この付録では、User Messaging Service (UMS)を11gから12cにアップグレードする際にリモートの管理対象サーバー・ノードから管理サーバーにコピーされるUMS構成ファイルの場所を示します。必要な前提条件をすべて満たし、必要なログイン情報を指定した場合、アップグレード・アシスタントにより、リモート構成ファイルが自動的にコピーされます。アップグレード・アシスタントを使用した構成ファイルのコピーの詳細は、Oracle Fusion Middleware Upgrade AssistantによるアップグレードのUMSの構成に関する項を参照してください。
アップグレード・アシスタントで構成ファイルの自動コピーが失敗した場合のみ、これらのファイルを手動でコピーする必要があります。
構成ファイルは、リモートの管理対象サーバーから管理サーバー上の同じ場所にコピーする必要があります。コピーする必要がある構成ファイルには、UMSサーバー構成ファイル(appconfig.xml
)、ドライバの構成ファイル(driverconfig.xml
)およびユーザー・プリファレンス・ファイル(businessterms.xml
)があります。これらのファイルは、表A-1に示されているように、各管理対象サーバーのapplicationsフォルダにあります。
管理対象サーバーから管理サーバーに構成ファイルを手動でコピーした後に、アップグレード・アシスタントを再度実行する必要があります。
表A-1 構成ファイルの場所
構成ファイル | 場所 |
---|---|
UMSサーバー |
<DOMAIN_HOME>/config/fmwconfig/servers/<MANAGED_SERVER_NAME>/applications/usermessagingserver/configuration/appconfig.xml |
ドライバの構成( |
<DOMAIN_HOME>/config/fmwconfig/servers/<MANAGED_SERVER_NAME>/applications/usermessagingdriver-<DRIVER_NAME>/configuration/driverconfig.xml |
ユーザー・プリファレンス( |
<DOMAIN_HOME>/config/fmwconfig/servers/<MANAGED_SERVER_NAME>/applications/usermessagingserver/configuration/businessterms.xml |
注意: ドメイン内に複数のドライバがデプロイされている場合は、すべてのドライバの構成ファイルをコピーしていることを確認してください。<DRIVER_NAME>を、ドメインにデプロイされているすべてのドライバ名で置き換えて確認します。 |