</composite>

前の例のように、<property name= ...>を使用して追加のプロパティを指定できます。

18.3 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでのセンサーの定義とセンサー・アクションの定義の表示

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、センサーのメタデータ、センサー・アクション、およびプロセス実行の一部として作成されたセンサー・データの表示をサポートしています。

詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』を参照してください。

注意:

関連するデータベース・センサー・アクションがあるセンサーのみが、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlに表示されます。JMSキュー、JMSトピック、リモートJMSまたはカスタム・センサー・アクションに関連するセンサーは表示されません。

18.4 BPELプロセス分析の構成

BPELプロセス分析には次の機能があります。

  • Oracle BPMN、ヒューマン・ワークフローおよびBPELプロセスなどのOracle SOA Suiteコンポーネントにおいて分散データを収集するための共通測定メカニズム。

  • 測定イベントの評価、公開および合成を行うためのランタイム・インフラストラクチャ。

BPELプロセス分析のOracle Business Activity Monitoring (BAM)との統合の詳細は、『Oracle BAMでのビジネス・アクティビティのモニタリング』の「Oracle SOA Suiteとの統合」および『Oracle SOA Suiteの理解』の「Oracle Business Activity Monitoringによるビジネス・インサイトの取得」を参照してください。

18.4.1 ビジネス・インジケータの概要

ビジネス・インジケータがSOAコンポジット・アプリケーションで定義され、コンポーネントの分析とメトリック計算に寄与するオブジェクトを識別します。ビジネス・インジケータは、次のタイプで構成されています。

  • メジャー

    売上金額や従業員の給料などの変数の値を格納します。 メジャーは連続的なデータ型のみ有効で、一般的に数値です。

  • ディメンション

    グループをラベルしたりメジャーをフィルタします。

  • カウンタ

    マークされた要素をプロセス・インスタンスが完了した回数をトラッキングします。

メタデータが指定されたディメンションとメジャーが、測定の一部として取得されます。

コンポジット内にある複数のBPELプロセスで共有したりバインドできるようにビジネス・インジケータを設計します。分析実行時にコンポジットが実行する際、あるプロセスから別のプロセスへ変化する値をこれによって監視できます。

18.4.2 標準サンプリング・ポイントの概要

標準サンプリング・ポイントとは、コンポーネントでは本質的に測定イベントの作成を試行するコンポーネント・パスのポイントです。測定メタデータでは測定をこれらの標準サンプリング・ポイントで構成できます。適切な測定メタデータが存在すると、それによって標準サンプリング・ポイント測定イベントの一部またはすべてでこれらの測定イベントの生成、公開および処理ができます。たとえば、プロセスの標準サンプリング・ポイントは、次にできます。

  • プロセスの起動と停止

  • アクティビティの起動と停止

  • フォルト

18.4.3 ユーザー定義のサンプリング・ポイントの概要

これらは、コンポーネントで指定可能なサンプリング・ポイントです。

  • 測定マーク:

    指定されたメジャーの測定における単一の点です。

  • 測定間隔:

    一般的にコンポーネントで取得されるパスに沿って開始点と終了点で構成される測定です(したがって、測定間隔名で識別される間隔を構成します)。

  • 測定カウンタ:

    コンポーネントで取得されるパスにおいて指定された点の出現を識別する測定です。

測定とは、実行時に実行される選択ビジネス・インジケータとサンプリング・ポイントの組合せです。測定の詳細は、「測定を定義する方法」を参照してください。

18.4.4 分析ビューにアクセスする方法

Oracle BPELデザイナにおいてビジネス・インジケータと測定をBPELプロセスの分析ビューで編集します。

分析ビューにアクセスするには:

