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Oracle® Fusion Middleware Oracle User Messaging Serviceの管理
12c (12.1.3)
E59412-01
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B AQ JMSを設定したユーザー・メッセージング・サービスの構成

この付録では、WLS JMSではなくAQ JMSを使用するようにUMSを構成する方法を説明します。これは、WebLogic Server管理コンソールを使用して実行できます。

ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)は、Oracle Streams Advanced Queuing (AQ) JMSを使用するように構成できます。AQ JMSでは、データベース接続を使用してWebLogic Serverクラスタ全体にアクセス可能なデータベースにJMSメッセージが格納されるため、データベース機能やデータ操作およびバックアップのツールを利用できるようにします。典型的な使用例として、サーバー全体の移行の標準サポートでは不十分な、拡張された高可用性(HA)があります。クラスタ内のあるUMSノードに障害が発生した場合、他のノードが障害が発生したUMSノードに対するデータベースからのメッセージを受信するため、メッセージは失われません。

次のタスクでは、WebLogic Server管理コンソールを使用してAQ JMSを設定したUMSの構成方法について説明します。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。

    ドメイン内のすべての管理対象サーバーを停止します。

  2. 左パネルの「チェンジ・センター」で、「ロックして編集」をクリックして構成変更のためにドメインをロックします。

  3. 左側の「ドメイン構造」で、「サービス」ノードを開き、「メッセージング」ノード下の「JMSモジュール」に移動します。次の図のような、このドメイン用に作成されたJMSシステム・モジュールが一覧表示されたページが表示されます。

    jms_modules.gifの説明が続きます
    図jms_modules.gifの説明

  4. UMSJMSSystemResourceを選択して「サブデプロイメント」タブに移動します。再構成するクラスタで稼働しているUMSJMSServerに移動し、次の図に示すように、すべてのUMSJMSServer_auto_xサーバーのターゲット設定を解除します。「保存」をクリックします。

    jms_untarget.gifの説明が続きます
    図jms_untarget.gifの説明

  5. UMSJMSSystemResourceの「ターゲット」タブに移動します。次の図に示すように、クラスタのチェック・ボックスの選択を解除してUMSJMSSystemResourceのクラスタのターゲット設定を解除します。「保存」をクリックします。

    UMSJMSSystemResourcesページ
  6. 最初の図に示すように、「JMSモジュール」表からUMSAQJMSSystemResourceに移動します。

  7. UMSAQJMSSystemResourceの「ターゲット」タブに移動し、次の図に示すように、UMSJMSSYstemResourceのターゲット設定を解除したのと同じクラスタにUMSAQJMSSystemResourceをターゲット設定します。

    UMSAQJMSSystemResourceページ

    設定を保存します。

  8. 「チェンジ・センター」で、「変更のアクティブ化」をクリックし、ドメイン内のすべての管理対象サーバーを起動します。