  1. SOAコンポジット・エディタで、BPELプロセスをダブルクリックします。
  2. Oracle BPELデザイナのBPELプロセス上部で、分析ビューに変更をクリックします。図18-14に詳細を示します。

    図18-14 Oracle BPELデザイナの分析ビュー・アイコン

    図18-14の説明が続きます
    「図18-14 Oracle BPELデザイナの分析ビュー・アイコン」の説明

    図18-15に示すように、これによってBPELプロセスが分析ビューに表示されます。

    • 「コンポーネント」ウィンドウでは、BPELプロセス・アクティビティにドラッグできる測定マークと間隔のパレットが表示されます。

    • 「構造」ウィンドウでは、カウンタ、ディメンションおよびメジャーを作成するためのビジネス・インジケータが表示されます。

    図18-15 BPELプロセスの分析ビュー

    図18-15の説明が続きます
    「図18-15 BPELプロセスの分析ビュー」の説明

    ビジネス・インジケータと測定設計が完了すると、分析ビューは図18-16のようになります。

    • BPELプロセスで定義された測定(間隔とマーク)とビジネス・インジケータ(カウンタ、ディメンションおよびメジャー)は、「構造」ウィンドウに表示されます。ビジネス・インジケータの作成、編集および削除は、「構造」ウィンドウでできます。測定の編集および削除は「構造」ウィンドウでできますが、作成はできません。測定は、「コンポーネント」ウィンドウから適切なアイコンをドラッグすることで作成されます。

    • 測定の間隔とマークはBPELプロセスの読取り専用アクティビティの上部でフロータと定義されます。測定フロータはBPELプロセスにおけるアクティビティの上部でマウスにより周囲に移動して、必要なトポロジを実現できます。

    • Oracle BPELデザイナの下部にあるプロパティ・インスペクタにより、選択したビジネス・インジケータや測定を編集できます。変更は自動的にコミットされます。

    図18-16 ビジネス・インジケータと測定の設計が完成した分析ビュー

    図18-16の説明が続きます
    「図18-16 ビジネス・インジケータと測定の設計が完成した分析ビュー」の説明

18.4.4.1 ビジネス・インジケータを定義する方法

作成中にビジネス・インジケータをBPEL XPath式関数にバインドできます。コンポジット内にある複数のBPELプロセスで共有したりバインドできるようにビジネス・インジケータを設計します。分析実行時にコンポジットが実行する際、あるプロセスから別のプロセスへ変化する値をこれによって監視できます。

次のビジネス・インジケータをBPELプロセスで定義できます。

  • BPELプロセスのカウンタ・バインディングを定義します。利用可能なカウンタが選択され、BPELプロセスにバインドされます。その際、XPathの指定は不要です。カウンタとは、BPELアクティビティが実行時に実行される回数をカウントするものです。バインドでXPath式の指定が不要であることをこれは意味します。

  • BPELプロセスのディメンション・バインディングを定義します。利用可能なディメンションが選択され、BPEL XPath式にバインドされます。

  • BPELプロセスのメジャー・バインディングを定義します。利用可能なメジャーが選択され、BPEL XPath式にバインドされます。

ビジネス・インジケータの詳細は、「ビジネス・インジケータの概要」を参照してください。

「ビジネス・インジケータをビジネス・インジケータ概要エディタで編集する方法」で説明されているように、定義後、ビジネス・インジケータ概要エディタでビジネス・インジケータの編集と削除ができます。

18.4.4.1.1 カウンタの定義

ビジネス・インジケータのカウンタを定義できます。

カウンタを定義する手順は、次のとおりです。

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「構造」ウィンドウで、「カウンタ」を右クリックして「作成」を選択します。

    「カウンタのバインド」ダイアログが表示されます。

  3. 名前を選択して「OK」をクリックします。バインドするカウンタがない場合、「追加」アイコンをクリックして、新しいカウンタを作成します。また、このダイアログにある選択で表示されるカウンタをビジネス・インジケータ概要エディタで作成できます。詳細は、「ビジネス・インジケータをビジネス・インジケータ概要エディタで編集する方法」を参照してください。

    完了すると、「カウンタのバインド」ダイアログは図18-17のようになります。

    図18-17 「カウンタのバインド」ダイアログ

    図18-17の説明が続きます
    「図18-17 「カウンタのバインド」ダイアログ」の説明
18.4.4.1.2 ディメンションの定義

ビジネス・インジケータのディメンションを定義できます。

ディメンションを定義する手順は、次のとおりです。

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「構造」ウィンドウで、「ディメンション」を右クリックして「作成」を選択します。

    「ディメンションのバインド」ダイアログが表示されます。

  3. 環境に適した値を入力し、「OK」をクリックします。表18-2に詳細を示します。

    表18-2 「ディメンションのバインド」ダイアログ

    要素 説明

    名前

    名前を選択します。バインドするディメンションがない場合、「追加」アイコンをクリックして、「ディメンションの作成」ダイアログを起動し、名前を入力してディメンションのデータ型(ブール、10進数、整数、文字列または時間)を選択します。

    また、このダイアログにある選択で表示されるディメンションをビジネス・インジケータ概要エディタで作成できます。詳細は、「ビジネス・インジケータをビジネス・インジケータ概要エディタで編集する方法」を参照してください。

    注意: オプションの範囲は、整数や10進数などのデータ型で指定できます。これによって適切にレポート処理するようにディメンションで分析実行時に範囲を表示できます。

    XPath式

    「編集」アイコンをクリックして、ディメンションにバインドするためにXPath式を構築する「式ビルダー」ダイアログを起動します。


    完了すると、「ディメンションのバインド」ダイアログは図18-18のようになります。

    図18-18 「ディメンションのバインド」ダイアログ

    図18-18の説明が続きます
    「図18-18 「ディメンションのバインド」ダイアログ」の説明
18.4.4.1.3 メジャーの定義

ビジネス・インジケータのメジャーを定義できます。

メジャーを定義する手順は、次のとおりです。

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「構造」ウィンドウで、「メジャー」を右クリックして「作成」を選択します。

    「メジャーのバインド」ダイアログが表示されます。

  3. 環境に適した値を入力し、「OK」をクリックします。表18-3に詳細を示します。

    表18-3 「メジャーのバインド」ダイアログ

    要素 説明

    名前

    名前を選択します。バインドするメジャーがない場合、「追加」アイコンをクリックして、「メジャーの作成」ダイアログを起動し、名前を入力してメジャー(整数や10進数)を選択します。

    また、このダイアログにある選択で表示されるメジャーをビジネス・インジケータ概要エディタで作成できます。詳細は、「ビジネス・インジケータをビジネス・インジケータ概要エディタで編集する方法」を参照してください。

    XPath式

    「編集」アイコンをクリックして、メジャーにバインドするためにXPath式を構築する「式ビルダー」ダイアログを起動します。


    完了すると、「メジャーのバインド」ダイアログは図18-19のようになります。

    図18-19 「メジャーのバインド」ダイアログ

    図18-19の説明が続きます
    「図18-19 「メジャーのバインド」ダイアログ」の説明

18.4.4.2 測定を定義する方法

「コンポーネント」ウィンドウは、図18-20に示す測定タイプで構成されます。

図18-20 「コンポーネント」ウィンドウの測定タイプ

図18-20の説明が続きます
「図18-20 「コンポーネント」ウィンドウの測定タイプ」の説明

デザイナで初期作成を行うために測定タイプをBPELプロセス・アクティビティにドラッグします。測定はBPELプロセスの読取り専用アクティビティの上部でフロータと定義されます。測定は、プロパティ・インスペクタまたは測定をダブルクリックすることで、後で編集できます。測定フロータはBPELプロセスの上部でマウスにより周囲に移動して、必要なトポロジを実現できます。

各測定タイプには2つのタブが含まれています。

  • 「一般」タブ: 影響されるアクティビティを定義するために、取得される測定をトリガーする評価イベント、測定の説明、および測定が有効にされているかどうかがあります。

  • 「ビジネス・インジケータ」タブ: 測定のビジネス・インジケータを選択するためのものです。

18.4.4.2.1 カウンタ・マークを定義する方法

カウンタ・マークの測定を定義できます。

カウンタ・マークを定義するには:

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「コンポーネント」ウィンドウから、「カウンタ・マーク」アイコンをアクティビティにドラッグするか、アクティビティを右クリックして「カウンタ・マーク」を選択します。
  3. 追加したアイコンをダブルクリックします。

    「カウンタ・マーク」ダイアログが表示されます。

  4. 環境に適した値を入力し、「OK」をクリックします。表18-4に詳細を示します。

    表18-4 「カウンタ・マーク」ダイアログ: 「一般」タブ

    要素 説明

    名前

    カウンタ・マーク名を入力します。

    アクティビティ

    カウンタ・マークが取得されるBPELアクティビティが表示されます。

    評価イベント

    カウンタ・マークをトリガーする特定アクティビティ・イベントを選択します。5つのアクティビティ・イベント(「アクティブ化」「補正」「完了」「フォルト」および「再試行」)のうちのいずれかを指定できます。

    説明

    カウンタ・マークの説明(オプション)を入力します。

    有効

    カウンタ・マークを有効にするかどうかを選択します。デフォルトでは、この測定は有効にされます。


    完了すると、「カウンタ・マーク」ダイアログの「一般」タブは図18-21のようになります。

    図18-21 「カウンタ・マーク」ダイアログの「一般」タブ

    図18-21の説明が続きます
    「図18-21 「カウンタ・マーク」ダイアログの「一般」タブ」の説明
  5. 「ビジネス・インジケータ」タブをクリックします。
  6. 選択されたビジネス・インジケータを「選択済み」セクションに移動します。また、「追加」アイコンをクリックして、新しいビジネス・インジケータを作成できます。作成されたビジネス・インジケータは「選択済み」セクションに自動的に追加されます。

    注意:

    カウンタ・マークのカウンタの作成と選択のみができます。ディメンションは暗黙的にカウンタ・マークに追加され、カウンタ・マークではメジャーの作成と選択はできません。間隔の開始、間隔の停止および単一マークではメジャーの作成と選択のみができます。

    完了すると、「ビジネス・インジケータ」タブは図18-22のようになります。

    図18-22 「ビジネス・インジケータ」タブ

    図18-22の説明が続きます
    「図18-22 「ビジネス・インジケータ」タブ」の説明
18.4.4.2.2 間隔の開始を定義する方法

間隔の開始の測定を定義できます。

間隔の開始を定義するには:

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「コンポーネント」ウィンドウから、「間隔の開始」アイコンをアクティビティにドラッグするか、アクティビティを右クリックして「間隔の開始」を選択します。
  3. 追加したアイコンをダブルクリックします。

    「間隔の開始」ダイアログが表示されます。

  4. 環境に適した値を入力し、「OK」をクリックします。表18-5に詳細を示します。

    表18-5 「間隔の開始」ダイアログ: 「一般」タブ

    要素 説明

    名前

    間隔の開始の名前を入力します。

    アクティビティ

    間隔が開始するBPELアクティビティが表示されます。

    評価イベント

    間隔の開始をトリガーする特定アクティビティ・イベントを選択します。5つのアクティビティ・イベント(「アクティブ化」「補正」「完了」「フォルト」および「再試行」)のうちのいずれかを指定できます。

    説明

    間隔の開始の説明(オプション)を入力します。

    有効

    間隔の開始を有効にするかどうかを選択します。デフォルトでは、この測定は有効にされます。


    注意:

    名前の変更は対応する間隔の停止の測定に伝播されます。間隔名は、間隔の開始と間隔の停止の測定の両方で共有されるからです。

    さらに、アクティビティが変更されると、デザイナで間隔の開始のフロータのアクティビティ・アンカーが更新されます。

    完了すると、「間隔の開始」ダイアログの「一般」タブは図18-23のようになります。

    図18-23 「間隔の開始」ダイアログの「一般」タブ

    図18-23の説明が続きます
    「図18-23 「間隔の開始」ダイアログの「一般」タブ」の説明
  5. 「ビジネス・インジケータ」タブをクリックします。
  6. 選択されたビジネス・インジケータを「選択済み」セクションに移動します。また、「追加」アイコンをクリックして、新しいビジネス・インジケータを作成できます。作成されたビジネス・インジケータは「選択済み」セクションに自動的に追加されます。

    注意:

    間隔の開始のメジャーの作成と選択のみができます。ディメンションは暗黙的に間隔の開始に追加され、間隔の開始ではカウンタの作成と選択はできません。カウンタ・マークではカウンタの作成と選択のみができます。

    間隔の開始でビジネス・インジケータに関する変更は、対応する間隔の停止に伝播されます。間隔の開始と停止の両方で同じビジネス・インジケータを共有するからです。

    完了すると、「ビジネス・インジケータ」タブは図18-24のようになります。

    図18-24 「ビジネス・インジケータ」タブ

    図18-24の説明が続きます
    「図18-24 「ビジネス・インジケータ」タブ」の説明
18.4.4.2.3 間隔の停止を定義する方法

間隔の停止の測定を定義できます。

間隔の停止を定義するには:

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「コンポーネント」ウィンドウから、「間隔の停止」アイコンをアクティビティにドラッグするか、アクティビティを右クリックして「間隔の停止」を選択します。
  3. 追加したアイコンをダブルクリックします。

    「間隔の終了」ダイアログが表示されます。

  4. 環境に適した値を入力し、「OK」をクリックします。表18-6に詳細を示します。

    表18-6 「間隔の終了」ダイアログ: 「一般」タブ

    要素 説明

    名前

    間隔の停止の名前を入力します。

    アクティビティ

    間隔が停止するBPELアクティビティが表示されます。

    評価イベント

    間隔の停止をトリガーする特定アクティビティ・イベントを選択します。5つのアクティビティ・イベント(「アクティブ化」「補正」「完了」「フォルト」および「再試行」)のうちのいずれかを指定できます。

    説明

    間隔の停止の説明(オプション)を入力します。

    有効

    間隔の停止を有効にするかどうかを選択します。デフォルトでは、この測定は有効にされます。


    注意:

    名前の変更は対応する間隔の開始に伝播されます。間隔名は、間隔の開始と間隔の停止の測定の両方で共有されるからです。

    アクティビティが変更されると、デザイナで間隔の停止のフロータのアクティビティ・アンカーが更新されます。

    完了すると、「間隔の終了」ダイアログの「一般」タブは図18-25のようになります。

    図18-25 「間隔の終了」ダイアログの「一般」タブ

    図18-25の説明が続きます
    「図18-25 「間隔の終了」ダイアログの「一般」タブ」の説明
  5. 「ビジネス・インジケータ」タブをクリックします。
  6. 選択されたビジネス・インジケータを「選択済み」セクションに移動します。また、「追加」アイコンをクリックして、新しいビジネス・インジケータを作成できます。作成されたビジネス・インジケータは「選択済み」セクションに自動的に追加されます。

    注意:

    間隔の停止のメジャーの作成と選択のみができます。ディメンションは暗黙的に間隔の停止に追加され、間隔の停止ではカウンタの作成と選択はできません。カウンタ・マークではカウンタの作成と選択のみができます。

    間隔の停止でビジネス・インジケータに関する変更は、対応する間隔の開始に伝播されます。間隔の開始と停止の両方で同じビジネス・インジケータを共有するからです。

    完了すると、「ビジネス・インジケータ」タブは図18-26のようになります。

    図18-26 「ビジネス・インジケータ」タブ

    図18-26の説明が続きます
    「図18-26 「ビジネス・インジケータ」タブ」の説明
18.4.4.2.4 単一マークを定義する方法

単一マークの測定を定義できます。

単一マークを定義するには:

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、BPELプロセスで分析ビューにアクセスします。
  2. 「コンポーネント」ウィンドウから、「単一マーク」アイコンをアクティビティにドラッグするか、アクティビティを右クリックして「単一マーク」を選択します。
  3. 追加したアイコンをダブルクリックします。

    管理マーク・ダイアログが表示されます。

  4. 環境に適した値を入力し、「OK」をクリックします。表18-7に詳細を示します。

    表18-7 管理マーク・ダイアログ: 「一般」タブ

    要素 説明

    名前

    単一マークの名前を入力します。

    アクティビティ

    単一マークが取得されるBPELアクティビティが表示されます。

    評価イベント

    単一マークをトリガーする特定アクティビティ・イベントを選択します。5つのアクティビティ・イベント(「アクティブ化」「補正」「完了」「フォルト」および「再試行」)のうちのいずれかを指定できます。

    説明

    単一マークの説明(オプション)を入力します。

    有効

    単一マークを有効にするかどうかを選択します。デフォルトでは、この測定は有効にされます。


    注意:

    アクティビティが変更されると、デザイナで単一マーク・フロータのアクティビティ・アンカーが更新されます。

    完了すると、管理マーク・ダイアログの「一般」タブは図18-27のようになります。

    図18-27 管理マーク・ダイアログの「一般」タブ

    図18-27の説明が続きます
    「図18-27 管理マーク・ダイアログの「一般」タブ」の説明
  5. 「ビジネス・インジケータ」タブをクリックします。
  6. 選択されたビジネス・インジケータを「選択済み」セクションに移動します。また、「追加」アイコンをクリックして、新しいビジネス・インジケータを作成できます。作成されたビジネス・インジケータは「選択済み」セクションに自動的に追加されます。

    注意:

    アクティビティが変更されると、デザイナで単一マーク・フロータのアクティビティ・アンカーが更新されます。

    完了すると、「ビジネス・インジケータ」タブは図18-28のようになります。

    図18-28 「ビジネス・インジケータ」タブ

    図18-28の説明が続きます
    「図18-28 「ビジネス・インジケータ」タブ」の説明

    注意:

    単一マークのメジャーの作成と選択のみができます。ディメンションは暗黙的に単一マークに追加され、単一マークではカウンタの作成と選択はできません。カウンタ・マークではカウンタの作成と選択のみができます。

18.4.4.3 コンポジット・レベル分析サンプリング・ポイントを構成する方法

分析サンプリング・ポイント(プロセスの起動/停止、アクティビティの起動/停止)をSOAコンポジット・アプリケーション・レベルで構成できます。コンポジット・レベル構成は、コンポジットですべてのBPELプロセスに適用されます。分析を特定BPELプロセス・レベルで構成する方法の詳細は、「プロセス・レベル分析サンプリング・ポイントを構成する方法」を参照してください。

コンポジット・レベル分析サンプリング・ポイントを構成するには:

  1. 図18-29に示すように、SOAコンポジット・エディタの上で、「分析の構成」アイコンをクリックします。

    図18-29 SOAコンポジット・エディタの上にある「分析の構成」アイコン

    図18-29の説明が続きます
    「図18-29 SOAコンポジット・エディタの上にある「分析の構成」アイコン」の説明

    図18-30に示すように、「SOA分析メトリック」が表示されます。

    図18-30 「SOA分析メトリック」ダイアログ

    図18-30の説明が続きます
    「図18-30 「SOA分析メトリック」ダイアログ」の説明
  2. 適切なオプションを選択して「OK」をクリックします。表18-8に詳細を示します。

    表18-8 「コンポジット分析設定」ダイアログ

    要素 説明

    すべてのアクティビティに対して生成

    すべてのプロセス・イベントとアクティビティ・イベントに対して標準分析イベントを生成します。

    ヒューマン・ワークフロー・アクティビティのみ

    ヒューマン・タスク・イベントに対してのみ標準分析イベントを生成します。

    BPELプロセスの開始および停止のみ

    BPELプロセスの開始および停止に対して標準分析イベントを生成します。

    生成しない

    標準分析イベントは生成されません。


18.4.4.4 プロセス・レベル分析サンプリング・ポイントを構成する方法

分析サンプリング・ポイント(プロセスの起動/停止、アクティビティの起動/停止)を個々のBPELプロセス・レベルで構成できます。プロセス・レベル構成は、特定のBPELプロセスで標準分析イベントの生成にのみ適用されます。プロセスのユーザー定義測定イベントの生成に影響しません。有効にされている場合、ユーザー定義測定は必ず、測定イベントを生成します。

分析をSOAコンポジット・アプリケーション・レベルで構成する方法の詳細は、「コンポジット・レベル分析サンプリング・ポイントを構成する方法」を参照してください。

プロセス・レベル分析サンプリング・ポイントを構成するには:

  1. 「分析ビューにアクセスする方法」の説明に従って、分析ビューでBPELプロセスにアクセスします。
  2. 図18-31に示すように、BPELプロセスの上で、「分析の構成」アイコンをクリックします。

    図18-31 「分析の構成」アイコン

    図18-31の説明が続きます
    「図18-31 「分析の構成」アイコン」の説明

    図18-32に示すように、「BPELに対するコンポジット分析サンプリング・ポイント」ダイアログが表示されます。

    図18-32 「BPELに対するコンポジット分析サンプリング・ポイント」ダイアログ

    図18-32の説明が続きます
    「図18-32 「BPELに対するコンポジット分析サンプリング・ポイント」ダイアログ」の説明
  3. 適切なオプションを選択して「OK」をクリックします。表18-9に詳細を示します。

    表18-9 「プロセス分析設定」ダイアログ

    要素 説明

    コンポジット・デフォルトから継承

    「コンポジット・レベル分析サンプリング・ポイントを構成する方法」で説明されているコンポジット・レベル分析構成から分析設定を継承します。

    ヒューマン・ワークフロー・アクティビティのみ

    ヒューマン・タスク・アクティビティ・イベントに対して標準分析イベントを生成します。

    Interactiveに対してのみ生成

    対話型プロセス・イベントとアクティビティ・イベント(ヒューマン・タスク・イベントなど)に対してのみ標準分析イベントを生成します。

    BPELプロセスの開始および停止のみ

    BPELプロセスの開始および停止に対して標準分析イベントを生成します。

    生成しない

    標準分析イベントは生成されません。

    プライマリ・プロセス

    プロセスがSOAコンポジット・アプリケーション用プライマリ・プロセスの1つの場合に分析ランタイムに通知するように選択します。


18.4.5 ビジネス・インジケータをビジネス・インジケータ概要エディタで編集する方法

ビジネス・インジケータ概要エディタでSOAコンポジット・アプリケーション用ビジネス・インジケータの作成、編集および削除ができます。その際、これらのビジネス・インジケータが特定のBPELプロセスにバインドされたかどうかは関係ありません。このエディタではこれらのビジネス・インジケータのバインディングは、削除されていないかぎり変更されません。ビジネス・インジケータが削除されると、特定のBPELプロセスのバインディングもすべて削除されます。

ビジネス・インジケータ概要エディタは、ビジネス・インジケータの編集と削除を行うための唯一の方法です。「構造」ウィンドウまたはプロパティ・インスペクタからアクセスするカウンタ、ディメンションおよびメジャーの様々なダイアログからは、ビジネス・インジケータを編集または削除できません。BPELプロセスへのバインディングのみ編集できます。「構造」ウィンドウやプロパティ・インスペクタからのビジネス・インジケータのビューは実際、ビジネス・インジケータのバインド・ビューであり、すべてのビジネス・インジケータのビューでありません。バインドされていないビジネス・インジケータは、「構造」ウィンドウやプロパティ・インスペクタに表示されません。

ビジネス・インジケータ概要エディタにおける関連の変更は、「構造」ウィンドウやプロパティ・インスペクタに反映されます。「構造」ウィンドウやプロパティ・インスペクタにおける関連の変更は、ビジネス・インジケータ概要エディタに反映されます。

ビジネス・インジケータをビジネス・インジケータ概要エディタで編集するには:

  1. 「アプリケーション」ウィンドウで、「ビジネス・インジケータ」をダブルクリックします。図18-33に詳細を示します。

    図18-33 ビジネス・インジケータ概要エディタ

    図18-33の説明が続きます
    「図18-33 ビジネス・インジケータ概要エディタ」の説明
  2. 必要に応じて、カウンタ、メジャーおよびディメンションのビジネス・インジケータの作成、編集および削除を行います。

    注意:

    属性と呼ばれるビジネス・インジケータの特殊タイプも作成できます。ただし、Oracle SOA Suite分析デザインタイムではBPELプロセスにバインディングする属性は、現時点ではサポートされていません。したがって、「構造」ウィンドウやプロパティ・インスペクタでBPELプロセスに属性を作成したりバインドできません。

18.4.6 BPEL分析のデプロイ

分析構成はSOAコンポジット・アプリケーションのデプロイメントに含まれています。コンポジットで定義されている分析がない場合、分析はデプロイされません。

SOA分析デプロイメントでは、次の手順が実行されます。

  • 分析定義(コンポジット、プロセス、アクティビティおよびロール)データ・オブジェクトが移入されます。

  • コンポジット固有の物理データ・オブジェクトと論理データ・オブジェクト(プロセスとアクティビティ)が作成されます。

データ移入がコンポジット・レベルまたはコンポーネント・レベル(BPELプロセス)で行われるかどうかに基づいて、分析デプロイメントは2つの手順に分かれています。

  • コンポジット・レベルの分析デプロイメント

    コンポジット定義データ・オブジェクトが移入され、コンポジット固有の物理データ・オブジェクトと論理データ・オブジェクトが作成されます(プロセスとアクティビティ)。コンポジットがデプロイされる際にコンポジット・レベルの分析デプロイメントが起動されます。このデプロイメント手順はコンポジットで一度実行されます。

  • コンポーネント・レベルの分析デプロイメント

    プロセス、アクティビティおよびロール定義データ・オブジェクトが移入されます。コンポーネントがデプロイされる際にコンポーネント・レベルの分析デプロイメントが起動されます。このデプロイメント手順はコンポジットの各コンポーネントで実行されます。

18.4.7 実行時におけるBPEL分析の表示

デプロイされた分析メタデータに基づいて、測定イベントがトリガーされます。開始や停止などのBPELプロセスおよびアクティビティ・イベントによって、測定イベントがトリガーされます。測定用に定義したビジネス・インジケータのすべての値をBPELプロセス・サービス・エンジンから測定イベントで取得し、合成してOracle BAMに公開できます。

BPELプロセスとアクティビティ・イベント自体は、分析サンプリング・コントロールに基づいて、Oracle BAMにも公開できます。BPELプロセスとアクティビティ・イベントでも、適用可能なビジネス・インテリジェンスの値が取得されます。

BPEL測定イベントは、SOA分析データ・オブジェクト(プロセスとアクティビティ)にBAMで公開されます。

BPELプロセス分析のOracle Business Activity Monitoring (BAM)との統合の詳細は、『Oracle BAMでのビジネス・アクティビティのモニタリング』の「Oracle SOA Suiteとの統合」および『Oracle SOA Suiteの理解』の「Oracle Business Activity Monitoringによるビジネス・インサイトの取得」を参照してください。